アラ還のオッサンがマルクスの勉強やらコンサートの感想やらを書き込んでいます

ふたたび日中首脳会談へ

2004年11月27日 at 09:44:04

29日からのASEAN+3の場を利用して、30日に、こんどは温家宝首相との間で日中首脳会談が開かれることになったようです。

その前提として、こんな記事(靖国参拝、日中首脳会談で首相が慎重対処の意向=読売新聞)やら、こんな記事(日中首脳会談開催で再調整、中国側が打診=読売新聞)を勘案すると、どうやら日中関係の修復に向かって、小泉さんが靖国参拝問題で一定の譲歩をしたみたいですね。小泉首相ご本人も、昨日国会で明言を避けていたし。

問題は、その「譲歩」の中身です。日付だけ変えて参拝するとか、「内閣総理大臣」ではなく「自民党総裁」の肩書きで参拝するとか言われていますが、そんな姑息な手段がはたして通用するかどうか…。

日本人自身が日本の戦争責任と真剣に向き合うことが求められています。

姑息(こそく)――(名・形動)〔「姑」はしばらく、「息」はやむ意〕根本的に解決するのではなく、一時の間に合わせにすること。その場逃れに物事をすること。また、そのさま。【三省堂大辞林】

靖国参拝、日中首脳会談で首相が慎重対処の意向(読売新聞)

 小泉首相が21日のサンティアゴでの中国の胡錦濤国家主席との会談で、自らの靖国神社参拝に中国が反発していることを踏まえ、今後は慎重に対処する意向を示していたことが明らかになった。政府関係者が26日、明らかにした。
 日中首脳会談後、首相が来年以降、靖国神社へ参拝するかどうか明言せず、中国側を刺激するのを避けているのは、会談での発言が背景にあると見られる。
 また、首相は21日の首脳会談で、「靖国参拝は心ならずも戦場で亡くなった方に哀悼の意を示すものだ」とも述べ、靖国参拝を中止する考えがないことも強調している。
 これに関連し、山崎拓首相補佐官は25日のCSテレビ番組で、首相が靖国神社に参拝する際、参拝の形式や時期などで中国側に配慮する可能性があるとの考えを示している。[ 読売新聞 2004年11月27日1時9分 ]

日中首脳会談開催で再調整、中国側が打診 (読売新聞)

 日中両政府は26日、ラオスで29、30日に開かれる東南アジア諸国連合と日中韓3か国(ASEANプラス3)首脳会議の際、小泉首相と中国の温家宝首相の会談を開く方向で再調整に入った。
 日中首相会談はいったん見送られる方向となったが、中国側が開催を打診してきた。[読売新聞 2004年11月26日22時40分]

yodaway2さんのTomorrow’s Way:日中首脳会談の全容がわかった――と、NHK。を読むと、昨日の夜10時のニュースで、すでにNHKがこうニュースを流していたみたいです。

靖国参拝“今後慎重に対処” (NHKニュース)

靖国参拝“今後慎重に対処”

 日中関係は、小泉総理大臣の靖国神社参拝に中国が反発して、首脳同士の相互訪問が3年間途絶えており、今回の会談も1年ぶりに行われたものですが、その全容が、NHKの取材で明らかになりました。
 それによりますと、胡錦涛国家主席は、まず「中日両国はアジアばかりでなく世界の平和と発展のために大きな責任を担っている。両国の指導者は、終始一貫して戦略的な高さから、また長期的視点から関係の発展を推し進めるべきだ」と述べました。そのうえで、胡錦涛主席は、小泉総理大臣の靖国神社参拝について、「中日関係を発展させるには歴史は避けてはならない。なぜなら、きょうはきのうの続きで、切り離せないからだ。現在、両国の政治関係に困難をもたらしているのは、靖国問題である。小泉総理大臣に適切に対処していただきたい。この問題が長引けば、戦争被害国の国民の気持ちを傷つける。なぜ、私が小泉総理大臣に対し胸襟を開いてこの問題を話したかというと、来年はファシスト勝利60周年という大事で敏感な年だからだ。私は、中日関係が損なわれるのを見たくない」と述べ、参拝をとりやめるよう強く求めました。
 これに対し、小泉総理大臣は、「歴史を大事にし、鏡として、過ちを繰り返さないようにしたい。靖国の問題についても懸念は承知している。私自身、あのような戦争を起こしてはならないと思っている。私も、もし、あの時期に生まれていれば、本意でなくても戦場に赴かざるを得なかっただろう。心ならずも戦場に赴き、命を落とした人達の無念というものを忘れてはいけないと思っている。今日の平和と繁栄も、心ならずも命をなくした人達の犠牲の上に成り立っており、こうした人達に対する敬意と感謝の念を持って靖国を参拝してきた。胡錦涛国家主席の話も聞かせてもらったが、中国の心配も承知している。今後慎重に対処していきたい」と述べました。
 ただ、胡錦涛国家主席はこの後、さらに、「一点だけ補足したい。中国及び中国人民は、従来から、不幸の戦争の中で、日本の一般民衆や心ならずも戦争に赴いた人も戦争の犠牲者であると認識している。しかし、ごく少数であるが、かつての戦争を起こした戦犯は違う。戦犯を嫌う深い気持ちを持っている。従って小泉総理大臣には、被害者の心情を考慮するとともに、両国の平和、協調を考慮に入れて対応してもらいたい」と、靖国神社にA級戦犯が合祀されていることを取りあげ、改めて参拝をとりやめるようクギを刺しました。
 小泉総理大臣は、会談の後、記者団に対し、来年以降も靖国神社を参拝するかどうかについて明言を避けているのは、胡錦涛主席のこうした強い姿勢に配慮しているものと見られます。[NHKニュース 11/26 23:07 ]

今回の首脳会談での小泉首相の発言がここまで詳しく明らかになったのは初めてだと思われますが、胡錦濤主席の発言は、すでにマスコミで報じられている範囲です。

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