HOME最近の出来事>2003年の出来事

まるっきり過去の出来事

2003年

2004年←

2003年12月31日(水)  年賀状

やっと年賀状書きが終わりました。去年(今年?)は、原稿書きで年を越したため、年賀状が出せませんでした(去年、年賀状もらったみなさん、ごめんなさいm(_’_)m)。おかげで、今年はすっかり手抜きです。絵柄も印刷済みのポストカードに短い(短くない?)コメントと住所・名前などを印刷しただけ。宛名書きもパソコンですませ、ほとんどコメントも書かずにそのままポストに入れてしまいました。お許しくださ〜い。

2003年12月30日(火)   フル・フロンタル

ようやく年末の休みに突入! とはいえ、今年も原稿を抱えての年越しとなる。果たして、無事に休めるだろうか?

などと言いながら、今日はさっさと映画「フル・フロンタル」を見に行ってしまいました。ハリウッド映画界の“舞台裏”を映した作品で、ブラッド・ピットにジュリア・ロバーツと豪華出演者だけれども、まあ悪く言えば“楽屋ネタ”。いまいち、結末がよく分からなかったし・・・。と言うことで、正確な本数は分かりませんが、今年はこれで30本か35本ぐらいは映画を見たはずです。お疲れ様でした。(^^;)

2003年12月21日(日)      悪趣味

NHK教育で、NHK音楽祭の特集をやっています。さっきまで、シャイーが振っているヴェルディの「レクイエム」が流れていましたが、指揮台の真ん前にテレビカメラを据えて、下からあおり気味に指揮者の顔をアップで映すのは、あまり趣味がいいとは思えない・・・。髭づらのシャイーが、目ん玉をひん剥いて、汗だくになりながら指揮棒を振り回しているところなんて、見たくないぞ〜 (^^;) しかし、そのあと広上純一さん、準・メルクルのマーラー(広上=第1番、メルクル=第2番、それぞれ抜粋)も流れていましたが、見ていると、合唱付きの音楽の場合、指揮者の人ってみんな一緒になって歌ってますね。面白い。本日は64.8kg。ほとんど減らない・・・・・(/_;)

2003年12月19日(金)   日フィル第九

今年は小林研一郎氏が振るということで、日本フィルハーモニーの「第九」演奏会を聴いてきました。相変わらず、サービス精神たっぷりのコバケンさんでしたが、率直に言って、ちょっと欲求不満の残る演奏会でした。一番の不満は、バイオリン、とくに第一バイオリンの音がざらついているというのでしょうか、硬質な感じで耳に障り、気になって仕方ありませんでした。それに、まるでブルックナーのごとく、全休符をたっぷりとるコバケンさんの演奏ぶりは、情熱的というか、外連味たっぷりというか、まあ紙一重というところでしょうか。会場はほぼ満員で、ふだんクラシックのコンサートにあまり来たことないという感じのお客さんもいっぱいいて、最後は大受けに受けてましたが、しかし好みは別れるでしょうね。僕にはちょっと“やり過ぎ”という感じがしました・・・・。

2003年12月17日(水)       お里が知れる

アメリカのブッシュ(ひょっとしたら)大統領が、“フセインは極刑に処すべし”と語ったという。前日までは慎重な姿勢を示していたのに、本音が出たというべきか。フセインをどうするかはイラク国民が決めるべきだと言ったというが、それはアメリカの意のままになる暫定政権なるものが、アメリカ様々の意を汲んで、“自主的”に決めるべしというものでしかない。ラムズフェルド国防長官はフセインの尋問はCIAに行わせると発表し、イラク国民に任せるつもりなど更々ないところをあからさまに示した。

ところで、テロの危険があるということで、日本政府は、バグダッドの日本大使館に近づかないように、との警告を発した。タイミングが悪いだけなのかも知れないけれど、連立与党の党代表がイラクへ足を踏み入れるといって、クウェートへ向かったところなのに・・・・。国会議員がやってきたときの“接待”は、外国公館の一番の仕事なのに、その党代表がやってくるのに、官房長官が“大使館に近づくな”とは。つくづく、Bad Timing なイラク訪問になった。(^^;) それにしても、かの党代表氏は、いったい何をしにイラクへ行くんだろう? うっかりテロの犠牲になどなられたら、哀悼の意を表さなくてはならないので、くれぐれも無事の帰国を祈りたい。

閑話休題。15日に職場の健康診断で胃のレントゲン写真のために、バリウムを飲まされた・・・・。毎年のこととはいえ、あのドロッとした重い液体(まあ金属だから当たり前だが)には絶対に馴染めない。それより2日たったのに、いまだに“腹の底に鉛を飲んだ”ような状態が続いている。(^^;)  困った、困った・・・・・ バリウム込みで、目下64.9kg

2003年12月16日(火)    石原都知事の文化破壊

石原都知事は、暴言、失言枚挙にいとまがないが、都知事として取り返しのつかないことをしでかそうとしている。

1つは、東京都交響楽団のオーケストラメンバー全員を一旦解雇して、全員、年俸制での有期契約に切り替えようというもの。オーケストラというのは、その時その時に演奏家たちを集めればたちまちに出来上がるというような、いい加減なものではない。世の中には、もちろん、サイトウキネンオーケストラのように、その時その時にオケのメンバーが集まってきて成功しているオーケストラもあるが、それは、一人一人のメンバーがどこかのオケできちんと研鑽を積んでいるから。オーケストラのアンサンブルというのは、何十人もの人間が長年かけてつくりあげていくものだ。有期雇用契約になれは、こうした積み重ねはまったくできなくなってしまうだろう。それに、ごく一部のソリストを除けば、日本のプロの演奏家は、20代で音楽大学を卒業したあと、パートやアルバイトのように、あっちの演奏会、こっちの演奏会と渡り歩いていれば、だんだんスキルアップできるというような状況にはない。もちろん、いろいろなチャレンジは結構だが、それも、音楽に専念できる環境があればこそのもの。オケメンバー全員を有期契約雇用に切り替えてしまえば、演奏家は誰も都響に近づかなくなるだろう。それは、即、都響の破滅である。彼は、小説家という“個人営業”の仕事をやってきて、芸術とか文化とかいうものは個人で十分と思っているのかも知れないが、オーケストラというのは“集団”による文化活動、芸術活動である。首都唯一の公営オーケストラの破壊は絶対に許されない。

