確かに一理あり

飲酒運転事故を起こしたとき、公務員だったら氏名を公表し、即懲戒解雇で、民間だったら公表不要、追加処分もなし、というのは確かに変。

飲酒運転事故:「報告義務なし」 公務員だから…は職業差別――滋賀・彦根市長が意向(毎日新聞)

僕は、ここで何度でも書いていますが、飲酒運転は厳罰化してもなくならない、かえって隠蔽(ひき逃げ、当て逃げ)が増えるだけ、という立場。もちろん、犯罪の度合いに応じて懲戒解雇処分などをくわえるというのは当然だが、それは飲酒運転にかぎらず、なんでも同じ。

飲酒運転事故:「報告義務なし」 公務員だから…は職業差別――滋賀・彦根市長が意向
[毎日新聞 2006年10月26日 東京朝刊]

 滋賀県彦根市の獅山(ししやま)向洋(こうよう)市長(65)は25日、職員が飲酒運転で人身事故を起こした場合も、事故や検挙の「報告義務はない」と述べ、市の「交通事故等処分基準表」から、職員に報告を求める記述を削除する意向を明らかにした。獅山市長は「何人も自己に不利益な供述を強要されない」と明記した憲法38条を根拠に「報告義務付けは憲法違反で人権問題。公務員だからといって報告させては職業差別になる」と述べた。
 飲酒運転での人身事故を免職とするなど、厳罰化する懲戒処分基準の発表会見で述べた。全国的な厳罰化傾向を「世論に押されて厳しくするのは間違い。法体系を整備すべきだ」と批判した。市は従来、違反の種類によってポイント加算して処分を決めていたが、周辺市と歩調を合わせて厳罰化に踏み切った。
 獅山市長は神戸、山口地検検事から弁護士などを経て、昨年4月の市長選で12年ぶりに返り咲いた。【松井圀夫】

作成者: GAKU

年齢:50代 性別:男 都道府県:東京都(元関西人) 趣味:映画、クラシック音楽、あとはひたすら読書

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