今週の「九条の会」(6月19日まで)

先週の「九条の会」関連ニュースです。

地域から守る声上げて 「九条の会・みやはら」発足/北区

 さいたま市の北端、北区宮原地域でこのほど、憲法九条を守ろうと「九条の会・みやはら」が発足した。記念集会には60人が参加、青木努弁護士が「9条2項の改憲が意味するところ」と題して講演、地元バンドのコンサートもあった。同会賛同人の一人、流石浩さん(63)は吉野町在住の元銀行マン。「孫たちを戦争に送り出したくない。小さい地域だからこそできる顔の見える活動を地道にやっていきます」と話す。
 同会は昨年6月にノーベル賞作家の大江健三郎さんらが呼びかけた「九条の会」アピールに賛同、宮原、奈良町、別所町、吉野町をエリアに映画上映、学習会など多彩な催しを開く。今後、ホームページを開設するほか、高校生や大学生による地元の戦争体験者の聞き取りも予定している。
 他の九条の会は著名な人物が名前を連ねる例が多いが、同会は呼びかけ人を置かず賛同人主体の形式。連絡係の井出重之さん(57)は「呼びかけ人任せの運動にしたくない。九条を守るためには普通の市民一人一人が自分の意志に基づいて活動すべき」と話す。
 同会は発足に先立ち賛同人35人が返信はがき付きのちらしを地域にまいた。4月下旬から毎週末、1カ月かけて約1万7000世帯をカバーするなど旺盛な活動を展開してきた。
 九条の会事務局(東京都千代田区)によると、アピールに賛同する会は五月末に全国で2000を超え、埼玉県内には約60の会がある。単位は県や市町村、職場、大学とさまざま。さいたま市内の地域レベルの会としては、昨年12月にできた「本太・元町・駒場地域」に次ぎ二番目となる。
 問い合わせは井出さんへ。[埼玉新聞 2005年6月15日]

「京極・春日9条の会」憲法まつり開催 上京 戦争資料で平和見直す

 京都市上京区の住民グループ「京極・春日9条の会」が18日午後1時から、同区荒神口通河原町西入ルの鴨沂会館新館で初めての「憲法まつり」を開く。地域の人が戦争体験を語り、住民から寄せられた当時の写真や教科書を展示する催しで、メンバーは「戦争を追体験し、平和の尊さを見つめ直す機会にしたい」と話している。
 会は今年1月、住民約50人で作った。戦後60年を迎え、改憲が論議されるなか「何かしないではいられない」と今回の催しを計画した。
 5月初めにチラシを配り、戦争にまつわる資料の提供を地域に呼びかけたところ、12人から29点が寄せられた。「アカダスキキタスグカエレ」と召集を知らせる電報、海軍将校の長剣、大日本国防愛国婦人会のたすき、北原白秋の「少国民詩集」…。どれも本人や遺族の思い出が込められている。
 展示とともに、特攻隊員として終戦を迎えた人や画家の父親が特高警察に追われ、迫害を受けたという男性ら4人が午後1時から戦争体験を語る。午後3時からは「平和のための手作りライブ」と題し、地域住民のクラリネット演奏や中国人留学生の琴演奏がある。参加協力費は大人500円。[京都新聞 2005年6月17日]

「損保9条の会」結成 産業分野で初 “いま勝負どころ” 経済同友会品川氏が講演

 損害保険会社関係の有志らの「損保9条の会」が18日、東京都千代田区の星陵会館で結成講演会を開きました。産業分野の九条の会の先駆けとして注目され250人が参加。財界人の立場から改憲の動きに警鐘を鳴らす経済同友会終身幹事で日本興亜損保相談役の品川正治氏が講演しました。「損保9条の会」は損保の労組幹部、学者、弁護士など損保にかかわる有志ら24氏の呼び掛けで結成され、品川氏も呼び掛け人の1人です。
 講演で品川さんは「戦争は人間が起こすもの。しかし、それを許さないのも人間」と切りだし、「9条が最大の(戦争をしない)歯止めになっている」と語り掛けました。
 日本経団連など財界団体は改憲をめざす報告書を出しています。
 品川さんは「戦争は勝つことが最高の価値観になり、価値関係を逆転させる。外交や金融、科学もすべてが動員される。日米同盟の片方のアメリカが戦時体制に入っているなかで、なぜ九条を変えるのか。これほど国の形を粗末にする考えはない」と批判。改憲の攻撃を打ち破り九条を守れば「これまでの歴史にない世界史に残る事件。勝負どころだ」と力を込めました。
 東京・新宿区から参加した関口起代子さん(61)は「九条を守ることが世界史的意義のあることがよく分かりました」と述べ、品川さんの言葉をかみしめていました。墨田区の椙村(すぎむら)眞理さん(42)は「知り合いのイラン人も日本の9条を評価している」と、9条には国際的支持があることを語っていました。[「しんぶん赤旗」2005年6月19日]

九条美術の会発足 141氏が呼びかけ人に

 美術家・美術関係者でつくる「『九条の会』アピールを広げる美術の会」(略称・九条美術の会)が18日、東京都内で発会し、記者会見を行いました。
 九条美術の会は、大野五郎(画家)、岡部昭(工芸家)、川上十郎(画家)、窪島誠一郎(無言館館主)、佐藤忠良(彫刻家)、鳥居敏文(画家)、西常雄(彫刻家)、野見山暁治(画家)、水尾比呂志(評論家)の九氏が発起人となり、結成を呼びかけていたもの。6月17日までに妹尾河童(舞台美術)、建畠覚造(彫刻家)、舟越桂(彫刻家)など141人が呼びかけ人となりました。
 この日の発会式では、同会のアピールを正式に採択。当面、5000人から6000人を目標にアピールへの賛同をよびかける方針を確認しました。アピールは美術家・美術関係者に、憲法九条を守る一点で「『戦争をする国』に逆もどりさせない運動」を広げることを呼びかけています。
 4月に結成された美術・九条の会(横浜)や準備がすすめられている各地の会と連携することなどが話し合われました。[「しんぶん赤旗」2005年6月19日]

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