コンセントの数

決して、標準以上に大量の電化製品を囲って生活しているわけではないが、引っ越しをやるたびに、「コンセント」というものに悩む。

前のアパートは、築ウン十年の木造モルタル2階建て(関西には、こういうアパートを表わすのに便利な「文化住宅」という言葉があったのだが…)で、コンセントは台所に1箇所(他に換気扇用に1つ)、居室(四畳半の部屋)に1箇所の2箇所、合わせて4個口しかなかった。

こんどの部屋は、少し新しいので、台所に1箇所、居室に2箇所、合わせて6個口ある。しかし、きょうび、6個口程度では全然コンセントは足りない。そこで、当然、“たこ足”となる。

現瞬間、どれだけのものが繋がっているかというと、居室だけで

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ベネズエラ大統領罷免投票、国際監視団も承認

ベネズエラの大統領罷免投票が否決されたことについて、投票を監視した監視団が、反大統領派の「大がかりな不正があった」との主張を退け、罷免不成立を追認しました。

監視団も罷免不成立追認 ベネズエラ、緊張続く(共同通信)
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ブッシュ大統領、米軍をテロ機動型への再編計画を発表

といいつつ、詳細な計画は国防総省が別途発表するということなので、今のところ在日米軍基地についてどのような内容が含まれるのかは不明です。

琉球新報は、在日米軍基地の縮小は含まれないと報道しています。

米大統領、軍再編を宣言 反テロ機動力型、在外7万人撤退(産経新聞)
在日米軍縮小含まず 米大統領が再編新方針(琉球新報)
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沖縄米軍ヘリ墜落事件 なぜ報道しない?

沖縄の米軍ヘリ墜落事件、とうとう米軍は日本側の現場検証を認めないまま、墜落機体を撤去してしまいました。

この事件、本土のメディアは本当に小さくしか報道しません。しかし、沖縄タイムズや琉球新報の記事を読むと、現地では本当に大問題になっていて、“報道格差”の大きさに唖然とします。その中で比較的詳しく報道しているのが東京新聞です。今日の東京新聞は、日本側には墜落ヘリの操縦士の名前さえ知らされず、現場の交通整理だけさせられた様子を詳しく伝えています。

米軍墜落ヘリ持ち去る 沖縄 現場検証ないまま(東京新聞)
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今日から

今日から遅ればせの夏休みです。(^^;)

しかし、こないだの日曜日で東京の連続真夏日が40日で途切れて、季節は確実に秋に向かっています。仕事の関係で、夏休みというといつもこの時期。なかなか暑い夏を楽しめません。

ま、今年は引越作業の続き、まだまだ本を運ばねばなりません。とほほ…

オリンピック報道

松岡修造、うるさい!
さんまも、サッカー予選敗退が決まった以上、もはや無用。
決まった後、競技について勉強しなきゃならないような中居をキャスターに起用しないでくれ?

日本選手の試合ばかりでなく、オリンピックの競技全体が分かるように報道してほしい。
「メダル、メダル」と言わず、競技の世界水準がどのあたりにあるのか、試合の見所、ポイントがどこにあるかが分かる解説をしてほしい。

米原子力空母などが日本寄港

在日米海軍司令部が、原子力空母ジョン・C・ステニスを中心とする空母機動部隊が、東京・晴海、静岡・清水、長崎・佐世保に今月20日から分散寄港すると発表。 退役予定の空母キティーホーク(横須賀)の後継として、原子力空母の日本母港化が予定されているので、こうした動きが気になります。

米空母部隊、国内3港に寄港・在日米海軍が計画(NIKKEI NET:社会 ニュース)
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ベネズエラ大統領罷免投票は否決へ

ベネズエラのチャベス大統領に反対する勢力の要求によって行なわれた大統領罷免の是非を問う国民投票は、選管の発表によれば、開票率約95%の段階で罷免反対票が約499万票(58%強)で賛成票の約358万票(42%弱)を大きく引き離し、否決されることになりました。

