人災だというなら

中川経済産業大臣が、関西電力美浜原発3号機のタービン配管破断事故を「人災だ」と言っているそうですが、それなら関西電力の報告を鵜呑みにして管理は「適切」としていた政府も共犯というべきでしょう。

政府は関西電力に、関西電力は下請け会社に――原発の安全管理は全部“丸投げ”というのが日本の「安全」の現実です。

美浜原発、国は管理「適切」と評価…関電の報告鵜呑み(読売新聞)
美浜事故の責任明確化する 経産相、人災と明言(共同通信)

美浜原発、国は管理「適切」と評価…関電の報告鵜呑み

 関西電力美浜原発3号機の蒸気噴出事故で、原子力安全委員会と旧通産省資源エネルギー庁が2000年、同原発の主要機器の保守管理を「適切」と評価していたことが明らかになった。
 経済産業省原子力安全・保安院が12日、原子力安全委員会にこの事実を報告した。当時、エネ庁や原子力安全委員会が関電の検査漏れに気付いて是正を促していれば、今回の事故は防げた可能性が高く、原子力安全規制のあり方が改めて問われそうだ。
 配管が破損して蒸気が漏れた部分は、管の内部から厚みが摩耗する「減肉」が起きやすい要注意個所だった。しかし、検査対象リストから漏れていたため、関電は運転開始から28年間、1度も配管の厚みを検査していなかった。
 ところが、関電は2000年5月、エネ庁に提出した「定期安全レビュー報告書」の中で「減肉が予想される配管については、計画的に厚みを測定しており、異常な減肉は認められていない」と説明。エネ庁は検査漏れの有無をチェックせず、報告書をうのみにし、原子力安全委員会に「関電は主要な機器の劣化などの特性を把握して、設備の健全性の維持向上のための対策工事をきっちりやっている」と報告、了承されていた。(読売新聞)[8月13日1時49分更新]

美浜事故の責任明確化する 経産相、人災と明言

 中川昭一経済産業相は12日の記者会見で、美浜原発死傷事故について「人災と思っている」と明言し、関西電力経営陣の責任問題については「所管官庁としてやるべき時にきちっとやる」と、責任の所在を明確にする考えを示した。
 事故に関連して、関電が高浜原発で進めているプルサーマル計画について福井県の西川一誠知事が計画の保留を促す考えを示したことについて、経産相は「原発の信頼性に危ぐを示したもので重く受け止めたい。ただ、私の立場から(延期について)今すぐには言えない」と述べ、現時点での延期の是非に関し明言を避けた。(共同通信)[8月12日13時27分更新]

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