自民党・名古屋市議団の前団長が政務調査費を不正流用?

名古屋市議会の自民党市議団が、前団長の西村けんじ市議が政務調査費の一部を積み立てた団共通経費を不正流用したとして、警察に被害届を提出。

記事だけでは事情がいま一つよく分からないのですが、西村市議が後援会旅行名目の架空領収証を提出したのが発端のもよう。自民党市議団は現在22人。西村市議が会派離脱する前は23人だった訳で、1人5万円で毎月115万円、年1380万円もの金が集まっていたわけです。

しかしもとはと言えば、政務調査費の収支報告の公開が義務づけられていないのが問題で、名古屋市でも以前から問題になっていたようです。

政務調査費で被害届 名古屋市議会の自民党市議団(中日新聞)

政務調査費で被害届 名古屋市議会の自民党市議団

 名古屋市議会の自民党市議団(伊神邦彦団長)で政務調査費が不適切に処理されたとされる問題で、同市議団は、政務調査費の一部を積み立てた団共通経費のうち、2003、04の両年度分約1000万円が、前団長の西村けんじ市議(46)=現自民党クラブ=に不正に流用されたとして、業務上横領容疑で愛知県警に被害届を提出していたことが分かった。同県警は業務上横領の可能性について慎重に調べる。
 市議団は両年度の政務調査費の領収書など関係書類一式を県警に提出しており、県警も市議団の複数の議員から事情を聴いている。西村市議は被害届の提出について「事実だとすれば理解できない。寝耳に水のことだ。私はこれまでの説明通り私的流用などの不正はしていない」と話している。
 この問題では、04年度団長だった西村市議が、同年度の政務調査費の決算の際、団共通経費の支出分として約250万円分の架空領収書を提出したことが発覚。
 さらに西村市議は市議団を離団した後、03年度分の団経費約410万円を「預かっている」として市議団側に返還を申し出たが、市議団側が「説明がつかない金だ」として受け取りを拒否している。
 市議団は、西村市議が両年度に提出した領収書や、団共通経費が入っていた口座の出入金記録を調査。西村市議が「団のほとんどが知っている預託金だ」と主張している03年度の410万円のほか、04年度にも600万円近い金が団共通経費から引き出されたと結論付けた。また、市議団の調査では、団共通経費以外にも、病気療養中だった市議などの政務調査費個人支給分も両年度で数百万円が流用された形跡があるという。
 市議団は29日正午すぎ、議員総会を開き、被害届を出したことを報告。伊神団長は議員総会後、報道陣に対し「ノーコメント」と話した。
 名古屋市の政務調査費は、市から議員一人につき月額55万円が各会派に交付されるが、自民党市議団は50万円を個人支給分とし、5万円を団共通経費として積み立てている。団共通経費は原則的に、団長と幹事長が管理しているという。[中日新聞 2005年6月29日夕刊]

西村名古屋市議、後援会旅行の領収書提出 政務調査費問題(中日新聞)

西村名古屋市議、後援会旅行の領収書提出 政務調査費問題

 名古屋市の自民党市議団で、政務調査費を積み立てた団共通経費が不適切に処理されたとされる問題で、前団長だった西村けんじ市議(46)=現自民党クラブ=が2003、04年度の政務調査費について、後援会旅行に使った領収書を市議団に提出していたことが分かった。市議団はこうした領収書による政務調査費の支出は「不適切」で、横領に当たるとして、被害届提出に踏み切ったとみられる。市議団から業務上横領容疑で被害届を受けた愛知県警も、こうした事実を把握しており、慎重に調べている。
 西村市議は、04年度の政務調査費の決済の際、市内の旅行代理店発行の領収書約250万円分を提出。市議団側が「日付も旅行名目もない」と指摘して受理を拒否し、西村市議自らも架空領収書であることを認めて撤回した。
 その後、市議団側が調査したところ、西村市議が03年度にも団共通経費の支出について、同じ旅行代理店発行の領収書を提出していたことが判明した。あて先はいずれも「自民党名古屋市議団」となっていた。
 発行元の旅行代理店によると、同市議団あてで西村市議に発行した領収書は03、04年度で約400万円分。「(西村市議に)後援会旅行について領収書を出すよう頼まれた。領収書の使い方までは知らなかった」としている。
 西村市議は「後援会旅行の領収書かどうか、今は言えない」としている。[中日新聞 2005年6月30日朝刊]

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