この際だから全貌解明を

セゾングループの元会長の堤清二氏ら親族が、偽装されたコクドの株は本当は堤家のものだとして、株の所有権確認を求める訴えを起こしました。

名義の偽装は不正行為だけれども、だからといって、名義人=本来の所有者としてしまうと、堤義明氏による株偽装事件の全貌が分からなくなってしまいます。いったいどれだけの株が、実際には堤家の財産とされていたのかをまず確定したうえで、それをどう解決するかを考えてほしいと思います。

コクド株の持ち分確認求め、堤清二氏も提訴(読売新聞)
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太陽電池パネルの展開に成功!

H2Aロケットで打ち上げられた運輸多目的衛星(MTSAT-1R)ですが、3回の軌道修正に成功し、太陽電池パネルも無事開くことができました。

静止位置への到着まであと3日! がんばってください(って、誰が頑張るんや? ←「あしたま」的ツッコミ)

運輸多目的衛星、動力源の太陽電池パネル展開に成功(毎日新聞)
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新発見か、はたまたピルトダウン人の二の舞か?

インドネシアで発見された小型の新種の化石人類が、高度な知能を持っていたという話。脳の容量400ccというのは猿人並みなんですが、脳の形は原人に近く、発掘調査の結果も火や道具を使った痕跡があるということで、新種の化石人類ではないかいうのです。

しかし、人類学では、ピルトダウン人捏造事件という“前歴”もありますからねぇ…。今後に注目したいと思います。

新種人類:体はサル、脳はヒト並み インドネシアで発見(毎日新聞)
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解放されたイタリア女性記者に米軍が発砲

どういう事情があったにせよ、解放された後に負傷させられたのではたまったものではありません。イラク戦争では、アメリカに忠実に従ったイタリア政府ですが、はたしてどう対応するでしょう?

イラクで拉致から解放直後の伊女性記者、米軍誤射で負傷(NIKKEI NET)
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性犯罪者の再犯率

警視庁が、13歳未満を対象にした暴力的性犯罪者の再犯率を調査したところ、昨年1年間に検挙された466人のうち再犯者率は16%、その他下着ドロやいわゆる「青少年保護条例違反」など性的犯罪で検挙歴のある者は120人で、全体のおよそ25%を占めていることが判明。

つまり、日本の司法機関は性犯罪者の更生に失敗しているということですね。犯歴情報を通知するかどうかを議論する前に、まずその点をよ〜〜〜く反省してほしいと思います。

しかし、「危険」だから前歴者の情報を、という理由で前歴情報が流されるなら、「傷害・恐喝」、「強盗」、「詐欺」も危ない…ということになって、際限なく前歴情報の対象が広がるだけ。交通事故だって再犯率が高いかも? だとしたら、あなたの「前歴」だって流されていくかも知れませんよ…。

<暴力的性犯罪>25%が性犯罪検挙歴 再犯率調査(毎日新聞)
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首相が、性教育なんか受けなくたって、とは…

それぞれの段階でどのような内容を教えるのが適当かはさておき、一国の首相たる者が「われわれの頃は、性教育なんか受けなくったって、いつのまにか知っていた」という答弁はあまりにお粗末。

“大人”の世界が、レイプ、痴漢、盗撮などの歪んだ性の商品化があふれているときに、「性教育なんか受けなくたって」は通用しませんよ。実際、ビデオなどを真に受けて、連続婦女暴行事件でつかまる青少年が後を絶ちません。女性の側でも、男の不条理な要求に従うのが女性らしさだという、誤った意識が少なくありません。

「純潔教育」などやってみても効果なし。誰もが「性」に憧れや興味をもつのは当然。正しい性知識を与えることが、こうした性犯罪行為を防ぐ一番の早道であり、唯一の合理的な道筋だと思います。

それにしても、こんなアホな質問をするのは、石原都知事のもとで舞い上がっている都議だけかと思ったんですけどねぇ…。個別の教育実践の中身を国会の場で取り上げるのは、国民に直接責任を負うべき教育への政治の介入にあたります。