年末に向けて まず2連荘…

東京フィルハーモニー交響楽団第35回東京オペラシティ定期演奏会東京都交響楽団第654回定期演奏会

木曜日、金曜日とコンサートを2連荘。

木曜日は、東フィルのオペラシティ定期。若杉弘さん指揮で、シューベルトの交響曲第8番「未完成」&ブルックナーの交響曲第9番というプログラム。金曜日は、上野の文化会館で、都響&インバルの第1弾、マーラー第7番を聴いてきました。

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若杉&東フィル2連荘!

豪勢なことに、土日と若杉弘&東京フィルを2日連続で堪能して参りました。(^_^;)

まず土曜日は、サントリーホールで第720回定期演奏会。プログラムは

  • プフィッツナー:歌劇『パレストリーナ』より 3つの前奏曲
  • ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 (ノヴァーク版)

今日は、渋谷オーチャードホールで、第721回定期演奏会。こちらは、職場の先輩から譲っていただいたもの。

  • シューベルト:劇音楽『ロザムンデ』序曲
  • マーラー:『こどもの不思議な角笛』より
    ――ラインの伝説/魚に説教するパドヴァの聖アントニウス/高い知性を讃える/少年鼓手/死せる鼓手
  • ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.72

若杉さんの指揮は、指揮台でぴんと背筋を伸ばされた姿勢そのままに、実に端正、すみずみまで神経の行き届いた演奏です。昨日のブルックナー7番も、ちょっとゆっくり目のスピードで始まり、最後までテンポを加速させることもなく、きっちり奏でてゆくという感じでした。東京フィルの弦も、透明度の高い音を響かせていて、僕好み。ブルックナーの、天上から降ってくるような音の響きを堪能させていただきました。

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東京フィル第719回定期演奏会 シューベルト交響曲第4番、チャイコフスキー交響曲第6番他

3・19集会のあと、銀座パレードを我慢してぬけだしたのは、久しぶりの東京フィルハーモニーのコンサートにいくためでした。

プログラムは、以下の通り。

  • シューベルト:交響曲第4番 ハ短調 D.417 “悲劇的”
  • ホフマイスター:ヴィオラ協奏曲 ニ長調
  • — 休憩 —
  • チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 op.74 “悲愴”

指揮は、ヴィオラ奏者でもあるユーリー・バシュメット。1曲目が「悲劇的」で3曲目が「悲愴」と、ちょいと暗めのプログラムですが、2曲目では、指揮者のバシュメット自身がヴィオラ・ソロをするという、いわゆる“弾き振り”を楽しませていただきました。
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井上道義&東フィル/ブルックナー交響曲第8番

井上道義・東フィル定期演奏会チラシ

今日は、井上道義さんが振るということで、東京フィルハーモニーの定期演奏会(サントリーホール)に行ってきました。プログラムは、

  • バーンスタイン/交響曲第2番 「不安の時代」
  • ブルックナー/交響曲第8番 ハ短調(ノヴァーク版第2稿)

前半は、仕事が押したために間に合わず聞けませんでした。めずらしい曲目なので聞きたかったんですけどね…。残念。

後半は、僕の大好きなブルックナーの最後の交響曲(第9番は未完だから)。井上さんの指揮は、力を内に込める?という感じで、派手さはないのですが、ぎゅうっと内実が詰まった感じでした。2階RB席ということで、バイオリンの音がストレートに飛んでくる感じで、ちょっと生々しくて最初は落ち着かなかったんですが、第3楽章になるとそんなのも気にならず、至福の音楽を楽しませていただきました。一転して第4楽章では、本当に力を内面にみなぎらせたという感じで、盛り上がりました。東フィルも、木管、金管ががんばって、力強い音を響かせていました。

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東フィル定期演奏会

一昨日(17日)、友人が仕事で行けなくなったというチケットをもらって、東京フィルハーモニーの定期演奏会に行ってきました。指揮はマリン・ウォルソップというニューヨーク生まれの女性。2曲目の「来たれ!エマニュエル」は打楽器との協奏曲という変わり種です。

  • ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲
  • ジェイムズ・マクミラン:来たれ!エマニュエル
  • ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98

【演奏会情報】 指揮=マリン・ウォルソップ/パーカッション=コリン・カリー/サントリーホール

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チョン・ミョンフン指揮東フィル演奏会

今日は、オペラシティ・コンサートホールで、チョン・ミョンフン指揮東京フィルハーモニー交響楽団の特別演奏会を聴いてきました。プログラムは以下の通り。

  • ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第1、第2組曲
  • ショスタコーヴィッチ:交響曲第5番「革命」ニ短調、作品47

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オーケストラ楽団員の給与

今日の「毎日新聞」の「当世給料事情 あなたの値段」という記事のなかに、オーケストラ楽団員の平均年収が紹介されていました。

一番高いのがN響で平均年収約1000万円、続くのが読響770万円、都響700万円で、日フィルは475万円東フィルは465万円となっています。NHKからの交付金が約30億円の年間収入の約半分を占めるN響の安定ぶりはダントツといえます。

しかし、楽器自分持ちで働く演奏家の年収が400万円台というのは、あまりにかわいそう。しかも平均400万円台といえば、新しく入団する演奏家の場合はいかほどか、ちょっと悲惨…。同記事では、「残念ながら楽団の質と年収の水準は比例する」という某コンマスの発言も紹介されていますが、日フィルや東フィルの演奏水準がN響の半分以下だとは思いません。がんばれ! 日本のオーケストラ!

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