問題は反大統領派がこの投票結果を受け入れるかどうかです。すでに、「選挙に不正があり、結果を受け入れられない」と語っており、背景にアメリカがあるだけになお混乱が続く可能性があります。しかし、大統領選挙、憲法改正投票、そしてこんどの国民投票と、チャベス政権が選挙によって政権の正当性を勝ち取ってきたことは非常に重要な意味をもっています。

<ベネズエラ>大統領罷免、国民投票で否決(毎日新聞)

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小泉首相の危機管理

8月13日、米軍ヘリが沖縄国際大学に墜落したときの小泉首相の動きを調べてみました。米軍ヘリが墜落したのは午後2時15分頃。そのとき小泉首相は公邸にいたはずですが、そのまま六本木ヒルズに出かけ、映画「ディープ・ブルー」を楽しんだようです。

首相動静(8月13日) 時事通信
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墜落現場の様子

米軍ヘリ墜落事件で、現場となった沖縄国際大学のホームページに、現場の写真(たぶん15日撮影)が掲載されました。かろうじて建物への直撃が避けられた様子や、火事のものすごさが伝わってきます。これがもし住宅地に墜落していたら…と思うと、本当に恐ろしい限りです。

米軍ヘリ墜落事件現場写真(沖縄国際大学)

沖縄国際大学の抗議声明

本学への米軍ヘリ墜落事件に強く抗議する

墜落直後の現場の様子です

米軍ヘリ墜落事件で、宜野湾市のホームページに、墜落直後の現場写真が公開されています。日本側の警察、消防より先に米軍が現地に到着してものものしい警備を敷いた様子や、今回の事故では犠牲者がなかったとはいえ、一歩間違えば大変な事態になっていた様子が分ります。

宜野湾市ホームページ:現場写真

これが米軍基地の実態

とりあえず15日に日本側の警察・消防が現場周辺の現状を調査することが認めらましたが、それはあくまで事故機を移動する際に周辺の樹木などを伐採する必要があり日本側に現状を示す必要があるからということらしい。県警・消防署による現場検証はいまだにおこなわれていません。

沖縄タイムスの一連の記事を読むと、その様子がよく分ります。これは本土では報道されない「基地・沖縄」の実態です。

沖縄タイムス
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米軍撤退計画発表へ

「琉球新報」が、「在日米軍1万人削減か」と報道。ただしこれは、7万人の削減計画のうち、2万数千人がアジアでの撤退分になるはずであり、在韓米軍の削減は1万2500人だから残りは…という計算上のもの。実際にどうなるかは「不透明」ということです(なにせ日本政府が削減を要求していないし、日本の「思いやり予算」により、米軍の側にも駐留削減のインセンティブがないため)。

在日米軍1万人削減か 米政権、17日に撤退計画発表(琉球新報)
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堕天使のパスポート

堕天使のパスポート

東京は午前中かなり激しい雨でしたが、午後雨が上がった後、3日連続で映画を見てきました。

見てきたのは、「アメリ」のオドレイ・トトゥが出演する「堕天使のパスポート」。若いカップルや女性が多かったですが、実は、不法移民労働者と臓器売買が絡んだサスペンス映画です。

主人公はオクウェ(キウェテル・イジョフォー)というアフリカ出身の不法移民。昼間は、1つの許可証を複数の人間で使い回すという怪しげなタクシー会社の運転手、夜は朝までのホテルのフロント係という生活。同じホテルのメイド・シェナイ(オドレイ・トトゥ)の部屋でソファーを借りて寝ているが、彼女が日勤だから、顔を合わせないというのがルール。ある夜、そのホテルの一室でトイレが詰まっていた。オクウェが詰まっているものをとりだしてみると、それは人間の心臓だった…。

