都響第606回定演Bシリーズ/ワーグナー:ニーベルングの指輪ハイライト

今シーズンは、都響定演Aシリーズ(上野・文化会館)をとっているのですが、今日は、ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指輪」ハイライトで、緑川まりさんがブリュンヒルデを歌うということで、サントリーホールの定演(Bシリーズ)に行ってきました。

  • 「ラインの黄金」?前奏?ラインの乙女たちと黄金強奪
  • 「ワルキューレ」?ワルキューレの騎行/ヴォータンの告別と魔の炎の音楽(フィナーレ)
  • 「ジークフリート」?愛の二重唱(フィナーレ)
  •     休憩
  • 「神々の黄昏」?夜明けとジークフリートのラインの旅/ジークフリートの死と葬送音楽/ブリュンヒルデの自己犠牲と終曲

【演奏会情報】指揮:飯守泰次郎/ブリュンヒルデ:緑川まり/ジークフリート:成田勝美/ヴォータン:長谷川顯/アルベリヒ:島村武男/ヴォークリンデ:平井香織/ヴェルグンデ:田中三佐代/フロスヒルデ:大林智子/サントリーホール 2005年4月22日 19時開演

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ベルティーニ氏逝く

東京都交響楽団の音楽監督ガリー・ベルティーニ氏が、17日、テルアビブで死去。今年3月末で都響音楽監督を退任し、桂冠指揮者に就任する予定でした。

僕は、残念ながら、ベルティーニ&都響ではなかなか納得できる演奏に出合えませんでした。しかし、そのマーラーの迫力は凄まじいものがありました。桂冠指揮者となってからも、当然、また指揮をみる機会はあるものだと思っていただけに、残念です。合掌。

指揮者のベルティーニさん死去 都交響楽団の音楽監督(朝日新聞)

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都響 プロムナードコンサート

来年4月から東京都交響楽団の常任指揮者にジェイムズ・デプリースト氏が就任するという話を、昨日初めて知り、今日そのデプリースト氏が指揮する都響のコンサートがあるというので、昨晩に続いてまたまたサントリーホールに出かけてきました。

といっても事前にチケットを入手できなかったので、当日券の窓口に並びました。そうしたら順番を待っているあいだに、「チケットが余っているので、よかったら買ってもらえませんか」と声をかけられ、1階前から6列目という席をゲットしました。最近は安くあげるために2階席、それも後ろの方ばかりだったので、舞台に近い席はひさびさ。オーケストラの音がストレートで聞こえ、なかなかいい席でした。

プログラムは、以下の通り。ロシア音楽シリーズです。ヴァイオリンのソリストは、川久保賜紀さんです。

  • グラズノフ:演奏会用ワルツ第1番 ニ長調 op.47
  • チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
  • チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 op.36

3曲とも、いわゆるロシア音楽らしく、ロマンティックな曲でした。川久保さんのヴァイオリンは、情熱的で力強い演奏でした。前から6列目だったので、川久保さんの弾くバイオリンの胴体のf字孔から、“ここから音が聞こえてますよ?”という感じで、ビンビン音が響いてきました。
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オーケストラ楽団員の給与

今日の「毎日新聞」の「当世給料事情 あなたの値段」という記事のなかに、オーケストラ楽団員の平均年収が紹介されていました。

一番高いのがN響で平均年収約1000万円、続くのが読響770万円、都響700万円で、日フィルは475万円東フィルは465万円となっています。NHKからの交付金が約30億円の年間収入の約半分を占めるN響の安定ぶりはダントツといえます。

しかし、楽器自分持ちで働く演奏家の年収が400万円台というのは、あまりにかわいそう。しかも平均400万円台といえば、新しく入団する演奏家の場合はいかほどか、ちょっと悲惨…。同記事では、「残念ながら楽団の質と年収の水準は比例する」という某コンマスの発言も紹介されていますが、日フィルや東フィルの演奏水準がN響の半分以下だとは思いません。がんばれ! 日本のオーケストラ!

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