不覚にも泣いてしまいました。なんで、こんな映画で涙が出てきたのか? われながら不思議です。(^^;)
僕は、タイトルから、ベルリン・フィルがどこかの子ども相手にオーケストラの練習をする、というNHK「ようこそ課外授業」的な映画を勝手に想像していました。しかし、実際に見て、全然違っていて、引き込まれてしまいました。まず登場する子どもたちが、本当にいろんな困難な条件におかれていること。そして、クラシックなんて一度も聞いたことがないし、ダンスをしたこともないという、その子どもたちが、ロイストン・マルドゥームによる練習を通して、少しずつ変わっていく様子が、サイモン・ラトルとベルリン・フィルの練習風景と片身代わりに登場しながら、映画はすすんでいきます。