流氷は来たれど…

北海道のオホーツク海沿岸の枝幸(えさし)町で、19日、沖合に流氷が現われました。

これまで、枝幸測候所や雄武測候所が「流氷初日」(流氷が海岸から初めて見えた日)などを観測して発表していましたが、両測候所とも昨年10月に廃止され、今年からは「流氷初日」の発表は行われなくなりました。

流氷群出現:白い帯が海の青さに映え 北海道枝幸町(毎日新聞)
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blockquoteでIEのバグ?

<blockquote>?</blockquote>の中に<p>?</p>が入れ子になったときに、その後に続くエントリーの表示がずれるという問題がIEのバグとして報告されています。→我楽: 引用タグ<blockquote>の後がずれる件について。(改)

しかし、僕のところでは、<blockquote>をcssでレイアウトしたときに、border指定で一方側にのみ線を入れるようにすると、微妙に表示が左にずれていくという現象が起きています(IEのみ)。border指定で4方向全部に線を指定すると大丈夫なのですが、上下左右どれか1つだけ指定したり、0pxで線を引こうとすると、おかしくなります。

で、どうやって対応したかというと、左側だけ色を指定し、上下と右側は背景と同じ色に指定して誤魔化しています。(^^;) 

Firefox(1.0)やNetscape7.1では、そうした現象は起きていません。

ライス時期国務長官が上院で証言

ライス次期米国務長官が、上院外交委員会で証言。

イラク政策について「良い決断も、良くなかったかもしれない決断もした」とは、なんて無責任な! キューバ、ミャンマー、北朝鮮、イラン、ベラルーシ、ジンバブエの6カ国を「専制の前線」と名指し批判。ほんとアメリカって、懲りない国ですね。で、どうするつもり?

しかし、北朝鮮については、「攻撃したり侵略したりする意図はない」と明言しているし、6カ国協議についても再開の可能性を示唆しています。日経の記事にはないけれど、読売などは「『北朝鮮にも再開の意思はあると思う』と期待感を表明」と報道しています。
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朝日側はNHK会見に抗議

NHK特番への介入事件で、朝日新聞側は、今日のNHKの記者会見に反論。当時の放送総局長・松尾氏は、政治家からの「圧力とは感じた」と明確に述べたとして、「言論に携わる責任ある立場の人が発言内容を翻したことは誠に遺憾。記事には根拠がある」とNHKに抗議しています。

NHK元総局長、発言翻す 朝日新聞抗議「報道に根拠」 – asahi.com : 社会
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NHK側の態度と対応(続き)

さて、NHKの今日の会見ですが

  • 図まで使って番組の製作過程を詳しく説明したというが、経過そのものには目新しい説明は何もない。
  • なぜ19日から再編集作業が始まったのか、また、相前後して番組の内容が外部に漏れ、右翼などが抗議するようになったのか。その点にも触れていない。
  • 1月29日に安倍晋三氏のところへ行ったときに、「国会議員の間でさまざまな議論がある」という事情から「この機会に番組を説明しておこうと思」ったとしながら、「今後放送される番組の説明をすることは通常の業務の範囲内」としているのは論理的に不整合。
  • コンプライアンス推進委員会としては、「国会議員の間でさまざまな議論がある」ときにNHKの側から「番組を説明」することが放送法第3条やNHKの倫理・行動憲章に照らして適切だったかどうか検討しなければならないはずなにの、検討されていない。
  • コンプライアンス推進委員会が、経過の検討を、中川昭一氏と安倍晋三氏との関係だけに絞っているのも不可解。今回の事件のなかで、自民党の国会議員でつくる「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の下村博文事務局長が「私のところにも、放送前に、呼び出したわけではなく、NHKの方から、『このまま放送するのは問題があると思っているので、もう一度、編集を含めて検討したい』と言ってきた」と明らかにしている。とすれば、こうした行動こそが、放送法やNHK倫理・行動憲章に照らして適切だったかどうか明らかにすることが求められるはず。
  • それから、コンプライアンス推進委員会に1カ月以上前に告発したにもかかわらず、これまで何の動きもなかったのが、朝日新聞の報道以来、1週間で結論が出たというのも不思議。

ということで、今日は、当時の松尾放送総局長が直接テレビの前に出てきて話していましたが、その内容は、基本的に前日のコメントと同じです。
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中山成彬文科相、「総合学習」の見直し示唆

教育は「国家百年の計」、「朝令暮改」の愚は避けるべし。3年で見直されることになった「総合学習の時間」ですが、いったい誰がこれを推進したのか。ぜひ反省の弁を聞きたいものです。

小中学校の総合学習見直し示唆 文科相、学力低下傾向で(中日新聞)

【百年の計】遠い将来まで見通しを立てた計画。
【朝令暮改】〔朝出された命令が夕方には改められる意〕法令などがすぐに変更されて一定せず、あてにならぬこと。朝改暮変。
三省堂「大辞林」CD-ROM版より

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韓国人元徴用工、逆転一部勝訴

第2次世界大戦中に、広島市の旧三菱重工業の工場に強制連行され、被爆したとして韓国人元徴用工40人が国と三菱重工業を訴えていた裁判の控訴審で、広島高裁は、国に賠償支払いを命じる判決を言い渡しました。

韓国人元徴用工が逆転勝訴 国に賠償命令(中国新聞)
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別のサイトで計ってみました

ブロードバンドスピードテスト(通信速度測定サイト)では、こんな結果が出ました。

測定サイト http://www.bspeedtest.jp/ v2.3.3
測定時刻 2005/01/19 00:19:29
回線種類/線路長/OS ADSL/2.0km/Windows 2000
キャリア/ISP/地域 eaccess 50Mbps/sannet/東京都
ホスト1: WebArena(NTTPC) 5.9Mbps(1764kB,2.6秒)
ホスト2: SAKURAインターネット 5.9Mbps(3063kB,4.3秒)
推定最大スループット: 5.9Mbps

