今日は、昼から町田の国際版画美術館に出かけて、ケーテ・コルビッツ展を見てきました。
ケーテ・コルビッツは1867年生まれのドイツの女性版画家です。歴史研究者には、石母田正氏の『歴史と民族の発見』(東京大学出版会、1952年)の装丁でお馴染ですが、美術展で実物を見るのは初めて。やっぱり見逃すわけにはゆきません。
で、第一印象は“小さい!”というもの。とくに彼女が初めて広く認められることなった「織工の蜂起」なんて、A4ほどもないちっちゃな作品です。事実上最後の作品である「種を粉に挽いてはならない」でも、せいぜい画用紙程度。作品の圧倒的な存在感から、勝手にもっと大きなものを想像していました。
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