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「バッド・エデュケーション」 う〜む、やっぱり…

2005年4月13日 at 23:31:55

バッド・エデュケーション

「オール・アバウト・マイ・マザー」、「トーク・トゥ・ハー」のペドロ・アルモドバル監督の最新作、「バッド・エデュケーション」を見てきました。今年10本目の映画です。

1980年のマドリード。若くして映画監督として成功したエンリケ(フェレ・マルチネス)のところに学生時代の友人イグナシオ(ガエル・ガルシア・ベルナール)がシナリオを持って訪ねてくる。彼は、エンリケの少年時代の神学校寄宿舎での親友。16年ぶりに出会った旧友のあまりにも変わりようにエンリケは戸惑いつつ、彼の持ってきたシナリオに思わず引き込まれる。そこには、寄宿生時代に2人が体験したある“事件”が描かれていた。その事件とは…

ということで、イグナシオのシナリオを出会った“現在”のお話が、少年時代の“事件”と、その“事件”をめぐる現在の“事件”と、重なり合いながら、ストーリーは展開します(詳しいことは、見てのお楽しみ。不思議の仕掛けはやがて明らかになります)。

しかし、それにしてもパルモドバル監督の映画って、どうしてこうまともな男がでてこないのだろう…。「オール・アバウト・マイ・マザー」では、男どもは、結局最後、おかまになっちゃうし、「トーク・トゥ・ハー」ではストーカーだし…。

色の綺麗さは、この作品でも、さすが、です。原色ギラギラじゃないんですが、エンリケのスタジオは、派手なポスターや絵がいっぱい飾ってあるし、引っ越したばかりの部屋でエンリケがイグナシオのシナリオを読むシーンでは、赤いスタンドが印象的。そういえば、エンリケの自家用車も赤。こういう色が似合うのは、やっぱりスペインだからなんでしょうねえ…。羨ましい。

で、お話の方はというと、正直、僕にはよく分かりませんでした。(^_^;) ホモホモシーンばっかしで、男としては、見てて情けなるばかりだし…。

追記:
オフィシャルサイトのIntroductionの記事を読んでいたら、「アルモドバル監督の半自伝的物語」とのこと。監督はみずからゲイであることを公表しているらしいので、なるほどやっぱり…ということか。それにしても、「親友を名乗って現れた謎の美青年」というけれど、ガエル・ガルシア・ベルナールって美青年? まあ、たしかにサハラ役のときの同僚パキート(ハピエル・カマラ)よりはましだけれど、美青年というなら、フェレ・マルチネスの方があってるような気がするのは僕だけ? (4/13)

先週土曜日公開で、今日水曜日は割引1000円サービスデー(女性だけでなく男性も)ということで、テアトル・タイムズ・スクウェアは満席でした。

『バッド・エデュケーション』オフィシャルサイト

【作品情報】監督・脚本:ペドロ・アルモドバル/出演:ガエル・ガルシア・ベルナール(イグナシオ)、フェレ・マルチネス(エンリケ)、ダニエル・ヒメネス・カチョ(マノロ神父)、ルイス・オマール(ペレングエル)/2004年スペイン

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32 Responses to “「バッド・エデュケーション」 う〜む、やっぱり…”

  1. 『バッド・エデュケーション』を観ました。

    当Blogでも何度か取り上げた作品。
    ガエル・ガルシア・ベルナル と フェレ・マルチネスの共演という事もさる事ながら、作品の裏にある深さとでも言えば良いのか、…

  2. CAC映画評:「バッドエデュケーション」

     日本でも有名なスペインのペドロ・アルモドバル監督。『オール・アバウト・マイ・マザー』(1998)では、子を失う哀しみにありつつも、他者への愛情を失わない母、そ…

  3. TBありがとうございます。

    そうですねえ、私は他には「Talk to her」しか見ていませんが、こちらも男性は悲惨な感じでしたね。というか、凄絶に孤独だった。

    「Bad Education」は、私にとっては面白かったですね、女性だからか、男性の愛し合うシーンは、まあ、美形ということもあり、抵抗を感じません。

    内容は、謎めいていましたね。でも、スペインのカソリック教育の裏の面というか、西欧の映画にはよく出てくるテーマですよね。今の日本では宗教教育はないので、今ひとつぴんと来なくて、なんだかおどろおどろしく感じてしまいます。

    私はベルナル君に参ってしまったのですが、男性としては関係ないですか?彼の過去の映画も見ようと思ってます。

  4. バッド・エデュケーション

     

    見どころ
    スペインの名匠ペドロ・アルモドバルの最新作。少年時代の甘美な初恋の物語と、それを引き裂いた人物への復しゅう劇が、ミ…

  5. TBありがとうございます!!

    私はアルバドル監督作品を見るのは初だったんです。
    他の作品も特殊みたいですね?。いつか見たいと思います。

    色使いはホント濃いなぁ!ってスペイン映画は思いますね!!私が印象に残ってる赤は、エンリケの椅子のツヤツヤの赤ですね?。こういう色彩も独特の文化なんでしょうねぇ。

    男性の方から見たら、男性同士ってのは抵抗ある方もいらっしゃるんですね。私も女だからかしら?抵抗無く観れました。先にコメント書いていらっしゃるたもとさんと同じく、美形だからってのもありますねきっと(^^)☆

