愛媛県警本部の警部の自宅のパソコンから捜査情報が流出した事件で、この警部のパソコンにはウイルス対策ソフトがインストールされていなかったことが明らかに。
ウイルスチェックなしにWinnyを使うとは、あまりに無謀だ…。
愛媛県警本部の警部の自宅のパソコンから捜査情報が流出した事件で、この警部のパソコンにはウイルス対策ソフトがインストールされていなかったことが明らかに。
ウイルスチェックなしにWinnyを使うとは、あまりに無謀だ…。
愛媛県警本部の警部のパソコンから、捜査情報が流出した事件。当初、本人は、「消去するのを忘れていた」などと言っていましたが、今日のニュースでは、確信犯的に(←誤用)、捜査資料を持ち帰って自分のパソコンに保存していたことが明らかになりました。
岡山県警の警察官のパソコンから捜査資料が流出した事件。この警察官が、職場でパソコンの情報管理を指導する担当者だったことが明らかに。
やっぱり…。
ウイルスに感染したWinnyによるデータ流出が止まらない警察ですが、今日、沓掛哲男国家公安委員長が全国の警察官・警察職員の使用するパソコンの約4割が私物であることを認めました。
私物パソコンの中に蓄積される犯罪記録…。この段階で、すでにデータ流出ですねぇ。問題はWinnyの削除だけではすまないはずです。
愛媛県警でもウィニーで情報流出、捜査員パソコンから(読売新聞)
警察の私物パソコン4割 ウィニー削除など指示へ(中国新聞)
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昨日、「白バラの祈り」を見る前にやってきた仕事というのは、『資本論』学習会での講義。といっても、参加者は僕より年輩のベテランのみなさん。1年かけて第1部を読んできて、引き続き第2部、第3部に進みたいという、いわば折り返し点での学習会に招いていただきました。
そこで、講義では、最近の『資本論』研究がどのような新しい理論的な展望を切り開いてきたかをできるだけ面白く紹介することにポイントを置いてみました。それから、第2部、第3部はこれまで「難しい」という印象があるので、最近の新メガ草稿研究から明らかになってきたエンゲルスの編集上の問題にも触れながら、「分かりやすい」読み方を紹介してみました。
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5日、沖縄・米軍普天間基地の名護市辺野古沿岸への移設に反対する県民総決起大会が開かれ、3万5000人が参加しました。
今日は、昼に仕事をすませたあと、久しぶりに日比谷シャンテシネで、映画「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最後の日々」を見てきました。(なんと、これでようやく、今年2本目)
ナチス・ドイツがスターリングラードの攻防に敗北しようとしていた1943年2月、ミュンヘンの大学で、反ナチスのビラを配布したとして逮捕されたハンス・ショル、ゾフィー・ショルの兄妹。「白バラ」抵抗運動として有名な事件ですが、そのなかで唯一の女性であったゾフィー・ショルを主人公とした作品です。
「白バラ」抵抗運動については、70年代に本を読んで知っていましたが、今回の作品は、90年代になって旧東ドイツで見つかったゲシュタポによるゾフィー・ショルの尋問調書にもとづいて、逮捕されてからわずか5日で処刑されたゾフィーの、取調官モーアとの緊迫したやり取りが描かれています。
岩手県産業保険推進センターが長距離トラック運転手1377人を調査したところ、30.6%が月80時間以上の超過勤務、うち16.3%は月100時間以上の超過勤務であることが明らかになったという。
そして、超過勤務時間の長い人ほど、睡眠障害が多く、運転中に激しい眠気に襲われることがあるという。まあ、その結果自体は誰だって予想がつくけれど、輸送業界ではそれが常態化しているようです。
こんな状態で長距離トラックが走り回っているわけで、恐ろしくなります。
こんどは岡山県警。2002年頃に公用パソコンが故障したためにデータを自宅に持ち帰ったという。でもって、そのデータの消去を忘れたまま、最近になってWinnyを入れたらしい。
公用パソコンが壊れたからといって捜査資料や容疑者一覧、性犯罪被害者の住所一覧を自宅に持ち帰るか? しかも、それを消去するのを忘れていた、なんてことがありえるのか? 今回、データが流出してしまったので、そう言っているだけで、ホントは確信犯的なデータ持ち出しだったのではと思うのは僕だけでしょうか?
