アラ還のオッサンがマルクスの勉強やらコンサートの感想やらを書き込んでいます

終わりよければ… 都響定期/マーラー:交響曲第2番「復活」

2005年5月19日 at 23:44:22

その都響定期ですが、ジェイムズ・デプリースト氏の常任指揮者就任後、初の定演登場ということで、上野の文化会館も9割方埋まる盛況ぶりでした。プログラムは、マーラーの交響曲第2番「復活」。

ソリストは、ソプラノ澤畑恵美さん、メゾソプラノ竹本節子さんで文句なし。合唱は、晋友会合唱団。その指導にあたってこられた関屋晋さんは去る4月9日急逝されたばかりでもあり、「復活」という演目が意味深く思われたりしました。

「復活」をナマで聴いたのは3回目ですが、曲が曲だけに、どうしても「そう易々と、曲に乗せられてなるものか」と構えてしまうのは、生来の天の邪鬼? デプリースト氏の指揮は、明快、平易というべきで、マーラーだからといってことさらにしかめっ面するようなところはどこにもありません。それは好感が持てたのですが…

残念ながら、それが、実際の演奏としては、ちょっと実を結びきれなかったところがあったように思われました。出だしで、チェロとベースのタイミングが微妙に合わない…。トランペットの最高音部が不安定…。コンマスのバイオリン・ソロの音が小さすぎた…などなど。なかなか微妙で、いまいち浸りきれないまますすんでしまいました。しかし、最後はきっちり合わせてくれたというか、静かな唸るようなかすかな音から耳が痛くなるほどの大音量までダイナミックな演奏で、見事に盛り上げていただきました。

演奏に浸りきれなかった理由のもう1つは、先生に引率されて、大挙して2階RとL席に陣取った、修学旅行?の高校生と思しき集団。まあ、今どきの高校生としては相当静かに音楽に集中していたようですが、ごく数人の不心得者が、演奏が始まっても隣とひそひそしゃべったり、カバンをごそごそやって、カバンにつけた鈴をコロコロならせたり…。

それに最後は、フライング気味のブラボーが飛び出して(これは高校生はまったく無関係)、せっかくの余韻を台無しにしてくれました。プログラムには「音楽の余韻を楽しむ拍手をお願いします」と書かれているのですが…。

【演奏情報】指揮:ジェイムズ・デプリースト/ソリスト:澤畑恵美(ソプラノ)、竹本節子(メゾ・ソプラノ)/合唱:晋友会合唱団/合唱指揮:清水敬一/東京文化会館 開演19:00(終了20:40)

http://d.hatena.ne.jp/Sampo/20050519#p1

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5 Responses to “終わりよければ… 都響定期/マーラー:交響曲第2番「復活」”

  1.  TBありがとございました。都響の「復活」行かれたんですね。いろいろご不満があったようで。ドシロートな私はリハで、「復活」のイメージからはちょっと離れたスマートというかシャープというかドライというか・・・の感じが新鮮でかっこいい?と思ったんですけど。
     それにしても、高校生に限らず、携帯電話ならすヒトとか、おしゃべりするヒトとか、マナーを守らないヒトが後を絶たないのはホントに残念です。

  2. カンナさん、初めまして。コメントありがとうございます。

    >、「復活」のイメージからはちょっと離れたスマートというかシャープというかドライというか

    同感ですね。マーラーだからといって、しかめっ面でやる必要は全然ないんですから。その点で、デプリースト氏の指揮ぶりに期待しています。

  3. こんばんは。はじめまして。
    TB、ありがとうございます。

    確かに技術的には多少粗のある演奏だったと思います。
    しかし、デプリーストの音楽作りにはとても共感を覚えました。
    少なくともその後に聴いたエッシェンバッハのマーラーより数段。
    昨年(だったか?)聴いたデプリーストのショスタコーヴィチ、それはそれは素晴らしい演奏でしたので、
    この演奏に懲りず、また聴きたいと思っています。

  4. minaminaさん、はじめまして
    わざわざお越しいただき、ありがとうございます。

    デプリーストには、僕も期待しています。僕も、懲りずに聴きに行くつもりですので、またどこかで接近遭遇するかも知れませんね。その節はよろしくお願いします。m(_’_)m

  5.  こんにちは。はじめまして。
     コメント・TBなかなかチェックする暇が無く、大変失礼しました。
     デプリースト+都響の、マーラー復活ももうかなり前のことになってしまいましたね。
     当日の「高校生集団」、おそらく、8月1日の「ジョイントコンサート」に乗っていた学生さんではないかと。
     だからといって、騒いでいたのが許されるわけもなく、むしろ、プレイヤーとして乗っていたのであれば尚のこと、先生方(楽員)の演奏には、相応以上の敬意を払うべきなのは言うまでもないですよね。
     う?む。

     私も、マーラーについては、結構違和感のある演奏だったような気がします。とはいうものの、それは、ベルティーニの演奏をずーっと聴いていたからなのかもしれません。
     これからは、マーラーはもちろん、ショスタコーヴィチも取り上げるようですから、それを(それも)楽しみにしたいともいます。
     長々とすいませんでした。

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