やっぱり外国語が簡単に身につく学習法はないらしい…

白井恭弘『外国語学習の科学』(岩波新書)
白井恭弘『外国語学習の科学――第2言語習得論とは何か』(岩波新書)

オイラは、英語にせよドイツ語にせよ、もっぱら和訳するのみで、さっぱり喋れないという、最近ではすっかり流行遅れのスタイル。

しかし、『資本論』などの論文を相手にしていると、しっかりと内容を理解しないと、英語やドイツ語で読んでいても、皆目歯が立ちません。というか、きちんと日本語に移し替えるためには、英語やドイツ語としてちゃんと意味がとおるまで、徹底的に読み込むしかありません。ネイティブじゃない以上、ドイツ語のまま理解する、などということは不可能。そうなれば、日本語に翻訳して完璧に意味が通じるまで、とことんドイツ語を調べ尽くすしかありません。

そんな訳で、何か役に立つことはないかと思って、手に取ったのがこの本でした。

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コンサート あれこれ

世の中が、解散・総選挙モード一色なのに、いろいろとコンサートに通っております。(^_^;)

別に、サボってる訳じゃないんです。読響のスクロヴァチェフスキ公演の3コンサートのチケットを押さえたあと、新日本フィルの定期を申し込んだら、それも9月シーズン開始で、あれやこれや全部重なって、今月だけで7コンサートということになってしまいました。仕事も忙しくなるし、出張2つに、短い連載原稿を抱えて、いささかへばっております。

ということで、7日の東フィルのコンサートの後をまとめて投稿します。

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何が彼女をそこまで追い詰めたのか…

福岡市の公園で小学校1年生の男児が殺されていた事件で、母親が逮捕された。

事件直後からその可能性も考えられたが、できればそうでないことを願っていただけに残念でならない。男児は特別支援学級に通っていたそうだ。障害については詳しく報道されていないが、子どもが走り回ったり騒いだりするときに、僕たちが何気なく差し向ける“迷惑”そうな視線が、母親を追い詰めていったのかも知れない。そう思うと、本当にやりきれない気持ちになる。

小1殺害で母親逮捕、「将来を悲観」(TBS News-i)

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