マスメディアもとりあげ始めました

いま「赤旗」が面白いで紹介した問題ですが、今日、各種テレビ、新聞もいっせいにとりあげ始めました。

松岡農水相の事務所は、朝日新聞の文書による質問に対し「9日中の回答は時間的に困難」と回答したそうですが、自分のところの事務所経費といういちばん基本の問題で、すぐに回答できない、というのは、一体どういうことなんでしょうねぇ…。

松岡農水相の資金管理団体、家賃ゼロでも事務所費高額(朝日新聞)
農水相団体、家賃ゼロ事務所の経費記載(TBS News-i)
松岡農水相にまた疑惑(日テレNEWS24)

松岡農水相の資金管理団体、家賃ゼロでも事務所費高額
[asahi.com 2007年01月10日07時05分]

 松岡農林水産相(自民、衆院熊本3区)が代表を務める資金管理団体「松岡利勝新世紀政経懇話会」が01?05年、家賃のかからない衆議院議員会館を事務所の所在地としているにもかかわらず、年間約2500万?3300万円を事務所費として支出していたと、政治資金収支報告書に記載していることが分かった。家賃支出がないのに数千万円の支出は極めて異例。朝日新聞の取材に対し、松岡農水相の事務所から具体的な回答はなかった。
 国会議員の事務所経費をめぐっては、佐田玄一郎前行革担当相が代表を務める政治団体が事実上実体のないとみられる事務所を事務所所在地として収支報告書に記載し、政治団体が発足した90?00年に事務所費など約7800万円を支出していたことが昨年末に発覚。佐田氏は、別の政治団体の支出を付け替えるという「不適切な会計処理があった」と認め、閣僚を辞任している。
 収支報告書によると、この団体は01年に2642万円、02年に2475万円、03年に2632万円、04年に3166万円、05年に3359万円を事務所費として支出。いずれの年も人件費とほぼ同じ額となっている。
 総務省によると、事務所費として計上されるものは、事務所の家賃のほか、火災保険などの保険料、電話使用料、切手購入費、修繕費など事務所の維持に通常必要とされるものとなっている。
 政治団体の支出については、政治活動費には1件5万円以上に限り収支報告書に領収書の添付が求められるが、事務所費や人件費など経常経費には領収書の添付は義務づけられていない。
 松岡農水相は昨年、資金管理団体が福岡県警から出資法違反の疑いで家宅捜索を受けた福岡市のコンサルティング会社の関連団体からパーティー券代として100万円を受け取ったにもかかわらず、政治資金収支報告書に記載していなかったことが発覚。松岡農水相は直後の会見で「直接、関連団体とのつながりはない」と関連を否定したが、その後、松岡農水相の秘書が内閣府に対し、関連団体のNPO法人申請をめぐる審査状況を照会していたことが判明している。
 松岡農水相の事務所は、朝日新聞の文書による質問に対し「9日中の回答は時間的に困難」としている。

農水相団体、家賃ゼロ事務所の経費記載
[TBS News-i ページ更新時間:2007年01月10日(水) 12時50分]

 松岡農水大臣の資金管理団体が、大臣の議員会館事務所を所在地としながら、年間2500万円以上の事務所費を政治資金収支報告書に記載していたことについて、塩崎官房長官は、政府としてはコメントする内容ではないと述べました。
 政治資金収支報告書などによりますと、松岡氏が代表を務める資金管理団体「松岡利勝・新世紀政経懇話会」は、政治活動の拠点となる事務所を、家賃のかからない衆議院の議員会館に置いていたにも関わらず、2001年からの5年間、毎年およそ2500万から3300万円を事務所費として支出していたと、報告書に記載していました。
 事務所費として計上されるものは、事務所の家賃の他、電話代、切手代や火災保険の保険金などの経常経費となっています。
 「政府としてコメントするような内容ではない。ご本人が説明されるということだろう」(塩崎恭久官房長官)
 塩崎長官はこのように述べて、事務所費については、松岡大臣自らが説明することだという考えを示しました。(10日11:30)

松岡農水相にまた疑惑
[日テレNEWS24 1/10 12:48]

 松岡農水相の資金管理団体が家賃のかからない議員会館を事務所所在地としながら、事務所費の名目で1億4000万円以上を計上し、政治資金収支報告書に記載していたことが明らかになった。
 松岡農水相が代表を務める資金管理団体「松岡利勝新世紀政経懇話会」は、01年から05年までに事務所費として計1億4000万円以上を計上し、政治資金収支報告書に記載している。しかし、団体の事務所所在地は、衆議院の第1議員会館になっているため、家賃は必要なく、事務所費として計上された金が何に使われたのかわかっていない。
 これについて松岡農水相の事務所は「今の時点では回答できない。松岡農水相は外遊中で、会見の予定も決まっていない」と話している。
 一方、塩崎官房長官は10日午前、「本人も(経費の)付け替えなどはないと明確にしているが、いずれにしても本人が説明することだと思う」と述べ、松岡農水相自身が疑惑について説明すべきとの考えを示した。
 事務所費をめぐっては、佐田前行革相が辞任に追い込まれている。松岡農水相から十分な説明がなければ、進退問題に発展する可能性もあり、安倍政権は新たな火種を抱えた形となった。

