リカード研究の必要性

最近、菱山泉氏(京都大学名誉教授)の入門書的な本を2冊ばかり読みました。

  • 『近代経済学の歴史――マーシャルからケインズまで』(講談社学術文庫、1997年。親本は有信堂、1965年)
  • 経済学者と現代2『リカード』(日本経済新聞社、1979年)

なんで、こんなものを読んだのかというと、リカードやスラッファの経済理論を勉強してみたいのです。そもそもは、置塩氏の研究から触発されて、リカードを現代に再生したというスラッファの『商品による商品の生産』をずいぶんと前に飼ったのですが、そもそもリカードは『経済学と課税の原理』も読んだことがないので、全然歯が立ちません。そこで、ともかく周辺から探っていこうと、スラッファの代表作『商品による商品の生産』の翻訳者である菱山氏の本を読むところから始めた訳です。

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ハリーポッターが大量「不良在庫」か?

タイトルが東スポ化してますが、初版290万部を発行したハリーポッター第5巻の売れ行きが伸び悩み、このままでは大量の不良在庫が出るのではないかというお話です。一般の書籍は返本可能ですが、ハリーポッターは買い取り制(返本できるのは5%まで)なため、売れ残ると書店側の赤字になります。

ハリ・ポタ」売れ行き鈍化、大量在庫に書店戸惑う(読売新聞)
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町村外相の靖国発言について中国が論評

9/28の町村外相の発言にたいし、中国外交部報道官がコメントしました。外相本人の発言については「確認していない」として直接的な言及は避けつつ、原則的な態度をゆるがせにしないとの態度を表明しています。

日本首脳の靖国参拝問題を論評 外交部報道官–人民網日文版–2004.09.29
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