民主党の小沢代表が辞意を表明。
小沢代表が居座り続ければ続けるほど、麻生内閣の支持率が回復してゆくのだから、辞めざるを得なくなったところだろう。しかし、西松建設違法献金問題については何の釈明もなく、時事通信の記事が指摘するとおり、民主党にとっては「辞めて片がついた」といえるような状況ではないだろう。
むしろ、明後日13日に今国会初の党首討論が予定されていたのに、その直前での辞任表明で自民党から「逃げ出した」と攻撃されても抗弁不能。“貧すれば鈍する”とはこのことで、辞めるならもっと早く、とっとと辞めておけばよかったものを…。「国策捜査だ」といって問題をすり替えられると思ったあたりから、すでに判断ミスだったのだが。
それにしても、後継代表は鳩山氏か岡田氏を軸にとは…。どちらも、小沢執行部の一員。鳩山幹事長にいたっては、小沢擁護の先頭に立ってきた人物。これではとても、「政治とカネ」で自浄能力を働かせることはできない。
小沢氏、説明責任果たさず退場へ=民主、立て直し険しく(時事通信)
【小沢辞任】後継代表選びは鳩山、岡田両氏を軸に展開か(MSN産経ニュース)