音楽の友4月号に

神奈川フィル&埼玉オペラ協会のオペラ「吟遊詩人〜イル・トロヴァトーレ」の横浜公演の音楽評が掲載されています。

……因縁復讐劇といえるヴェルディの傑作を、息つく間もないほどにくりひろげた。第一に歌い手たちが揃った。レオノーラ木下美穂子、マンリーコ松本薫平、ルーナ伯黒田博、アズチェーナ坂本朱、フェルランド新保堯司のほか脇にも中前美和子、吉田伸昭、笹倉直也、丸谷周平など勢いに乗る歌い手たちが、声と演唱を競い、それを現田茂夫指揮がオケともども巧みにドラマタイズさせた。……
(小山晃・評、「音楽の友」2005年4月号、153ページ)

横浜みなとみらいでのこの公演は、いわゆる演奏会形式。僕が見に行ったのは、3月6日の埼玉会館でのオペラ公演でした(僕の感想はこっち)。
友人の名前を、こういう音楽誌の中で読むのは、ちょっと不思議な感覚ですね。自分の論文が初めて雑誌に載ったときもちょっと興奮しましたが、それ以上に、年間の「回顧と展望」に自分の論文が取り上げられていたのを読んだときのワクワクした気分に似ているかも知れません。(^_^;)

米国産牛肉輸入再開問題(続報)

米国産牛肉の輸入再開問題ですが、政治的な動きはともかく、安全基準の問題として、どこらあたりに問題があるのかは、「毎日新聞」20日付の記事がわかりやすく紹介していると思います。

1つは、アメリカは生後30カ月以上の牛しか特定危険部位の除去をしてないらしいこと。

第2に、アメリカはBSE検査を生後30カ月以上(あるいはEUの場合は24カ月以上)しか行っていないが、日本の全頭検査によって、それ以前の牛(生後21カ月、23カ月)からも発見されていること。

そういうアメリカの検査基準があって、それとは別立てにして、日本への輸出についてのみ、枝肉を「目視」して年齢判定をやる――なんていうことが、はたして可能かどうか。考えてみれば分かりそうなものです。

日米牛肉協議:食の安全、日本譲らず ライス・町村会談(毎日新聞)
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