昨日の「朝日新聞」夕刊・文化欄で、免疫学者の多田富雄氏が、国立能楽堂で2月に上演された新作能「紅天女」の演劇評を書かれています。
「紅天女」は、漫画「ガラスの仮面」の二人のヒロインが主役を争う作中劇を能にしたもの。NHKのニュース番組でも数日前に紹介されていて、そこでは「分かりやすい」「親しみやすい」など好意的に取り上げられていましたが、この多田富雄氏の評は、なかなか手厳しい。
この新作能のメッセージは何だったのだろうか。アイ狂言の理屈っぽい重複した台詞に、地球環境問題とかいろいろあったが、言葉が空疎で訴えかけるものがなかった。
「能になりそうな題材」というだけで舞台を作るのでは志が低い。現代人に感銘を与える能をどう作るか。せっかく能の新しい観客が生まれる機会がこれではもったいない。
私はこの作品は見ていないし、「ガラスの仮面」も好きな作品ではありません。間狂言での台詞で地球環境問題云々のくだりは、テレビでも紹介されていましたが、梅の精とその木を切らねばならぬ仏師の悲恋というのが、なぜ地球環境問題になっていくのか、ちょっと強引だなぁと思いました。
さて、この作品の評価はどのように定まってゆくのでしょうか。
厚生労働省の調査によると、正社員が足りないとする企業が全体の30%に上ったとのこと。
へー、景気が良くなってんだ?、と喜んでいるだけではダメ。要するに、これまで正社員を減らしすぎてきたということ。また、「足りない」からといって、はたして企業がすぐに正社員を増やすかどうかは分かりません。企業は「即戦力」志向を強めており、限られた「即戦力」予備軍の中での採用拡大で終わってしまう可能性もあります。
昨日の「朝日新聞」のオピニオン欄で、アメリカ総局長の加藤洋一氏がアメリカの国防大学が主催した「中国の影響拡大に関する会議」なるものの議論を紹介しています。
紙面にはゼーリック国務副長官の写真が大きく出ていたので、昨年ゼーリック氏によって明らかにされたブッシュ政権の対中方針を取り上げているのかと思ったのですが、結局、アメリカの中でも中国の台頭をどうみるか議論があるという話で、ちょっと期待はずれ。それでも、加藤氏が次のように指摘しているのは、もっともなご意見。
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今日の「朝日新聞」15面は「靖国参拝『心の問題』か」と題して、首相の憲法観の是非を取り上げて論じています。
その中に、憲法学者の樋口陽一氏の長い談話が載っています。これが、なかなか一読の価値ありです。まず樋口氏は、次のように、小泉首相の主張が筋の通らないものであることを指摘しておられます。
小泉首相は、総裁選挙に立候補する時から靖国神社に参拝することを公約に掲げ、靖国参拝を政治の問題としてあえて提起した。その人物が、憲法19条〔思想・良心の自由を保障した条項――引用者〕を取りあげて、一般私人に「『心の自由」』があるのなら総理大臣にも同じように「心の自由」があるという論理を展開するのは真意をはかりかねる。
「真意をはかりかねる」というのは、研究者らしい婉曲な表現で、ストレートに言えば、「筋が通らない」ということで、まったくその通りです。
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韓国・盧武鉉大統領が、3・1独立運動記念日におこなった演説の全文が、駐日韓国大使館のホームページに掲載されています。
小泉首相が靖国参拝は「心の問題」と主張していることに対して、「国家指導者の言葉と行動の意味は、当事者自身の釈明によってではなく、その行為が帯びる客観的性格によって評価されるもの」「国家指導者の行為は、人類普遍の良心と歴史の経験に鑑みて、はたして相応しいものであるかを基準に評価される」と指摘しているのは、まったく道理にかなった指摘だと思います。
日日不穏日記 – またも<つくる会>をめぐる混乱からTBをいただき、教えていただいた情報ですが、「つくる会」は、昨日紹介した「つくる会」のWebニュース「八木会長『解任』。新会長に種子島理事を選任」を全文取り消し、あらためて、八木会長、藤岡副会長の「辞任」、新会長選出の経過を発表しています。
新しいニュースを読むと、事務局長解任のゴタゴタは昨年9月あたりから始まっていたようです。といえば、やっぱり原因としては、「つくる会」教科書の採択率が0.4%で終わったことがあると考えるのが自然でしょうね。
帰りの電車、一駅乗り過ごしました。(;_;)
別に座って眠りこけてた訳じゃないんですよ。ドアのところで立ってたのに。
しかも、手前の駅ではちゃんと起きてたんですよ。
いつ寝ちゃったんだろう…。
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今朝も冷たい霧のような雨。寒い…
雨の日は通勤電車が混雑するし、そのうち訳もなく遅れるし、濡れた傘を他人に押し付けてくるバカはいるし、散々。今日は入り口に立ちはだかるアホまでいる始末。疲れる〜
「新しい歴史教科書をつくる会」が、2月27日の理事会で、八木秀次会長、藤岡信勝副会長を解任。
いったいどんな内紛が起こっているのやら…。