ところでさっきの記事ですが

さっきの毎日新聞の記事ですが、おしまいの方を読んでいくと、こんな記事が出てきます。

日の丸掲揚・君が代斉唱を巡る懲戒は194人。前年度から168人も増えたが、全体のうち179人が東京都だった。

前年26人だったのが一挙に194人になった、しかも処分者のうち92%が東京だという、この異常ぶり。石原知事と都教委のやっていることが、どれほど常軌を逸しているか分かろうというものです。そんな大事なことを、わいせつ教師処分の記事と(いくらニュースの出所が1つだからといって)一緒に掲載して平気な「毎日新聞」も相当なものです。

これも…

児童などへのわいせつ行為などで、昨年度に155人の教師が処分されていたことが明らかに。

世間がこれだけ乱れていれば、学校の先生だけ「聖人君子たれ」と言っても無理だとは思うが、それにしてもちょっとタガが外れすぎ。なお、小学校など子どもに接する機会の多い職場には、必ず一定の割合で「幼児性愛者」が集まるが、それは病理だから、適切に処置するしかない、と僕は思っている。しかし、いまの日本の現象は、そうした問題ではなく、やっぱり社会的な退廃現象だと思う。

わいせつ教師:03年度懲戒処分は155人 過去、最多に(毎日新聞)
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こんどは日体大スキー部

こんどは、日体大スキー部員が、同じスキー部の女子部員を強姦しようとして逮捕されていたことが明らかに。

事件は8月に起きたというから、1年生といっても、大学に入学してまだ4カ月ほど。そんな女子部員を、上回生が遠征先の宿舎で襲うなどというのは全くの論外だ。それにしても、襲った上回生は、事件がばれるということを考えなかったのだろうか? こういう言い方をすると変なふうに聞こえるかも知れないけれど、「1年生なら、おとなしく黙っているだろう」と思ったのだろうか? こんな奴の頭の中ってどうなっているのか、僕には理解不能だ。

日体大スキー部員強姦未遂 秋田で逮捕の2人、退学(共同通信)
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MTに入れない!!

今朝パソコンからmtにログインしようとしたらエラーになってしまって入れませんでした。携帯からは書き込めるみたいなのですが…。面倒なトラブルでなければ良いのですが。

●追記
いま仕事の出先からアクセスしていますが、無事に入れました。ひと安心です。

『世界』1月号

締め切り前の忙しい時期ですが、昨日は、仕事帰りの満員電車の中で、久しぶりに『世界』を読みながら帰ってきました。毎月買ってはいても、まともに読むのは久しぶりです。(^^;)

まず読んだのは、池明観氏の連載「境界線を超える旅」。氏の半生をふり返った自伝的な連載ですが、ちょうど「韓国からの通信」を書き始めた時期のことが書かれています。そのとき僕はちょうど中学3年生で、『世界』という雑誌のことは全く知りませんでした。それがまとめられて岩波新書として刊行されたときには、自分で買って読んだ記憶がありますが、もとよりどれだけ理解していたか…。連載を読みながら、あらためて「維新体制」下の韓国民の暮らしを思い浮かべました。池明観氏が、金大中事件について「日本国民が韓国の問題にたいして近代史以降これほど人道的関心を示したことがあるであろうか」と述べておられるのが印象に残りました。

そのほか、河野洋平衆院議長へのインタビュー「日中『政冷』を憂慮する」、伊東光晴氏の論文、金子勝氏とA・デウィッ氏の論文をとりあえず読みました。

伊東光晴「景気上昇はなぜ起きたか」は、90年代不況の初期対策として増税をおこなうべきだったと主張しており、にわかには理解しがたいところもありますが、日本の場合、減税が景気刺激策として効果がないという指摘は説得力があります。注にあげられた赤羽隆夫『日本経済探偵術』、同「図解、2003年の経済」(『エコノミスト』2003年1月14日号)は読んでみる価値あり?

金子勝、A・デウィット「ネオコンからテオコンへ」は、前に「日刊ゲンダイ」の記事として紹介した話とテーマは同じですが、内容はずっと真面目なもの。<1>ブッシュはチェイニーなどに操られる人形だという漫画的理解とは異なって、ブッシュはホワイトハウスの政策決定過程において実際に大きな役割を果たしている、<2>ブッシュ自身がアドバイザーの人脈を非常に小さな均質なグループに限るようになりつつあり、政策を決定する際には、多くの情報にもとづく議論や熟考よりも、信仰心と祈りに強く裏打ちされた「本能的直感」を重視するようになっている、という米ジャーナリストの分析を紹介しています。