もう1つは、都立4大学の統合計画。都立大学が自主的に検討を進めてきた計画を踏みつぶして、都知事がトップダウンで統合プランを押しつけ、そのうえ“反対するなら、辞めてしまえ”と暴言まで吐いている。しかも、知事の計画は、平たく言えば都立大学などというものは都営ビジネススクールで十分だという、“思いつき”的なもの。大学の研究条件や学風、研究の伝統と成果というものは、壊すのはすぐだけれども、作り出すのには何年も、何十年もかかる。彼が知事であるのは、あと3年余で終わるかも知れない。その時、次の都知事が「ありゃ、マズった事をしたなあ」と思っても、もう取り返しがつかない。そんなお粗末な計画をもってして、都民共有の文化財産というべき都立大学を一方的に破壊されたら、損をするのは都民でしかない。

彼は、自分は文化人だと思っているのかも知れないが、彼のやろうとしていることは、彼が文化とか学問・研究いうものを少しも理解していないということを示している。彼は、実は我が儘な“裸の王様”、野蛮な文化破壊者でしかないのではないだろうか。

※石原氏の都立「新大学」構想については、本日付東京新聞夕刊に、都立大学人文学部長の南雲智氏が論評を寄せられています。

※都立大学問題については、「都立の大学を考える都民の会」ホームページを参照してください。

2003年12月15日(月)  フセイン逮捕

サダム・フセインが逮捕されたという情報が流れている。米軍サイドからの情報だけなので、真偽のほどは確認の使用はないが、70万ドル持っていたというのが本当なら、替え玉ではなくホンモノなのかも知れない。いずれにしても、米軍には、どういう理由でフセインを拘束できるのか、そのことが改めて問われる。フセインは、アメリカを武力攻撃した訳ではない。国連の査察要求に十分に応えなかったというだけでは、一国を崩壊させ軍隊を送り込んで逮捕する理由にはなりえない。もちろん、国内のクルド人への毒ガス使用や秘密警察などによる弾圧政治について、イラク国民が責任を問うことは可能だが、米軍にそれが委任された事実はもちろんない。フセイン逮捕でイラク問題が一段落するというふうには考えるべきではないだろう。

それからもう1つ。かつて小泉首相は、イラク戦争後いつまでたっても大量破壊兵器が見つからないことを質問されて、“フセイン大統領が見つからないからといって、フセイン大統領はいなかったと言うことにはならない”という珍妙な“理論”を展開して世界的な失笑を買ったが、しかし実際にフセイン元大統領が見つかったとなると、“フセイン大統領は居たから見つかった。ならば、見つからない大量破壊兵器は存在したのか?”という認識問題が改めて問われることになる。はたして小泉首相はなんと答えるだろうか?

2003年12月14日(日)  CMだからといって

米倉涼子、矢田亜希子、佐藤江梨子による缶コーヒーのジョージアの新しいCM(12月版30秒バージョン)。残業中の3人がちょっと一息入れて、社長室へ潜り込むというものですが、冒頭がいけません。「残業代も出ないのに・・・・」「今夜も仕事が片づかない」というのは、労働基準法違反ですね。(^^;) かりに裁量制であったとしても、使用者には従業員の労働時間を適切に管理する義務があり、時間外労働には割増し分をふくめ賃金を支払わなければなりません。厚生労働省も、通達などを出して徹底をはかっています。コカコーラ社も、その趣旨をよく汲んで、こういう違法行為を助長するようなCMは、早急に改めてくださいね〜

※まだ確認した訳ではありませんが、どうやらこの新しいCMの放映は中止されているようです。12月17日現在、ジョージアのホームページのTVCMのページからは、「残業代も・・・」の台詞を含んだ30秒バージョンは削除され、12月版のCMとして公開されているのは、冒頭の台詞のやりとりの場面をカットした15秒バージョンのみになっています。

2003年12月8日(月)  明るいブルックナー

小林研一郎指揮チェコ・フィルハーモニーのブルックナー交響曲第7番をあらためて聞いてみました。CDはもうずいぶん前に買っていたのですが、落ち着いて聞いたのは初めてでした。で、一言でいうと、“明るいブルックナー”です。明るいといっても、けっして軽佻浮薄、単なるキンキンキラキラではありません。音楽的な充実感は十分で、最終楽章など、音楽が内的に充満して、やがて外に向かって、上に向かって盛り上がり広がっていく緊張感と充実感は十分です。それにもかかわらず、妙に重々しく、もたもたした感じがなく、金管や、弦の中でもバイオリンの高い音を華やかに響かせて、快活、明朗な感じがします。日本フィルハーモニーの定期演奏会では、躍動感のあるブルックナー交響曲第8番を聞かせてくれたコバケンさんですが、この第7番も聞いてみる価値ありの演奏です(もちろん、好みは別れるでしょうが)。

【CD情報】 ブルックナー交響曲第7番(ノーヴァク版)/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団/小林研一郎指揮/2003年4月24-26日プラハ「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホールにて収録/Total Time 66:31/Octavia Records Inc. OVCL-00128/レーベル EXTON

2003年12月7日(日)  エリン・ブロコビッチ

テレビで、「エリン・ブロコビッチ」が放送されました。以前映画館で見た作品ですが、やっぱり見てしまいますね。もちろん、ジュリア・ロバーツの“あげて寄せて”も見所(^^;)ですが、やっぱり、実話にもとづいたストーリーというのが、この映画の最大の魅力でした。何も分からないエリンが、偶然知り合った家族の土地売買契約書から、巨大企業の六価クロム汚染の事実を知り、一軒一軒住民を訪ねて、600人にものぼる巨大訴訟にまでもちこむ。それまでの間、怒鳴るわ、叫ぶわ、ものすごいエネルギーです。もちろん、仕事ということもあるでしょうし、お金ということもあったでしょう。自分がみとめられた最初の仕事ということもあったかもしれません。しかし、やっぱり一番は、六価クロム汚染の被害を受けた住民との出会いを大切にしたことではないでしょうか。法律の問題や、勝てるかどうかに傾きがちな弁護士事務所のボスを巻き込み、説き伏せたバイタリティ! ちょっとした感動ものです。

