国民が主人公の新しい政治を起こそう

共産党の街頭演説(2007年9月12日午後6時20分、新宿駅西口)

安倍首相の辞意表明を受けて、午後6時から新宿駅西口で、共産党の緊急街頭演説会が開かれ、僕も宣伝活動に加わってきました。

笠井亮・衆議院議員(東京ブロック)、山下芳生・参議院議員(比例代表)、高橋千鶴子・衆議院議員(東北ブロック)、赤嶺政賢・衆議院議員(九州・沖縄ブロック)が、突然の辞意表明で国会の中が大混乱した様子もふくめながら、「国民が主人公の新しい政治を起こすチャンス」「テロ特措法延長というアメリカの約束に目処が立たないと言って辞任したが、国民への謝罪はなにもない」などと訴え。

その後、志位和夫委員長が、安倍首相の辞意表明は辞め方という点で無責任極まりない、テロ特措法延長に対する世論の反対、野党の反対でメドが立たなくなって政権を投げ出した、と批判するとともに、それだけでとどまらないと、次のように訴えていました。

自民・公明政治の3つの異常を正さなければならない。1つめは、テロ特措法延長のようにアメリカ言いなりの政治が行き詰まった。そもそも、テロにたいして戦争をやったのが間違い。戦争でテロはなくせないというのが、この6年間の教訓。これを正して、インド洋から自衛隊を引き上げることが必要だ。2つめに、参院選の結果は、格差と貧困を広げた「構造改革」路線にたいするノーの審判。にもかかわらず、選挙後はじめて出てきたのは消費税増税。他方で、大企業には大幅減税。トヨタは11兆円も儲けをふやしながら、納めている税金は1兆円も減った。こういう大企業中心主義の政治こそやめるべき。3つめは、日本の侵略戦争を美化する「靖国派」の政治が、大きな行き詰まりを見せていること。アメリカからは、従軍慰安婦問題での下院決議を突きつけられている。これときっぱり手を切る必要がある。

こう訴えて、誰が後継総裁・総理になったとしても、この「3つの異常」を続けるのであれば、解散総選挙に追い込んで、国民が主人公の新しい政治を起こすために全力を挙げる、と結びました。

演説場所となった新宿駅西口では、通りかかったサラリーマンや若者が次々に足を止めて、携帯で写メを撮ったりしながら、みるみる人垣ができました。また、「安倍首相が辞意表明」の見出しがおどる刷り上がったばかりの「しんぶん赤旗」日曜版が30部以上売れるなど、とても大きな関心を呼んでいました。やっぱり、こういう考えられない事態が起きたときには「共産党が何を言うか聞いてみよう」という気持ちがびんびんと伝わってくる街頭演説でした。

作成者: GAKU

年齢:50代 性別:男 都道府県:東京都(元関西人) 趣味:映画、クラシック音楽、あとはひたすら読書

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