教科書採択について、公取委が特殊指定廃止の方向を打ち出した問題について、関連記事をまとめてみました。
教科書採択について、通常の範囲内で接待を認めるなどということになれば、販売合戦が泥沼化し、混乱を助長するだけ。とくに、最近は、「つくる会」の歴史教科書採択をめぐって、学校現場の教員の意見を周到に排除して、数名の教育委員会だけで採択を決定する傾向が強まっています。そこに、特殊指定廃止で教科書出版社の売り込みが「自由化」されたら、文字どおり「密室採択」になりかねません。
教科書採択は、本来は、実際に教科書を使って教育する先生方の意見を中心にして学校単位で自主的に決定するべきだと僕は思います。
特殊指定廃止に反対意見、教科書協会提出へ(読売新聞 3/24)
特殊指定で解決しない 教科書の廃止方針で公取委(共同通信 3/22)
教科書売り込みの規制緩和 公取委、特殊指定廃止へ(朝日新聞3/16)
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