2003年12月6日(土)  ローマの休日

デジタル・リマスター版ということで「ローマの休日」を見てきました。筋など言うまでもない有名作ですが、あらためて見て、所々筋を忘れていたことに気がつきました。それにしても、オードリー・ヘップバーンはやっぱり美人ですねぇ。それに、あのウェストの細さ!! 女性でなくても、思わず感心してしまいました。(^^;)

ところで、新宿タイムズスクウェア周辺の電飾・・・。どうして、あんなに人が群がるんでしょう? たかが豆電球がチカチカしているだけで、なんでそんなにうれしいのか不思議でなりません。毎日、毎日、飽きもせずに、携帯デジカメでカップルや親子が写真を撮っています。中には、一見してこいつら不倫とちゃうか?と思うしかないような、オヤジと若い女性も並んで写真を撮っていたりします。何とかしてほしい・・・・とボヤキながら帰ってきたら、地元K駅前の大通りの銀杏並木にも、巨大電飾が点いていました。こっちは不況に負けず、地元商店街が一生懸命やっていること。今年も無事点いて、とりあえずよかった。(^^;)

2003年12月5日(金)  体重計

体重計を買ってきました。(^^;) 近所の銭湯に通ってた頃は、風呂屋で体重がはかれたけれど、風呂付きのアパートにひっこしたら、体重を量るのが年1回の健康診断の時ぐらいになった。いくら何でもそれはまずいだろうと思っていたら、最近、どうも太ったみたいで、ジーパンがきつくなってしまった。しかし、それで間食を止めようと思っても、なかなか・・・・。それで、体重計を買ってきて、久しぶりにはかってみると、確かに2kgほど増えている。“現実”を目の当たりにしてみると、それ相応の危機感というものも出てくる。さて、効果やいかに・・・。

2003年12月3日(水)  パソコンの謎・・・

パソコンの引っ越しをしました。アパートの間取りを説明すると、4畳半の部屋の南側に1畳半ほどの板の間があります(まあ縁側みたいなもの)。パソコンはそこに置いてありましたが、板の間は寒い! ということで、また、もとの畳の部屋に戻してきました。

ところで、このパソコン、実をいうと、少し前に電源を静かなのに交換しました。で、確かに音は静かになったのですが、それ以来、起動の時、BIOS画面でメモリカウントに入る直前でしばらく止まるようになっていました。しかし、壊れたわけではなく、1分もすればメモりチェックを始め、ちゃんと正常に起動します。使っている途中に異常も起きません。いろんなところで尋ねてみましたが、PCショップのお兄ちゃんも“そんなのは聞いたことがない。電源とMBの相性が悪いのじゃない?”と言うぐらいで、さっぱり原因が分かりませんでした。ところが、パソコンを畳の部屋に移したら、突然、何の異常もなく起動するようになりました・・・・。おかしくなった理由も分からなければ、直った理由も分かりません。やったことと言えば、パソコンを移動させるときにしばらく電源を抜いたことぐらい。どうなっているんでしょう? (^^;)

2003年12月2日(火)  シュレッダー

小型のシュレッダーを買ってきました・・・・・。(^^;) 別に、わざわざシュレッダーにかけないといけないような機密文書がある訳じゃありません。電話やクレジットの明細など、これまで手で適当にちぎってすませていたぐらいです。しかし、上から紙をつっこむと、ダダダダダ〜っと細かく裁断していくのを見ていると、困ったことにこれが飽きない! いかにも重要書類を処分しているぞ〜という感じがするし、シュレッダー自身が“わて、まじめに仕事してまっせー”とアピールしているようにも見えて、愛着がわいてきます・・・・。(^^;)

↑TOP

2003年11月9日(日)    置塩信雄先生の訃報

経済学者の置塩信雄先生(神戸大学名誉教授)が昨日亡くなられました。最近、先生の著書を少しずつ読み始めて、あらためて置塩先生の業績の大きさ、深さを感じていました。以前から、体調を崩されているとは聞いていましたが、やはり残念でなりません。先生のご冥福を心から祈念します。

↑TOP

2003年10月30日(木)  好きな音、嫌いな音

●僕の嫌いな音。

○僕の好きな音。

2003年10月26日(日)  夏目漱石『行人』

夏目漱石『行人』を読み終えました。途中、いろいろ余計な本を読んでいたので、ちょっと時間がかかってしまいましたが、『坊ちゃん』や『猫』と同じ著者の作品とは思えないほどの違いです。しかし、作品としては結末がついていません。兄嫁とのぎこちない関係、兄嫁への畏怖というものがメインだったような気がしたのに、途中から話は兄・一郎の「神経衰弱」に限られてしまって、兄嫁と主人公・二郎との関係はどうなってしまったんでしょう? しかも、兄・一郎の「神経衰弱」の真相は、兄の友人というH先生の手紙で一方的に語られるだけで終わってしまいました。結局、夏目漱石も、この点を最後まで追究しきることができなかったということでしょうか。ちょっと肩すかしを食らったような感じです。しかし、こういう個人の内面的葛藤に焦点を当てた小説を、大正元〜2年(1912〜13年)という時期に書けるというのは、やっぱり夏目漱石のものすごさなんでしょう。

2003年10月24日(金)  睡眠サイクル

なんか、最近また睡眠のサイクルが狂ってきたみたいで、昼間無性に眠くなります。夜8時ぐらいにも、電車の中で立っていられないほど眠かった。なのに、これで夜中になると、また目が冴えてしまうんだな・・・・。困ったもんだ。

2003年10月23日 (木)  鳴らない電話・・・・

電話が壊れてました。(^^;) 「壊れてました」というのは、どうやらしばらく前から壊れていたみたいということです。ここしばらく、全然電話が鳴らないので“静かでいいなあ”などと思っていたのですが、実は、壊れていたみたいで、いくら電話がかかってきても全く鳴らなくなっていました。で、新しく電話を買ってきましたが、最近は携帯電話や多機能電話ばかりで、家電量販店に行ってみても、普通の電話の売り場面積は極小。これまでの電話機は狭いアパートでは呼出音が大き過ぎたので、今度は、呼出音をより小さくできる機種を買ってきました。

