自衛隊イラク派遣延長に「反対」63%

NHKの世論調査によると、自衛隊のイラクへの派遣を延長することについて、「賛成」が26%だったのにたいし、「反対」が63%と3分の2近くを占めました。
「反対」の理由としては、「サマーワが安全だという前提が崩れた」29%、「日本人がテロ事件に巻き込まれる危険性が高まっている」26%、「派遣そのものに憲法上問題がある」23%など。

内閣支持率上昇 54%に(NHKニュース)

それにしても、自衛隊のイラク派遣という憲法にかかわる根本問題でこれだけ反対がありながら、内閣支持率が50%を超える不思議。支持理由のトップが「他の内閣より良さそうだから」(54%)ということからも分かるように、ばく然とした“期待感”やマスコミが描き出す“改革イメージ”による部分が大きいというのが正直なところでしょう。
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やっぱり電子投票は…

米大統領選挙で、638人しか投票していないのに投票結果がブッシュ4258票、ケリー260票となるなど、電子投票が実施された地域で異様な「結果」が出ていると、市民団体が指摘しています。

投票日直前に、電子投票のプログラムのセキュリティが全然できてなくて外部からデータにアクセス可能だというニュースも流れました。そういうときに「数え直し」ができない電子投票は、選挙制度にたいする信頼を根本から揺るがすものです。

<米大統領選>電子投票の激戦州で異様なブッシュ票(毎日新聞)
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どっちが「勘繰り」か?

NHKの労働組合・日本放送労働組合が、7日、一連の不祥事で失った信頼を回復するためにNHKはどうあるべきかをテーマにシンポジウムを開催しました。
ところが、NHKが災害をテーマにした24時間番組を放送したため、組合主催のシンポジウムであるにもかかわらず、一般組合員は50人しか参加できなかったそうです。NHK側は「関係ない」と言っていますが、1カ月前に予告されたシンポの1週間前になって突然24時間番組の放送を決定。はたして、「勘繰り」はいったいどちらでしょう?

<NHK>日放労の不祥事シンポ 24時間特番で妨害?(毎日新聞)

追伸。この震災特集の番組、まあこう言うのを流せば感激したとか、励まされたとかの感想や義援金が集まるのは当然でしょう。また、新潟中越地震でといっては申し訳ないが、その前の台風被害が“忘れられよう”としている趣も無きにしもあらずで、その点では、そういうことを“思い出させた”効用を認めるのもやぶさかではありません。
しかし肝心の番組の内容は、あまり深まったという感じがしません。また、なぜ延々と24時間もやらないといけないのか? それもよく分かりませんでした。
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