「どんな対策をしても原発は危険」20.4%

原発にかんする世論調査の3つめは、志賀原発をめぐる石川県民の世論調査(北陸中日新聞)。

志賀原発の運転再開について、賛成15.0%にたいし、「反対」と「安全対策の内容が不明なので判断できない」を合わせると81.6%が運転再開に不同意を表したのだが、とくに「どんな対策をしても原発は危険なので反対」が20.4%もあったことは注目される。

志賀原発:運転再開賛成15% 県の取り組み「不満」65%:中日新聞

さらに、現在、原発の防災計画はどこでも最大10km圏内の自治体を対象としたものだが、この防災計画の見直し前の志賀原発の運転再開については、81.0%が「よくない」と回答。知事は、「必ずしも再開前に見直すことにこだわらない考えを示している」そうだが、運転再開の前にちゃんとした防災計画を、と考えるのは、至極当然の意見だ。

運転再開賛成15% 県の取り組み「不満」65%

[中日新聞 2011年6月28日]

 北陸中日新聞が25、26日に石川県で実施した世論調査によると、停止中の北陸電力志賀原発(同県志賀町)の運転再開について、「北電の安全対策が不十分だから反対」「どんな対策をしても危険だから反対」と答えた人が合わせて44.2%に上り、賛成の15.0%を大きく上回った。福島第一原発事故後の石川県の取り組みについては「満足する」が11.0%にとどまった。(原発問題取材班)

志賀原発運転再開の賛否は
賛成 15.0
安全対策の内容を知らないので判断できない 37.4
対策は不十分、現段階では反対 23.8
どんな対策をしても原発は危険なので再開は反対 20.4
分からない・無回答 3.4
志賀原発に対する石川県の取り組みは
満足している 11.0
分からない・無回答 23.2
満足していない 65.8

 志賀原発の運転再開については「対策の内容を知らないので判断できない」が最多で、37.4%だった。次いで「北電の対策は不十分と思うので現段階では反対」が23.8%、「どんな対策をしても原発は危険と思うので再開は反対」は20.4%と続いた。
 判断できない人と反対の人を合わせて81.6%が再開に賛成できない状況にあり、北電の安全対策が住民の理解を得られていないことをうかがわせた。
 「再開賛成」は二十代以上のどの年代でも10%台にとどまった。
 志賀原発でも福島のように環境汚染の広まる事故が起きると思う人は70.8%に上った。起きると思わない人は19.6%だった。
 福島第一原発の事故後に石川県が行った取り組みについて「満足していない」と答えた人は65.8%に上り、「満足する」のほぼ六倍となった。
 事故後の石川県の対応は、基本的に国の方針待ちの姿勢。志賀町に隣接する自治体や富山県から、原発の半径十キロと定めた「防災対策の重点実施地域」(EPZ)の見直しや、北電と結んでいる安全協定への参加を求める声が相次いでも、各自治体の不安解消に努める積極的な対応をみせることもなかった。
 谷本正憲知事は、志賀原発の運転再開と、現行の県原子力防災計画の見直しとの関係について、必ずしも再開前に見直すことにこだわらない考えを示している。しかし今回の調査では、計画見直し前の運転再開を「よくない」と答えた人が81.0%に上った。

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