なお、僕は、普段から「居留守番」電話です。(^^;) 休日、たまに電話がかかってくると、ほとんど営業、勧誘の電話ばかり。知人、友人はほとんど携帯にかけてくるので、相手が名乗らない限り電話には出ないことにしています。

2003年10月22日(水) 若杉弘&都響

昨夜から雨。久しぶりに部屋の中にいても外の雨音が聞こえるぐらいの降りでした。天気予報では午後には上がるということでしたが、午後は雷まで鳴るほどで、風も強くて寒くなりました。

今日は、知人から都響定演のチケットを譲ってもらい、若杉弘指揮、シューベルト交響曲第7番(旧第8番)「未完成」&ブルックナー交響曲第9番を聞いてきました。若杉さんの指揮は、直接聞くのは初めてですが、予想どおり?、何の外連見や衒いもない非常に端正な演奏でした。非常に安心して聞いていられる、といって決して“手慣れた”という印象は持たせない指揮ぶりです。惜しむらくは、金管にもう少し“艶”が欲しかったのと、特にブルックナーの9番に関しては、凄みみたいなものがあればという感じですが、それでも非常に堅実な、そして細部まで注意の行き届いた演奏でした。

2003年10月18日(土) 風邪を引きました・・・・

風邪引きました。喉痛いです。咳がずっと続いていましたが、とうとう熱出しました。(^^;)

急に寒くなってきたし、仕事が詰まっていて・・・・。そんなに無理したつもりはないんですけどね。

2003年10月7日(火)  突然やってきた漱石

何を思ったか、突然、夏目漱石を読み始めた。これまで、『坊っちゃん』と『猫』きり読んだことがなく、これで漱石が分かったなぞいえないことは十分承知している。こんどは、後期の『行人』『こころ』『彼岸過迄』あたりをきちんと読もうと思っている。まあ、こういうものに手を伸ばすのは、まったく酔狂というもので、仕事が忙しくなって、気持ちが参ってくると、なるたけ現実離れしたものを読みたがるのが自分の常。かつては、『源氏物語』に熱中したこともあるが、さすがに古文では手も足も出ないので、円地文子訳だったが、それでも読んでる間だけでもよっぽど集中せぬと、筋さえ見失ってしまう。さすがに『行人』ではそういうこともないが、それでもそれなりに集中してかからねばならぬ。それが気分転換になるのだろうと、一人納得している。

↑TOP

2003年9月17日(水)  名古屋・立てこもり爆破事件

名古屋のたてこもり・爆発事件。まず事件で亡くなられた3人の方のご冥福をお祈りします。

ところでこの事件で一つ注目されるのは、犯人とされる男性が3カ月分の「給料」の支払を要求したのに対して、会社側は3カ月分の「委託契約料」として25万円を支払ったとです。この事件の場合がどうだったか分かりませんが、要するに、募集時には給与○○万円などと謳って雇用関係に見せかけておきながら、実際は業務委託契約になっていて、仕事がなくても会社側には「賃金」を支払う義務がないという、いわゆる「偽装請負」の可能性が濃厚です。しかも、運送業務請負契約の場ほ合、仕事は保障するなどといって、最初に借金して運送車を買わせ、代金を委託契約料から天引きするなどというあくどい事例もあります(あくまで一般論ですが)。だから、今度の事件の場合も、犯人とされる男性が、そういうだまし討ちのような「請負」に怒って犯行におよんだ可能性があります。

いずれにしても、3カ月分で25万円の「給料」というのはあまりにひどい・・・・。

事件後、犯人とされる男性が死亡したため、会社側は、勤務態度が悪かったとか休みがちだったとか、恨まれるようなトラブルはなかったと言っていますが、本当にそうだったのでしょうか。警察・検察には、ぜひそこまで徹底的に真相を明らかにしてほしいと思います。同時に、この事件をきっかけにして、大量失業時代につけ込む悪質な「偽装請負」の問題にメスが入れられることを願ってやみません。あと、犯人とされる男性が自ら火を付けて爆発したのか、それとも何かの火が引火して意図せず爆発してしまったのか、この点もきちんと確認してほしいですね。

もちろんだからと言って、恐喝などが許されるわけではありません。あらためて、亡くなられた3人の方のご冥福をお祈りします。

2003年9月15日(月)  ヨッフム&ブルックナー

オイゲン・ヨッフム指揮、ドレスデン国立歌劇場楽団のブルックナー交響曲全集(EMI)を買ってきました。CD9枚で、3,980円の格安!(輸入盤、HMV渋谷店にて)。録音は1975〜1980年。たぶん、1996年に東芝EMIから国内盤が出たやつだと思います。

ヨッフムの演奏は、好みは分かれるでしょうが、5番などはなかなかの聞きものだと思います。それにしても、ブルックナーの交響曲は、どうしてこうも聞き飽きないんでしょう。朝比奈隆、ギュンター・ヴァント、クルト・アイヒホルン、クナッパーツブッシュ・・・・・。ここに新しくヨッフムが加わって、ますます奥深さを感じています。

2003年9月14日(日)  フェドセーエフ&東フィル

今日は渋谷で、まず東京フィルハーモニー交響楽団の演奏会。ウラディーミル・フェドセーエフの指揮で、ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲(ニ短調)と組曲「仮面舞踏会」、それにショスタコーヴィチの交響曲第10番(ホ短調、作品93)というプログラム。ヴァイオリンのソロは、ロシア人のセルゲイ・ハチャトゥリアンで、ハチャトゥリアンはお手の物という感じでした。後半は、うってかわって、ショスタコーヴィチがスターリンの死後初めて発表した交響曲という曰く付きの楽曲で、曲そのものも、ハチャトゥリアンとはうって変わって苦渋やシニカルなイメージに満ちたなかなかの難物です。個人的な欲を言えば、もう少し重々しさがほしかったところですが、過日のチョン・ミョンフン指揮のマーラーとは格段の差、なかなかの出来でした。フェドセーエフは、オケを十分に鳴らせつつ、きちんと全体を掌握し、まとめ上げていると思いました。

