「東京新聞」27日付に、「次世代につなぐオーケストラ 札幌交響楽団と“3つの改革”」という特集記事が掲載されています。
記事の前半は、存続が危ぶまれる事態となっていた札幌交響楽団が事務局長に宮澤敏夫氏を迎えておこなった3つの改革についての紹介。<1>演奏の質の向上、<2>教育への貢献、<3>社会への貢献――という「3つの改革」は、誰にも文句のないものでしょう。
で、後半は、大阪の4つのオーケストラ(大フィル、関西フィル、大阪シンフォニカー、大阪センチュリー)について、関西経済の低迷や大阪府などの財政難の中で、統廃合の声が上がっているという話。とくに1989年に大阪府が設立したセンチュリー響の存続が最も懸念されているそうです。
しかし、クラシック音楽はもっと身近にあってよいはずのもの。何とか前向きに打開されることを期待します。