自民党憲法草案についてさらにつぶやく

自民党憲法草案について、さらにつぶやきました。この問題は、簡単に断定はできないけど、なかなか大きな問題のような気がします。

  • 自民党憲法草案22)草案を読んでいて目につくのは、基本的人権について、現憲法が「侵してはならない」とか「権利を奪われない」などと規定しているところが、ただ単に「保障する」とか「権利を有する」に改められていること。一見すると、表現を簡素にしただけのように読めるが、はたしてそうなのか posted at 18:26:16
  • 自民党憲法草案23)例えば裁判を受ける権利。現憲法のきていだと、あれこれの理由で裁判が遅らされれば「裁判を受ける権利が奪われた」と訴えることが可能。しかし、「裁判を受ける権利を有する」となると、どんな形で、どんな手続きで裁判を受けさせるかは国の裁量ということにならないか。 posted at 18:29:52
  • 自民党憲法草案24)現憲法でも信教の自由、言論の自由などは「保障する」とだけなっているから、「侵してはならない」という表現と意味の違いがあると即断はできない。でも、現憲法では基本的人権全体が「侵すことのできない永久の権利」(97条)とされているから、そもそも違いは生まれない。 posted at 18:40:14
  • 自民党憲法草案25)とこりが自民案では、この97条がまるごと削除されているので、基本的人権の各条項で「侵してはならない」が「保障する」に変わると、たちまち基本的人権の不可侵性が消えてしまう。事実、自民案ではあちこちに基本的人権の制限規定が盛り込まれていて、基本的人権は風前の灯火。 posted at 18:44:42
  • 【訂正】自民党憲法草案25)誤「とこりが」→正「ところが」 posted at 18:47:27

作成者: GAKU

年齢:50代 性別:男 都道府県:東京都(元関西人) 趣味:映画、クラシック音楽、あとはひたすら読書

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