しかし、残念だったのは、そのあと。アンコールに答えて、ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」の一楽章を演奏したのですが、ショスタコーヴィチのあとにアンコールは不要でしょう。ショスタコーヴィチのあとにハチャトゥリアンでは、せっかくの感動も台無しです。・・・・・やや仕込み臭いアンコールでしたが、ちょっと安易な感じがしました。

仕方なくそのあと、映画「アダプテーション」を見てきました。ニコラス・ケイジが頭髪の薄くなったデブの中年脚本家の双子の役を演じるという異色の作品です。シネマライズは、日曜日の夜最終回は1,000円均一で見れるということもあって、映画館は満員でした。

2003年9月4日(木)  置塩理論

ここしばらく、神戸大学名誉教授の置塩信雄先生の本をあらためて読んでいます。といっても、これまで読んだのは、『マルクス経済学 価値と価格の理論』(筑摩書房、1977年)と『経済学』(大月書店、鶴田満彦、米田康彦両氏との共著、1988年)の2冊。いまは、『経済学はいま何を考えているか』(大月書店、1993年)を読んでいるところです。残念ながら、数式を使ったところはさっぱり分からないのですが、価値と価格との関係を数式を使って具体的に関連づけたり、経済現象の数量的な検討を通じて『資本論』の理論につなげたりすることによって、マルクスの立場から現代資本主義を徹底的に批判しようという置塩先生の姿勢に強く印象づけられました。マルクスの概念を厳密にとらえて、そこから現代資本主義と近代経済学への学問的批判を展開することは、今日でもひきつづき重要な課題だとあらためて痛感しています。

↑TOP

2003年8月27日(水)  InterLink がやってきた

新しくノートパソコン買いました。(^^)v ビクターの Inter Link 、菊川怜がCMやってるやつです。かろうじて1kgというところ。これで、ようやくなんとか実際に持ち運びながら使うことができるでしょう。VAIOノートは、確かに小さかったけれど、それでも1.3kgあって、鞄に入れて持ち運ぶと、やっぱり結構疲れます。ただ、たぶん排気ファンだと思うんですが、はっきり言って うるさい! ヒューーーっと、ちょっと甲高い音を出して、結構耳に障るんですよ。何とかしてほしいなあ・・・・。

すっぴんで買ってきて、あれこれ日常的に使っているソフトをインストールするだけで、2晩かかりました。疲れたよ〜

菊川怜……東大出身女性タレント。最近人気が出て、各種CFにたくさん登場しています。でも、一般的な認知度でいえば、他に有名な女性タレントはもっといる思うんですよね・どうしてだろうと思っていたら、CFを発注する企業のオジサンたちに人気があるからという説がありました。どうなんでしょうねえ。

2003年8月26日(火)  ニコニコ日記

NHKで夜11時からやっている「ニコニコ日記」、面白いです!! 木村佳乃って、かわいいだけのお嬢様タレントと思っていたら、このダイコンぶりがなかなかはまってるんですよ。それに、博多弁の女の子が、なかなかの名演技!

パターン化したお話の展開だけど、夜中だし、まあ楽しければいいんじゃないでしょうか。(^^;)

2003年8月24日(日)  名もなきアフリカの地で

午後というか夕方から銀座に出かけて、映画を見てきました。「名もなきアフリカの地で」という映画です。感想は映画のページに書きましたが、ほんとに綺麗で、しかも綺麗というだけでないケニアの魅力たっぷりの映画です。原作は、この映画の主人公の女の子レギーナのように、実際にケニアに逃げだし、ケニアで育った女性の自伝的な小説だそうです。日本語に翻訳されていないのが、ホントに残念・・・・。

2003年8月23日(土)

先週後半から、ようやく天気が良くなりましたが、そうなると今度は暑いですねえ。(^^;) 寝ていても、明け方近くに蒸し暑くて目が覚めます。

最近、あらためて神戸大学の置塩信雄先生の本を読み返しています。学生のころ、一度は買ったことのある本ですが、そのころはさっぱり訳もわからず、もう手許には残っていません(残念)。あらためて読み返してみても、数式はやっぱりさっぱり分かりませんが、それでも、価値概念と現実の経済現象とをどう関連づけるか、そこを概念的にもきっちり詰めようという議論はとても学ぶところがあります。う〜ん、どこか古本で売ってないかなあ・・・・。誰かゆずって〜 (^^;)

2003年8月19日(火)

まだ天気が悪いですね。今週には晴れると天気予報していたのですが・・・。(^^;)

それはともかく、腰を痛めました。パソコン作業を根を詰めてやったら、一発で腰が痛くなってしまいました(机の高さが合ってねえ〜)。なんとかごまかしながら仕事してますが、帰りに自転車を漕ごうと思ったら力が入らない・・・・・。困ったもんです。

2003年8月18日(月)

僕は、何でも「なぜ」「どうして」という疑問を止められません。なぜ日本経済はこんなに悪くなったのか、どうして自民党の悪政がつづくのか、どうやったらそれを変えられるのか・・・・。さらには、人間はどうして意識をもっているのか、人間はなぜ話せるのか、どうして生きていくことができるのかというところまで、疑問は本当に尽きません。だから、片っ端からいろんなことに関心を持って、本を漁るように読んで、それで結局ますます疑問が増えて、収拾がつかなくなっています。

映画を見ても、どうしてこんな映画が作れるのか、どうして主人公はあんなことができたのか、何を伝えたいのかなどなど考え込んでしまうし、音楽にいたっては、なぜ音に感動することができるのか、なぜ国や民族や時代の違う音楽に感動するのか、無限に疑問は広がってしまいます。

最近は、とくに小説というものに興味がわいています。これまで小説というものは、まったく娯楽の対象だと思っていたのですが、最近は、小説というのも、人間が社会を我がものとするための1つの方策だなあとつくづく感じ、いまの世の中どうなっているのか、人はなぜ生きるのか、何のために生きるのかといったことを考える格好の材料になっています。

2003年8月16日(土)

