最後まで主権者のつもりだった人

昭和天皇の侍従の日記が公開されたというニュース。

報道された限りでは、とくに重大な「新事実」が明らかになった、といったことはないようだ。まあ、靖国参拝をやめた理由が「A級戦犯合祀」だということがあらためて裏づけられたことぐらいか。過日の「富田メモ」での天皇発言がほぼ傍証されたといえる。

それにしても、あらためて感じるのは、この人が最後の最後まで、自分が「統治権の総攬者」のつもりだったということ。「公務」復帰への執念、統一地方選挙で与党が大敗したときには「政変が起こるのか」との「御下問」等々、ホントに変わってないなぁ…。

逝く昭和と天皇、克明に 卜部侍従32年間の日記刊行へ(朝日新聞)

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