読売新聞も株式不正保有

読売新聞も、地方の放送局の株式を役員など第三者名義で実質的に保有していたことが明らかになりました。

読売新聞の場合、問題はたんに株式の名義をいつわっていたという問題ではすみません。メディアの独占支配を禁止しするため、マスコミの場合、他の放送局の株式保有に制限が設けられていますが、読売新聞はこの制限に違反していました。

テレビ・ラジオ放送局は、日常的にはしばしば「読売テレビ系列」とか「日本テレビ系列」と言われますが、本来は、それぞれ独立した放送局。それを、読売新聞が株式所有を通じて支配し、放送局の独立性をおかしてはならないということです。それを無視して、地方局を支配していた訳だし、そのための第三者名義での株式所有というルール違反を長年にわたってやっていた訳で、メディアの在り方として根本的な反省が迫られます。

ということで、難しい理窟はともかく、ナベツネさんは、巨人軍オーナーをやめるだけでなく、読売新聞グループの会長も、この際辞任することですね。

読売新聞:地方放送局42社の株保有 12社は省令制限超(毎日新聞)
続きを読む