今日も雨で、やっぱり薄ら寒いです。それでも、新宿まで出かけて、映画「トーク・トゥ・ハー」を見てきました(映画とは関係ないけど、お盆休み最後の土曜日の新宿は雨が降っていてもけっこう混んでました)。映画の中で、ペンデレツキーの「広島の犠牲者に捧げる哀歌」が出てきたので、映画のあと新宿のタワー・レコードで、さっそくペンデレツキのCDを買って帰りました。しかし、それを電車の中に忘れてしまった!!! 気がついたときは、電車はすでに出たあと。仕方なく駅に届けましたが、残念ながら見つかりませんでした。ペンデレツキなんて、現代音楽なんだから、あんまり聞いても面白くないと思うんだけどなあ・・・・・・。

2003年8月15日(金)

ニューヨークなどで大規模な停電。事故の原因はまだ分かっていませんが、どこかの発電所が止まったあと、他の発電所のどこかに過負荷がかかって、電圧低下を回避するための装置が作動し、次々に発電所が停止したのではないかと言われています。地下鉄やエレベーターに閉じこめられた人がいたり、ビルの上階から歩いて階段を降りることになったり、エアコンが止まったりと、全面的な停電が都市生活に大きな影響と被害を与えることがよく分かります。しかし、ニューヨークでは目立った事件も起こらず、平穏に朝を迎えつつあるとか、よかったですね。

東京は、昨晩から、寝ていても雨音が聞こえるぐらいの、かなり強い雨が降っています。今週は夏休みをもらったけれども、この天気・・・・。さっぱりですね。(^^;)

2003年8月14日(木)

パソコンが調子悪いです。まず自宅のデスクトップが、数日前に超低騒音電源に交換したのですが、その後から起動させたときにメモリーのカウントアップのところでえらく時間がかかるようになってしまいました。メモリーが壊れたかなと思って、別のに取り替えてみたのですが、やっぱり同じ。では電源が悪かったのかと思って、元の電源にもどしてみたら、やっぱり同じ・・・・・。とりあえず時間はかかるけど、正常に起動するので、しばらく様子を見るつもりです。う〜ん、電源を交換するまではこんなことなかったんだけどなあ〜。

もう1つは、職場においてある僕のパソコン。古いケースを流用していたためにサスペンドからの復帰がうまく行かなかったので、月曜日に新しいケースを買ってきて、中身を引っ越したのですが、ちょっと安物のケースにし過ぎたみたいで、あっちこっちのネジがうまく締まらない、PCIボードの差し込み口の寸法がまずいのか、うまくささってくれない、などなど。さんざん苦労して組み立て直したあげくに、今日、電源を入れようとしたら、ウンともスンとも言わない・・・・・。すわ、こっちも壊れたか、と思ったのですが、パーツを全部はずしてはめ直したら、きちんと動いたので、こっちもそのまんまで様子を見ることにしました。

で、もう1台ノートパソコンがあるのですが、これは前からモデムを認識しなくなっていて、出先でダイアルアップすることができず、外部では、携帯を通じて9.6kbpsなどという超化石時代的なスピードでメールチェックをやらざるを得なくなっています。修理に出せばすむことですが、2年も前のパソコンにそこまで金をかけるかぁという気もするし、自宅や職場で使うかぎりは、LANにつなげばメールもできるし・・・・。ということで、これもそのまんま放置してあります。

ということで、僕の周りには、とりあえず正常に動くパソコンは1台もなくなってしまいました。困ったもんです。(^^;)

今日は雨。渋谷で「ハリウッド★ホンコン」という映画を見てきました。「中国の小さなお針子」で主演したジョウ・シュンが出てるということで期待して見に行ったのですが、なかなか怪しいB旧映画でした。(笑)

「中国の小さなお針子」・・・・・・文化大革命で中国奥地に送られた2人の大学生が、隣村からやってくる針子の女の子に、禁書とされていたバルザックなどの小説を読んで聞かせるというお話。そのお針子の女の子が周迅。2002年製作、日本公開。中国語ですが、フランス映画です。

2003年8月13日(水)

今日は、「ベアーズ・キス」「デブラ・ウィンガーを探して」と、映画2本をはしごしてきました。なんかこうなると、月に3、4本映画をみるためのノルマをこなしている気分・・・・。(^^;) しかも、チケットショップでしっかり前売り券を手に入れて見に行ったのに、「ベアーズ・キス」の方は“水曜日は映画の日”ということで一律1000円でした。(涙)

2003年8月11日(月)

昨日、MXテレビ(東京ローカルなUHFテレビ)で牛乳の味のことをやってました。で、みんなが共通して一番美味しくないといったのが低温殺菌の牛乳でした。でも、僕は、低温殺菌の牛乳が一番美味しいと思うんですけどねえ。どうしてでしょう? みなさん、低温殺菌の牛乳を見かけたら、一度飲んでみてください。

低温殺菌牛乳・・・・・通常の牛乳が120度という高温で約2秒間殺菌するのにたいして、低温殺菌は65度の低温で30分かけて殺菌します。高温殺菌では蛋白質やカルシウムが変性するほか、低温殺菌とちがって独特の臭みが出ます(少なくとも僕にとっては)。しかし、現在では市販牛乳の9割以上が高温殺菌です。

2003年8月9日(土)

今日は長崎原爆忌。学生時代に広島に行ったことはありましたが、長崎は訪れる機会がなく、昨年、仕事で博多へ行った帰りに、足を伸ばし、日曜日1日かけて見て回りました。爆心地へ行き、平和公園に立ち寄り、それから浦上天主堂へ行ったら、ちょうど日曜日のミサが行われている最中でした。ミサのみなさんを邪魔してはいけないので、そっと一番後ろでミサが終わるのを待ち、そのあと、ぐるっと教会のステンドグラスの絵を見せてもらいました。ふだんは観光客は一番後ろしか入れないみたいで、ちょっと得しました。

その後、中華街でお昼を食べて、グラバー邸と大浦天主堂を見学して、オランダ坂を歩いて(普通の坂道ですが)、真夏に日永歩き通しだったので、ちょっとバテましたが、長崎の街は、海があって、山が近くに見えて、神戸の街と似ている感じがして良かったです。

