堕天使のパスポート

堕天使のパスポート

東京は午前中かなり激しい雨でしたが、午後雨が上がった後、3日連続で映画を見てきました。

見てきたのは、「アメリ」のオドレイ・トトゥが出演する「堕天使のパスポート」。若いカップルや女性が多かったですが、実は、不法移民労働者と臓器売買が絡んだサスペンス映画です。

主人公はオクウェ(キウェテル・イジョフォー)というアフリカ出身の不法移民。昼間は、1つの許可証を複数の人間で使い回すという怪しげなタクシー会社の運転手、夜は朝までのホテルのフロント係という生活。同じホテルのメイド・シェナイ(オドレイ・トトゥ)の部屋でソファーを借りて寝ているが、彼女が日勤だから、顔を合わせないというのがルール。ある夜、そのホテルの一室でトイレが詰まっていた。オクウェが詰まっているものをとりだしてみると、それは人間の心臓だった…。

ということで、ミステリー仕立てになっていますが、背景にあるトルコ系不法移民の問題はなかなか深刻です。

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交通法規といえば…

交通法規を守らないで危険だといえば、僕が一番実感するのは

  • 自転車で道路の右側を走ってくる
  • 夜間の自転車無灯火
  • 自転車を運転しながらのメール

1つ目は、本当に最近知らない人が多くなったみたいで、歩行者と同じように道路の右側を走る自転車が増えています。しかし、自転車も自動車と同じ「車両」ですから、交通法規上は、道路の左側を走るのが決まりです。このごろは、正しく左側走行しているこちらに向かって「なんで避けないんだ!」と言わんばかりの顔をする奴までいます。
2つ目。自転車の点灯は、自分が走る先を照らすのではなく、「ここに自転車が走ってますよ」と告知するためのもの。ところどころに街灯がついている程度の道路では、無灯火だと自転車に気づくのは本当に間近になってから。無灯火は本当に危険です。
3つ目も、実は道路交通法違反。これで、歩行者に怪我を負わせる事故を起こせば、自転車だったといっても相当な罪に問われるでしょう。民事での賠償責任は避けようもありません。

最近は、夜間に無灯火で、右側を、メールを打ちながら俯いたまま走ってくる自転車、というのさえあります。こちらが気づいても、相手側は避ける様子もありません。
あんたが事故ってもいいけれど、こっちを巻き込むのはやめてくれ?!

運転中の携帯

以前、新幹線の運転手が列車運転中に携帯でメールをしていたというので新聞で大きく取り上げられたことがありました。しかし、危険度で言えば、新幹線は運転手が居眠りしていても安全に運行できるほどの自動列車制御装置(ATC)が設置されていて、運転手の仕事といえば停車駅で最後にブレーキをちょっと緩めて正しい停止位置に止まらせることぐらいしかありません。だから、携帯メールぐらいで「運転中に危険だ」と騒ぐ理由はまったくないのです。

もとはといえば、あの新幹線運転手の事件は、出会い系サイトで知り合った人妻とメール交換しているのを知った旦那の方が、けしからんとJRに訴えたのが発端。だから、問題は「不倫」の方であって、運転中のメールが危険かどうかじゃなかったのです。それを「不倫」で処罰するのはばつが悪いと思ったJRが「危険だ」といって運転手を処分したもんだから、問題が変な方向にずれてしまったのです。

それにたいし、実際に非常に危険であるにもかかわらず何の注意も批判も受けず、事実上野放しになっているのが、自動車・バイクの運転中の携帯使用です。新幹線の携帯事件のあと、新聞にはあっちこっちで電車の車掌が携帯を使っていたなどといってバッシングする記事が載っていましたが、どうしてマスコミは、ぜひ同じかそれ以上の熱意を持って自動車・バイクの運転中携帯使用を取り上げないのでしょうか?

まあ、そうなればまず最初に、自分のところの新聞記者の運転中携帯使用を記事にしなければならないでしょうが…。でもそれぐらいの覚悟をもって取り上げないと、ほんとに運転中の携帯使用はなくならないでしょう。

運転中の携帯電話 9割、危険を認識 (産経新聞) – goo ニュース

で、産経新聞社は自分のところの記者はどうなんでしょう?
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