姿勢を正さずにはいられない 藤原彰『天皇の軍隊と日中戦争』

藤原彰『天皇の軍隊と日中戦争』(大月書店)

3年前に亡くなられた藤原彰先生の論文・追悼文集が出ました。

内容は3部に別れていて、1つめは、藤原先生の晩年の日中戦争にかんする論文集。2つめは、藤原先生が自らの研究をふり返った論文2つ。そして最後に、藤原先生を偲ぶ荒井信一氏ほかの追悼文。そのなかには、その後急逝された江口圭一氏の一文も含まれています。

今日、ようやく手に入れて、さっそく回想の2論文と追悼文を読み終えましたが、あらためて現代史研究を開拓してきたというにふさわしい先生の業績の大きさに姿勢を正さずにはいられません。

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