2003年8月8日(金)

昨日は、仕事の関係で、夜から緊急に図表を何点かつくり、2ページの原稿を書き上げることになり、明け方までかかってしまいました。始発で帰宅して、1時間半程度寝ましたが、久しぶりの準徹夜に疲れました。もうこの歳で徹夜はごめんです。

台風10号が室戸に上陸しました。高校野球が第2試合の途中から中止になったということで、NHKは延々とニュースで台風情報を流し続けました。公共放送だから必要なのかも知れませんが、ようやく夜9時過ぎに上陸するという台風を、何時間も前から、あっちこっちを中継してみせて、これから500ミリ以上の雨が予想されるなどと繰り返しているのを見ていると、ちょっとオオカミ少年のようにも思えてきてしまいます。

2003年8月6日(水)

今週、NHKで「大地の子」が再放送されています。前にも見たドラマですが、やっぱりつい真剣に見てしまいます。中国残留孤児と、孤児を引き取って育てた中国人養父母。殺し、殺された者どうしが戦争を超えて生きる姿・・・・・。さらに、文化大革命による苦労の日々。

「自虐的だ」「いつまでも謝罪し続けるのか」というのは簡単ですが、歴史の犠牲になるのは、つねに一般庶民です。歴史に翻弄されたといってしまうと、たった数語で終わってしまうけれども、そこに生きる人の情、親子の情を忘れないようにしたいものです。

2003年8月2日(土)

今日は近所で盆踊りをやってます。「納涼盆踊り」という看板が立ったときには、「梅雨も明けないのに、納涼って・・・・」と思ってしまったけれど、なんとか暑くなったみたいで、おめでとうございます。(^^;)

夕方、久しぶりに月を見ました。三日月です。西の空、低いところに、ぼんやりと赤く出てました。こんな低いところにかかっている月は滅多にお目にかかれません。地表に近いところにある月はとても大きく見えました(三日月だけどね)。

2003年8月1日(金)

梅雨、明けたんでしょうかねえ? いちおう雨は降らなくなったみたいだし・・・。でも蒸し暑い。風邪が直らず、冷房はあいかわらずつらいです。桐野夏生、ようやく「OUT」を半分読み終わりました。話がリアルすぎて、「グロテスク」なんかより、よっぽどグロテスクだ〜〜。ということで、なかなか読みすすみません。(笑)

桐野夏生さんは、今年2月18日の「エコノミスト」に、「深夜の弁当工場で見た『奴隷労働』の女たち」という原稿を書いています。そのなかで、彼女は、「OUT」の主人公たちのように、深夜の弁当工場で働くパートの主婦たちについて、誰も書かないなら、その実態を自分で書こうと思ったと述べています。この主婦たちは、「中流」の生活を支えるために「最底辺」の労働を受け持たされているとか、その「中流」モデルやエリート・モデルは日本では既に崩壊している、このままいったら若い女性労働者がパート主婦と同じ目に遭うのではないか、などなど、なかなか鋭いことを指摘しています。そして、最後に、このままの事態がすすんでいったときに、ひょっとしたら「親から継承する資産もなく、学歴もない若い人たちの方が、実はまじめに勉強して大学に通い、一流企業への就職を選ぶ人間より、自由の重みをというものを知っているのではないか」、そして「こうした階層が増えたとき、量の増大が質を変えるかも知れない。つまり、社会を変革するきっかけになるのではないか」と指摘しています。

「グロテスク」だけだと、作者がこういうところまで見通しているとは気づきませんね。面白くなってきました。

↑TOP

2003年7月30日(水)

職場の飲み会の余興にということで、「突然、宇宙人に♀#※∈∴<∬♂Φと話しかけられました。あなたは何と答えますか?」という質問が出された。それに「あ、文字化け」と答えたら、思いっきり受けてしまった。どうして? 職場のネットワーク&パソコン管理者みたいなことを日頃やっているせい? それは、仕方なくやっているだけで、僕は別にパソコンオタクゃないぞ〜 ((~d=(`ヘ・)=b~))

追伸。風邪はまだ治りません。風邪薬が効いている間はそれほどでもないけれど、時間がたつと、鼻と喉の奥が痛くなってきます。

2003年7月29日(火)

風邪を引いてしまいました。熱が出たり、咳が出たりする訳ではありませんが、何となく身体がだるいし、鼻と喉の奥が痛い。気候不順のうえ、ジメジメするのでついエアコンの「除湿」に頼りすぎたのが悪かったみたいです(「除湿」というけれども、実際は、かなり冷える)。夏風邪は、冬の風邪のように布団をかぶって寝込んで、うんうん汗をかけば直る、とはいかないので、つらい・・・・。満員電車の冷房の吹き出しがもろに当たると、ほんとうに痛いほど。早く直ってくれ〜

2003年7月28日(月)

映画のページを新しくつくりました。最近は、単館上映系のものを中心に、月に3、4本程度見るようになりました。でも、こんなに映画を見るようになったのはここ数年のことです。だから、映画は好きなんだけど、それ以前の映画は意外と見ていなかったりします・・・。と言うことで、ホントに好きな人からしたら、許しがたいようなコメントかも知れませんが、どうか覗いてやってみて下さい。 

2003年7月27日(日)

仕事が忙しい。というほどでもないのに、気がつくと1週間たっている。なんでだろう? 最近、歳のせいか、朝目が覚めるのが早くなった。今朝も、日曜日であるにもかかわらず、午前5時半に目が覚めてしまった・・・・。でも、寝るのはあいかわらず、午前1時とか2時。必然的に寝不足になる。何とかしてくれ〜

2003年7月23日(水)

「セクレタリ」の帰りに見たこと。180円コーヒーのお店の地下で、コーヒーを飲んでいると、紙袋をいっぱい下げたオバサンが入ってきて、座席をとるなり、下膳口においてあるカップなどを片づけ始めた。何だろう?と思ってみていると、唐突に、少しアイスコーヒーが残ったグラスをつかんで、水を半分ぐらい足して、それをもって座席へ・・・・・・。なるほど、最近の路上生活者というのは、こうやってお店に座るんだと感心しました。

2003年7月22日(火)