ということで、ミステリー仕立てになっていますが、背景にあるトルコ系不法移民の問題はなかなか深刻です。

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交通法規といえば…

交通法規を守らないで危険だといえば、僕が一番実感するのは

  • 自転車で道路の右側を走ってくる
  • 夜間の自転車無灯火
  • 自転車を運転しながらのメール

1つ目は、本当に最近知らない人が多くなったみたいで、歩行者と同じように道路の右側を走る自転車が増えています。しかし、自転車も自動車と同じ「車両」ですから、交通法規上は、道路の左側を走るのが決まりです。このごろは、正しく左側走行しているこちらに向かって「なんで避けないんだ!」と言わんばかりの顔をする奴までいます。
2つ目。自転車の点灯は、自分が走る先を照らすのではなく、「ここに自転車が走ってますよ」と告知するためのもの。ところどころに街灯がついている程度の道路では、無灯火だと自転車に気づくのは本当に間近になってから。無灯火は本当に危険です。
3つ目も、実は道路交通法違反。これで、歩行者に怪我を負わせる事故を起こせば、自転車だったといっても相当な罪に問われるでしょう。民事での賠償責任は避けようもありません。

最近は、夜間に無灯火で、右側を、メールを打ちながら俯いたまま走ってくる自転車、というのさえあります。こちらが気づいても、相手側は避ける様子もありません。
あんたが事故ってもいいけれど、こっちを巻き込むのはやめてくれ?!

運転中の携帯

以前、新幹線の運転手が列車運転中に携帯でメールをしていたというので新聞で大きく取り上げられたことがありました。しかし、危険度で言えば、新幹線は運転手が居眠りしていても安全に運行できるほどの自動列車制御装置(ATC)が設置されていて、運転手の仕事といえば停車駅で最後にブレーキをちょっと緩めて正しい停止位置に止まらせることぐらいしかありません。だから、携帯メールぐらいで「運転中に危険だ」と騒ぐ理由はまったくないのです。

もとはといえば、あの新幹線運転手の事件は、出会い系サイトで知り合った人妻とメール交換しているのを知った旦那の方が、けしからんとJRに訴えたのが発端。だから、問題は「不倫」の方であって、運転中のメールが危険かどうかじゃなかったのです。それを「不倫」で処罰するのはばつが悪いと思ったJRが「危険だ」といって運転手を処分したもんだから、問題が変な方向にずれてしまったのです。

それにたいし、実際に非常に危険であるにもかかわらず何の注意も批判も受けず、事実上野放しになっているのが、自動車・バイクの運転中の携帯使用です。新幹線の携帯事件のあと、新聞にはあっちこっちで電車の車掌が携帯を使っていたなどといってバッシングする記事が載っていましたが、どうしてマスコミは、ぜひ同じかそれ以上の熱意を持って自動車・バイクの運転中携帯使用を取り上げないのでしょうか?

まあ、そうなればまず最初に、自分のところの新聞記者の運転中携帯使用を記事にしなければならないでしょうが…。でもそれぐらいの覚悟をもって取り上げないと、ほんとに運転中の携帯使用はなくならないでしょう。

運転中の携帯電話 9割、危険を認識 (産経新聞) – goo ニュース

で、産経新聞社は自分のところの記者はどうなんでしょう?
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カーサ・エスペランサ

カーサ・エスペランサ

子どもがほしいアメリカ人女性と、理由があって子どもを育てられない女性――。アメリカ人女性に養子斡旋をする南米の孤児院が舞台です。子どもがほしいとやってきた7人のアメリカ人女性は、養子が認められるためにいろいろな条件があるらしく、なかなか手続きがすすまない。もし子どもができたら…とお互いに夢を語りながら、実際には離婚寸前だったり、お金がなくなりそうでその心配で頭がいっぱいだったり…。女性たちの複雑な心境が描写されます。他方、そういう女性たちを“お得意”にする弁護士と、ぐるになって滞在を長引かせてできるだけカネを使わせようとするホテル経営者。そんな人々が暮らす街には、ストリートチルドレンとなった孤児たちがあふれている。

と、「赤ちゃんたちの家」というにはほど遠いシリアスな現実を見せてくれますが、監督は決して、養子をほしがるアメリカ人や子どもを養子に出す母親を非難するわけでなく、貧困故に捨てられ、ストリートチルドレンにならざるを得ない「南」の厳しい現実も浮かび上がらせながら、子どもを養子に出さざるをえない母親の方が不幸なのか、それとも子どもができないというだけで苦しむアメリカ人の方が不幸なのかと問いかけてきます。

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