大野和士 サントリー音楽賞受賞記念コンサート

サントリー芸術財団サマーフェスティバル2011

昨日は、第41回サントリー音楽賞を受賞した大野和士さんが振る記念コンサートを聴いてきました。

  マーラー:交響曲第2番 ハ短調 「復活」

曲目は、大野和士さんの意向で当初の予定が変更されたそうです。もちろん、なぜいま「復活」なのかは言うまでもありません。プログラムには、次のような大野和士さんのコメントが紹介されています。

 「復活」・・・この二文字に全身全霊を込めて、
皆さんと共に、祈りをささげたいと思います。 大野和士

演奏は、この言葉どおり、大野さんの気持ちがまっすぐに表わされたものでした。

オケは東フィル。18-16-14-12-10の大編成、それにフルート4、オーボエ4、クラリネット(B管とEs管を合わせて)5、ファゴット4、ホルン6、トランペット6、トロンボーン4、テューバ、ハープ2、ティンパニ2、大太鼓、シンバル、トライアングルなどなどが加わって、サントリーホールのステージはこぼれそうなぐらい満載でした。

そして大変熱の入った演奏で、強勢で音が炸裂したときはサントリーホールが音であふれかえるほど。個人的にはもう少し退嬰的な雰囲気があったほうがマーラーらしくて好きなのですが、大野さんの指揮は、「復活」というテーマに向かって豪直球という感じで、東フィルもがっつりそれにこたえていたように思いました。

ソロは、ソプラノの並河寿美さんとアルトの坂本朱さん。坂本さんは、声ののびがもう少しという場面もありましたが、並河さんはさすがの一言。合唱の中からソプラノ声が浮かび上がってくるところなどは、うっとり聞き惚れるぐらいでした。

しかし、この日の演奏で一番見事だったのは、国立音大+東京オペラシンガーズの合唱でしょう。最終楽章で、Aufersth’n… と、低くバスが歌い始めると、それまでの興奮から一転、神聖な雰囲気がみなぎりました。

今年1月の東フィル定期を、頸椎の具合が悪くて降板した大野さんでしたが、すっかり回復されたようで、オケがはけたあとも鳴り止まぬ拍手に颯爽とステージに再登場しておられました。

【関連ブログ】
東条碩夫のコンサート日記 8・29(月)大野和士指揮東京フィル マーラー「復活」
瞬間の音楽: 大野和士=東フィルのマーラー/交響曲第2番「復活」

【演奏会情報】 サントリー財団サマーフェスティバル2011 第41回サントリー音楽賞受賞記念コンサート
指揮:大野和士/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団/ソプラノ:並河寿美/アルト:坂本朱/合唱:国立音楽大学、東京オペラシンガーズ/会場:サントリーホール/開演:2011年8月29日 午後7時

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