追記:
伊吹文科相についても、ニュースで取り上げられ始めました。

家賃ゼロ事務所、高額の経費記載(TBS News-i)
賃料ゼロ議員会館で事務所費 伊吹文科相団体4100万円(産経新聞)

家賃ゼロ事務所、高額の経費記載
[TBS News-i ページ更新時間:2007年01月10日(水) 21時27分]

 伊吹文部科学大臣と松岡農水大臣の資金管理団体などが、家賃のかからない議員会館を主な事務所としながら、年間2400万円以上を事務所費として政治資金収支報告書に記載していました。
 政治資金収支報告書などによりますと、伊吹氏と松岡氏の資金管理団体などは、政治活動の拠点となる事務所を家賃のかからない衆議院の議員会館としながら、高額な事務所費を数年にわたって計上していました。
 事務所費は、伊吹氏のケースでは2つの団体で2004年分から2年間、およそ4千7百万円から5千万円を計上し、また松岡氏のケースでは、2001年から5年間、およそ2千5百万円から3千3百万円にのぼっています。
 事務所費は家賃の他、電話代、切手代や火災保険の保険金などの経常経費とされ、領収書の添付は義務づけられていません。
 「みなさんに贈る誕生のお祝いの花だとか、そういったものも結構付き合いが広いですから。これは疑惑と言われるようなものではなくて、うちの事務所とも連絡をとりましたけど、全部一つ一つ積み上げたものです」(松岡利勝 農水相)
 また、伊吹氏の事務所では、事務所費のおよそ半分は京都と東京にある別の事務所の賃料で、その他については「会合などの費用も含まれるが、適切に処理している」としています。
 「政府としては特にコメントする立場でもないのかなと思います」(塩崎恭久 官房長官)
 議員会館を事務所としながら高額な事務所費を計上しているケースは、閣僚以外の他の与野党の議員にもあり、支出の正当性が問われそうです。(10日17:37)

賃料ゼロ議員会館で事務所費 伊吹文科相団体4100万円
[Sankei WEB 2007/01/10 21:19]

 伊吹文明文部科学相(自民、衆院京都1区)の資金管理団体が、家賃のかからない議員会館を事務所として届け出ながら、政治資金収支報告書では年間4100万円を事務所費を支出に計上していたことがわかった。伊吹事務所では「経理処理する際の科目の間違いに過ぎない」と強調している。
 伊吹事務所によると、資金管理団体「明風会」は賃料のない議員会館に事務所を置いている。ところが政治資金収支報告書では、平成17年の事務所費4146万円を支出として計上。京都市や東京都千代田区の別の事務所の賃料を、明風会の事務所費で処理していた。また、飲食を伴った会合費のうち、年間300万?400万円程度を事務所費として処理しており、冠婚葬祭にかかわる費用も会合費に含めていたという。
 伊吹事務所では「不適切というのであれば直ちに改めるが、23年前の初当選以来、総務省に照会したうえでこうした処理を続けてきた」と釈明。「付け替えなどには当たらず、経理処理するさいの科目を間違えたに過ぎない」と強調している。
 一方、総務省は「個々の処理についてコメントはできない」としながらも「事務所費とは通常、事務所の賃料や保険料、電話使用料など事務所の維持に必要な経費であり、交際費などは一般的には政治活動費にあたる」としている。

ついに財界からも、こんな声が…。

事務所費問題、経済界から説明求める声(TBS News-i)

事務所費問題、経済界から説明求める声
[TBS News-i ページ更新時間:2007年01月10日(水) 21時10分]

 松岡農林水産大臣が代表を務める資金管理団体の事務所費の処理を巡り、不透明さが指摘されている問題で、経済界からは大臣本人の説明を求める声が出ています。
 この問題は松岡大臣の資金管理団体が家賃のかからない議員会館に事務所を置いているのに、毎年、多額の「事務所費」を計上していたと指摘されているものです。
 これについて経済同友会の北城代表幹事は記者会見で、「政治資金をどう活用したのか、国民の理解を得るため本人が説明してほしい」と述べて、松岡大臣本人が経緯を説明することが必要だという考えを示しました。
 また、北城氏は「政治資金に疑念があるようでは、政治への信頼を失いかねないと懸念する」と指摘。政治資金収支報告書の透明性を確保するために、公認会計士による監査を受けた上で、インターネットで公開するような運用をしてほしいとも提案しています。(10日17:16)

作成者: GAKU

年齢:50代 性別:男 都道府県:東京都(元関西人) 趣味:映画、クラシック音楽、あとはひたすら読書

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