中島みゆきの名曲というと、何だろうか。プロジェクトXのおかげで「地上の星」が売れたけれど、僕は、やっぱり「アザミ嬢のララバイ」とか「時代」とかを思い浮かべてしまう(歳のせいか?)。で、最近発見した曲に、「砂の船」というのがある。人生の孤独感を強く感じさせる、中島節といったところ。

で、この曲をジャズにしてしまった人がいる。山中千尋という日本人女性。1996年に桐朋学園を卒業して、バークリー音楽院に入学、現在アメリカでChihiro Yamanaka Trioとして活躍している Jazz Pianist。一昨年に出した“Living Without Friday”というアルバムのなかに、中島みゆきの「砂の船」が“A Sand Ship”というタイトルで入っている(歌はなし)。CDは澤野工房から国内でも発売されているので、ぜひ一度聞いてみてほしい。Chihiro Yamanaka Trio のアルバム第2弾“When October Goes”も発売中。お薦めです。

2003年7月21日(月)

午後雨がやんだので、夕方から出かけて映画を見てきました。「セクレタリー」という作品。まあ予告編を見たときから予想はついていたけれど、やっぱり予想通りのアメリカ人のお馬鹿映画でした。意外だったのは、結構女性客が多かったこと。大部分は彼との二人連れ。う〜む、どういうつもりでこういう映画を見に来るんだろう? 自分が見に行っているくせに、こういうことを考えてしまいました。

それにしても、今年はなかなか梅雨が明けませんね。九州地方では集中豪雨で犠牲者が・・・・。消防団員として、家族は避難させて、自分は警戒に出かけ、そこで犠牲になった人もいるとか。合掌。

2003年7月20日(日)

ようやくホームページの体裁が落ち着いてきた感じです。文字ばっかりで地味なページですけどね。

一週間目の回るような忙しさで、洗濯物がたまってしまったので、洗濯をしようと思って、洗濯機をあけてみたら、先週洗濯したはずのジーパンが脱水槽のなかに・・・・・・・。1週間の干し忘れ。最近は物忘れがひどくなってきているが、これほどとは・・・・・。

竹田青嗣の論文に刺激されて、コジェヴの『ヘーゲル読解入門』を数日前から読み始めました。ヘーゲルの『精神現象学』は、むかし金子武蔵訳を大枚2万円近いお金をはたいて買ってチャレンジしましたが、第1章で挫折してしまったままです。でも、コジェヴを読むと、いろいろ興味がわいてくるので、がんばって、もう一度チャレンジしてみましょうかねえ。

2003年7月16日(水)

今日は朝から目が回るような忙しさ。ばたばた仕事に追われる破目になってしまった。何が悪いんだろう?

竹田青嗣『群像』8月号に書いた「絶対知と欲望―近代精神の本質」をこの前読み終えました。300枚一挙掲載というふれこみで、なかなかの長大論文ですが、ヘーゲルの『精神現象学』とコジェヴの『ヘーゲル読解入門』をベースにして、相互承認ゲームとしての近代市民社会の普遍的原理を、外的規範によらないで明らかにしようというもの。ポスト・モダンのようなシニシズムに陥らず、また「理想的状態」を想定して現実を批判するのでもない、新しい近代批判の理論をつくりあげようという問題意識はよく分かるものです(成功しているかどうかは別にして)。それとは別に、『精神現象学』の読み方として、コジェヴの『読解入門』の面白みが見えてきたので、あらためてコジェブを読み始めようと思いました。

昨日のチョン・ミョンフン&東フィルの欲求不満で、CDを3枚衝動買いしてしまいました……。

1枚は行方不明になっていたバーンスタイン&WPOのマーラー5番。これは、マーラー5番のなかでも、名盤の誉れの高い1枚。聞き始めると、はまってしまいそうです。

2枚目は内田光子さんのシューベルト・ピアノソナタ・チクルスの最後の1枚。内田光子さんのこのシリーズは、僕のシューベルトのピアノ曲にたいするイメージを根底から覆してしまった名演奏です。しかし、前に何を買ったか忘れて同じものを2度買ってしまったことがあったので、今回はしっかり手帳にすでに買ったCDのリストを書いておいて、それと見比べてシリーズ最後の1枚を買ってきました。

3枚目は、ムラビンスキー指揮レニングラード響のグラズノフ交響曲第5番。1979年の来日公演のライブ盤です(ちょっと音が悪いのが残念)。

しかし、帰宅が真夜中近かったので、とても3枚は聞けない・・・・。仕方なく、いまはバーンスタインを聞きながらホームページの更新をやってます。

2003年7月15日(火)

今日は東京フィルハーモニー交響楽団の定演で、チョン・ミョンフン指揮マーラー交響曲第5番を聞いてきました。マーラーの5番は、第4楽章が映画「ヴェニスに死す」のテーマ音楽になったことで有名です。でも、あんなにやさしいイメージの楽章は、第4楽章のみ。あとは、不協和音やら不安定な奇妙な旋律やら、金管があっちでパーパー、こっちでブーブー、となかなか大変な曲です。

で、今日の演奏はというと、名演というにはちょっと届かなかったように思います。まず第1楽章の出だしで、独奏のトランペットの音程が不安定・・・・・。そのうえ、座席の場所のせいか、金管と弦のバランスが悪い・・・・。金管の音ばかり聞こえて、オーケストラ全体のまとまりが感じられず、とっちゃらかったまま終わってしまった感じです。

チョン・ミョンフン指揮ということで期待したんですが、日本のオケに、バーンスタインやブーレーズのような演奏を期待するのは、やっぱりまだ無理なのかも知れません。でも、B席で9000円したんだぞう〜 なんとかしてくれ〜〜

それから疑問がもう1つ。前半がモーツァルトで後半がマーラーというプログラムはどうして? なんで? 誰がこんな組み合わせにしたの? メインがマーラーなら、もうちょっと別の選択があったんじゃないかと思ってしまいます。

2003年7月14日(月)

新規オープン。初めてホームページをつくる。果たしてうまく行くんでしょうか? 不安・・・・・・・。そのうち、読んだ本のことや映画のことなんかも書きます。ご期待ください。

↑TOP