「立て万国の貧困者」 AERAがワーキングプアの特集

AERA(4月2日号)が「立て万国の貧困者、ワーキングプアの大逆襲」という特集を掲載しています。

記事の中心は、「スポット(日雇い)派遣」などの実態と、青年ユニオンなど、若者の労働組合結成の動きを紹介したものですが、はじめに出てくる、人材派遣会社フルキャストの正社員君の働きぶりも、かなり悲惨。毎日、100本以上の電話をかけ、会社の3連泊、4連泊も当り前、昼も夜もコンビニ弁当で、残業代も出てない様子…。トホホの生活です。

立て万国の貧困者 ワーキングプアの大逆襲(AERA)

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請負業者が人材派遣に乗り出す

「偽装請負」にたいする規制が強まったため、長崎県では、請負業者が「特定派遣事業」に乗り出す動きが増えているというニュース。

「偽装請負」が是正されるのはよいけれど、肝心なのは、非正規雇用をなくすこと。人材派遣会社に切り替えても、短期派遣を繰り返すようでは、問題の解決になりません。

県内で「特定派遣」事業が急増 偽装請負改善へ(長崎新聞)

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「反省」、早くもどこへやら…

選挙中「反省」を口にした石原都知事ですが、当選したとたんに、その「反省」はどこかへ消し飛んでしまったようです。

当選後のインタビューでは、批判は「誤解が拡大されただけ」と言い出し(「誤解」なら反省は必要ない)、さらに高額出張費問題を尋ねるマスコミに、「都議会の議事録を読んでください」と回答拒否。「批判」じゃなくて「バッシングだ」と怒り出してしまいました。

圧勝 戻った石原節 「反省」一転、自信満々 都知事選(朝日新聞)
石原氏余裕3選、姿勢一転マスコミ批判も(日刊スポーツ)
投票終了直後「当確」 石原都知事3選(スポニチ)

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いまどきの「悩み」の正体

香山リカ『「悩み」の正体』(岩波新書)

香山リカさんの最新著『「悩み」の正体』(岩波新書)を読んでいます。香山リカさんの本は、とりあえず書いたを集めた読み物と、ちゃんと考えて書かれた著作とがあります。こんなふうに書くと、著者からは“そんなことはない”と言われそうですが、なんにせよ、この本は後者、読んでおく値打ちありの本だと思います。

とくに注目されるのは、「まえがき」です。そのなかで、香山さんは、昔ならクリアできたようなことで「悩み」の相談にする人が増えていると言って、こんなふうに書かれています。

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