他にも、いろんなサイトで計ってみました。
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趙紫陽氏、死去

17日、天安門事件への対応で失脚した中国共産党元総書記・趙紫陽氏が死去。中国外務省は、再評価などおこなわないと発表しました。

しかし他方で、亡くなる直前に、曽慶紅・国家副主席が見舞いに訪れたという報道もあり、注目されます。

趙紫陽氏死去:再評価行わずと見解示す 中国外務省報道官(毎日新聞)
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デンマーク軍、1年?1年半以内にイラク撤退

デンマーク軍司令官が、今後1年?1年半以内でイラク派遣部隊は任務を完了するだろうとの見通しを語ったそうです。

1年?1年半以内といえば、自衛隊の派遣延長と同じかそれ以上ですが、しかし、どこぞの総理大臣のように「とりあえず延長」するのと、派遣期限に見通しをもって臨むのとでは大違いです。それに、どこかの総理大臣は、いつまで派遣を延長するかは、イラク政府ではなくアメリカ政府と相談して決めてるみたいだし。

デンマーク軍、12?18カ月以内にイラク撤退=国内紙( ロイター)
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朝日新聞の検証記事

朝日新聞が、NHK特番への介入問題で、取材・報道の詳しい検証記事を載せています。

中川昭一氏とのやり取りを読むかぎり、中川氏が、放送前にNHKにたいし放送中止を含めた圧力をかけたことは明白。安倍晋三氏についても、10日の段階で「正確を期すために」として出したコメントを読むかぎり、NHKから放送内容の説明を聞いたうえで番組内容に具体的に踏み込んで「言うべき意見を言った」ことも動かしがたいように思います。

19日からのNHK内部での再編集作業がどうしておこなわれることになったのかは、依然として不明です。しかし、再編集作業が始まった直後から、右翼の抗議などが始まっているのは、偶然と言うのには余りにタイミングが良すぎると思います。

NHK番組改変問題、本社の取材・報道の詳細(朝日新聞)

中川昭一氏との一問一答 NHK番組改変問題(朝日新聞)

安倍晋三氏の主な発言 NHK番組改変問題(朝日新聞)

↓これは検証記事ではありませんが、関連記事として。

「NHK側から放送前に説明」自民・考える議員の会幹部(朝日新聞)
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Googleによるサイトのキャッシュ

Google Similiarを入れてみて、初めて分かったことなのですが、Googleによるサイトのキャッシュのなかに、“mt-comment.cgi?__mode=handle_sign_in&static=1&entry_id=6&logout=1”というページまで含まれています。

logoutしたことになっているので、結果的には、個別エントリーのページが表示されるのですが、それにしても*.cgiのつくるページまでキャッシュしているというのは、ちょっと気持ち悪い…。

なんかうまく防ぐ方法はないんでしょうか?(もちろん、サイト全体の検索を拒否するのではなく)

阪神大震災から10年

阪神大震災から10年ということで、テレビでも新聞でもさまざまに取り上げられています。私は、あの日、朝7時のニュースで目を覚ましてから昼過ぎに実家と電話が通じるまでの、胸のつぶれるような感覚をいまでも忘れることができません。

目覚まし代わりのラジオのニュースの、神戸で大きな地震があったというニュースで目を覚まし、すぐにテレビをつけました。そのときは、大阪からの情報がようやく入り始めたばかりといった頃で、神戸の実情は分かりませんでした。そのうち、「阪神高速道路が倒れている」というニュースが入ってきて、アナウンサーが「これは、高速道路からすべりおちたタクシーの運転手さんが電話してきたということです」と言いながら、“そんなことがあるんだろうか”という顔つきでニュースを読み上げていたのをいまでも覚えています。

実家に何度も電話をかけましたが、まったく繋がりませんでした。テレビでは、「輻輳しますから、電話はひかえてください」と言っていましたが、そのときは“親が無事かどうかも分からないのに、そんなことは知るもんか”というのが正直な気持ちでした。
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放送法について

こんどの事件で、従軍慰安婦問題での民衆法廷を取り上げたNHKの特集番組が、あたかも「偏向」番組であり、それにたいし、政治家が「公正公平」な報道を求めるのは当然だという意見があるので、あらためて報道の自由とは何か、放送法とは何か、ということを考えておきたいと思います。
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BBCの世論調査

イギリスBBCが、昨年12月におこなった世論調査で、アウシュビッツの名前を一度も聞いたことがないとの回答が45%を占め、35歳未満では60%を超えたそうです。

日本でも、僕が小さかったころは、南方から苦労して引上げてきた人の話、あるいは国内での空襲の経験を身近に聞くことができました。酷い話だけれども、「戦争中は、中国人を何人殺した」と自慢するような人もまだいたりしました。高校生の時、ある人から、中国人捕虜を軍刀で試し切りした写真を見せてもらったこともあります(その人の名誉のために言っておきますが、その人は、自慢のためではなく、そういうことがあったということを忘れてはいけないということで、普段人には見せない写真を見せてくれたのです)。
しかし、いまの子どもにとっては、そうした話は、親の、そのまた親の(あるいは、さらにその親の)世代の出来事。「そんな昔のこと」と思ったとしても不思議ではありません。それだけに、歴史をどうやって受け継いでいくのか、工夫も努力も必要だと改めて思いました。

アウシュビッツ「知らぬ」、5割近くに 英国(朝日新聞)

ナチスの影 揺れる欧州(東京新聞)
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