カーサ・エスペランサ

カーサ・エスペランサ

子どもがほしいアメリカ人女性と、理由があって子どもを育てられない女性――。アメリカ人女性に養子斡旋をする南米の孤児院が舞台です。子どもがほしいとやってきた7人のアメリカ人女性は、養子が認められるためにいろいろな条件があるらしく、なかなか手続きがすすまない。もし子どもができたら…とお互いに夢を語りながら、実際には離婚寸前だったり、お金がなくなりそうでその心配で頭がいっぱいだったり…。女性たちの複雑な心境が描写されます。他方、そういう女性たちを“お得意”にする弁護士と、ぐるになって滞在を長引かせてできるだけカネを使わせようとするホテル経営者。そんな人々が暮らす街には、ストリートチルドレンとなった孤児たちがあふれている。

と、「赤ちゃんたちの家」というにはほど遠いシリアスな現実を見せてくれますが、監督は決して、養子をほしがるアメリカ人や子どもを養子に出す母親を非難するわけでなく、貧困故に捨てられ、ストリートチルドレンにならざるを得ない「南」の厳しい現実も浮かび上がらせながら、子どもを養子に出さざるをえない母親の方が不幸なのか、それとも子どもができないというだけで苦しむアメリカ人の方が不幸なのかと問いかけてきます。

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正体が分らん…

欧州とアジア合わせて20万人のうち7万人を削減するといっても、さて日本はどうなるのやら…。すでに在韓米軍は3分の1を削減させる計画を明らかにしていますが、日本については大幅な削減計画はいまのところでてきそうにありません。

米軍7万人削減へ 16日に大統領が発表(共同通信)
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渡辺恒雄巨人オーナーの辞任

13日、巨人の渡辺恒雄オーナーが、巨人のスカウトが明治大学・一場靖弘選手(投手)に現金約200万円を与えた事件で引責辞任。同時に、球団社長の土井誠氏、同代表・三山秀昭氏などが解任されました。

しかし、この辞任・解任で終わりにせず、ぜひ事件の全貌を解明してほしいと思います。誰だって、たまたま一場選手の場合にのみ、こういう事件が起きたとは考えないでしょうし、他の選手にたいしてはどうだったのか、過去はどうだったのか、他球団も含め、徹底的に調査してほしいと思います。

もう1つは、この辞任が、現在の球団合併・1リーグ制移行問題にどういう影響をあたえるかですが、僕は早手回しのナベツネ氏の辞任が、かえって「院政」を予想させて、話はますます混迷していくように思われてなりません。渡辺氏は、巨人のオーナーは辞任したとはいえ、読売グループの代表は続ける訳ですし、「球界発展のために引き続き努力したい」とも発言しているし…。むしろ、公的な立場を退いて、かえってナベツネ氏は自由気ままにやれるようになるのでは…と危惧しています。

むしろ、引責辞任したのだからプロ野球のことへの発言は慎むというケジメをはっきりさせることを、メディアに期待したいのですが…。

関西電力って…(3)

今ごろになって、こんなことを言い出してもねえ…。
しかも関西電力にしてみれば、「調査漏れを知っていて、放置していた訳ではない」と言いたいのでしょうが、調査漏れを知らなかったとすれば、今月14日から予定されていた定期検査でも破損部分の調査を予定していなかったということになり、結局、関西電力は本来調査すべき箇所をさらに放置していたということになるだけです。

いずれにしても、責任を下請けに押しつけようという態度が見苦しいばかりです。

関電、下請けからの「検査漏れ」指摘を一転否定(読売新聞)

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