NHK特番への介入事件で、朝日新聞側は、今日のNHKの記者会見に反論。当時の放送総局長・松尾氏は、政治家からの「圧力とは感じた」と明確に述べたとして、「言論に携わる責任ある立場の人が発言内容を翻したことは誠に遺憾。記事には根拠がある」とNHKに抗議しています。
日別アーカイブ: 2005-01-19
NHK側の態度と対応(続き)
さて、NHKの今日の会見ですが
- 図まで使って番組の製作過程を詳しく説明したというが、経過そのものには目新しい説明は何もない。
- なぜ19日から再編集作業が始まったのか、また、相前後して番組の内容が外部に漏れ、右翼などが抗議するようになったのか。その点にも触れていない。
- 1月29日に安倍晋三氏のところへ行ったときに、「国会議員の間でさまざまな議論がある」という事情から「この機会に番組を説明しておこうと思」ったとしながら、「今後放送される番組の説明をすることは通常の業務の範囲内」としているのは論理的に不整合。
- コンプライアンス推進委員会としては、「国会議員の間でさまざまな議論がある」ときにNHKの側から「番組を説明」することが放送法第3条やNHKの倫理・行動憲章に照らして適切だったかどうか検討しなければならないはずなにの、検討されていない。
- コンプライアンス推進委員会が、経過の検討を、中川昭一氏と安倍晋三氏との関係だけに絞っているのも不可解。今回の事件のなかで、自民党の国会議員でつくる「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の下村博文事務局長が「私のところにも、放送前に、呼び出したわけではなく、NHKの方から、『このまま放送するのは問題があると思っているので、もう一度、編集を含めて検討したい』と言ってきた」と明らかにしている。とすれば、こうした行動こそが、放送法やNHK倫理・行動憲章に照らして適切だったかどうか明らかにすることが求められるはず。
- それから、コンプライアンス推進委員会に1カ月以上前に告発したにもかかわらず、これまで何の動きもなかったのが、朝日新聞の報道以来、1週間で結論が出たというのも不思議。
ということで、今日は、当時の松尾放送総局長が直接テレビの前に出てきて話していましたが、その内容は、基本的に前日のコメントと同じです。
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中山成彬文科相、「総合学習」の見直し示唆
教育は「国家百年の計」、「朝令暮改」の愚は避けるべし。3年で見直されることになった「総合学習の時間」ですが、いったい誰がこれを推進したのか。ぜひ反省の弁を聞きたいものです。
小中学校の総合学習見直し示唆 文科相、学力低下傾向で(中日新聞)
【百年の計】遠い将来まで見通しを立てた計画。
【朝令暮改】〔朝出された命令が夕方には改められる意〕法令などがすぐに変更されて一定せず、あてにならぬこと。朝改暮変。
三省堂「大辞林」CD-ROM版より
NHK側の態度と対応
NHK特番への介入問題で、NHK側の態度と対応について記事を貼り付けておきます。
韓国人元徴用工、逆転一部勝訴
第2次世界大戦中に、広島市の旧三菱重工業の工場に強制連行され、被爆したとして韓国人元徴用工40人が国と三菱重工業を訴えていた裁判の控訴審で、広島高裁は、国に賠償支払いを命じる判決を言い渡しました。
別のサイトで計ってみました
ブロードバンドスピードテスト(通信速度測定サイト)では、こんな結果が出ました。
測定サイト http://www.bspeedtest.jp/ v2.3.3
測定時刻 2005/01/19 00:19:29
回線種類/線路長/OS ADSL/2.0km/Windows 2000
キャリア/ISP/地域 eaccess 50Mbps/sannet/東京都
ホスト1: WebArena(NTTPC) 5.9Mbps(1764kB,2.6秒)
ホスト2: SAKURAインターネット 5.9Mbps(3063kB,4.3秒)
推定最大スループット: 5.9Mbps
他にも、いろんなサイトで計ってみました。
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