    内容は、この映画は普通に観に行ったら私は絶対に理解できない気がするって思って、ノベライズを読んでから観たので、ちょっとは理解できたかなって思ってます。でも、読まずに観に行ったら絶対にわからなかったと思います。読んでても理解しきれないところとかまだあるし。ガエルの演じるアンヘルの感情が捕らえにくくて・・・。私の乏しい理解力ではまだモヤモヤ?っとしています。

    この映画はガエルが好きな役者さんなんで観に行ったのですが、今回フェレにも興味が出ました!あの薄紫色のシャツを着て、腕を腰に当てて立ってる姿、すんごい魅力的に感じました?!

    彼らのこれからを注目していきたいと思いました!!

  6. BAD EDUCATION を観て

    Bad Educationを2回観たあとの、アルモドバルファンとして、ガエルファンとしての感想。見れば見るほど変わっていく自分のリアクションに戸惑うくらい、奥の…

  7. バッド・エデュケーション

    監督:ペドロ・アルモドヴァル 原題:La Mala educación キャスト

  8. バッド・エデュケーション

    恋は盲目、愛は献身、そして孤独。 絆、偽り、欲望…複雑な要素を重ねた、 フツーに

  9. 少年時代から貫かれる男同士の究極の愛

    「バッド・エデュケーション」 異性(もしくは同性)に性的な欲望を覚える。これは人間として当然のこと。でも単に肉体的欲求としてそうなのか、それともそこにはある種の

  10. 試写会「バッド・エデュケーション」

    試写会「バッド・エデュケーション」開映19:00@GAGA試写室

    「バッド・エデュケーション」(LA MALA EDUCATION)2004年 スペイン 
    配…

  11. 「バッド・エデュケーション」

     2004年/スペイン
     監督/ペドロ・アルモドバル
     出演/ガエル・ガルシア・ベルナル
         フェレ・マルチネス

     大好きなガエル・ガルシア・…

  12. 『バッド・エデュケーション』

    監督・脚本・製作:ペドロ・アルモドバル

    出演:ガエル・ガルシア・ベルナル/フェレ・マルチネ
    ハビエル・カマラ/レオノール・ワトリング
    製作…

  13. バッド・エデュケーション

    ガエル・ガルシア・ベルナル出演、ペドロ・アルモドバル作品。

    105分の作品だが、最後まで飽きずに観られたので、もっと短く感じた。
    アルモドバル絡みは
    「オール…

  14. バッド・エデュケーション

    アルモドバル流、究極の愛 La Mala Educación

  15. 初めまして、
    男性の目から観ると、ガエルは美青年じゃないんですかねえ?
    あの子犬みたいな瞳とか笑顔とかに参ってしまう女性は多いですよ。
    この作品でも、イグナシオとサハラではメイク方法すら違ってたのもありますけど、ガエルの扮したドラァッグクイーンはキレイでした。
    私も色彩にはひたすら感動です。
    やっぱ、赤ですよね!

  16. TB有難うございます。
    未だ見てないのでワクワクと楽しみにしています。

    スペイン、いやヨーロッパって同性愛多いですよね?
    特にイケ面だなーって思う人に限って
    ホモだったり。。。

    「海を飛ぶ夢」も控えてるので忙しいです(笑)

  17. バッド・エデュケーション 男じらしで★5つ

    バッド・エデュケーション ★★★★★ 赤いチラシに男二人に女一人。 ・・・と思っていたら、男二人でした! 美なガエル・ガルシア・ベルナルが3役こなしてました…

  18. La Mala Educacion★★★★☆

    邦題:バッド・エデュケーション
    『1980年、マドリード。新進気鋭の映画監督エンリケの元に、神学校の寄宿舎で共に少年時代を過ごしたイグナシオが訪ねてくる。幼い…

  19. 『バッド・エデュケーション』清濁交じり合ってこそ人生

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    「海を飛ぶ夢」に続きスペイン映画。ペドロ・アドモバル監督の最新作。
    観終わった直後、正直言って「うわあ!コレはちょっとキツかったかも!」
    と思ったん…

  21. 遅くなりましたがTBありがとうございます。
    オープニングのタイトルバックもすごいですよね。びっくりしました。

  22. 映画『バッド・エデュケーション』の感想

    相変わらず花粉症がひどくて鼻水がすごいんですが、今日は特にひどくて、ヘンな話だけどまるで溺れてるような感じです。アップアップしてます。苦しい・・・。

    →映画 …

  23. 『バッド・エデュケーション』〜フィルム・ソワーフ〜

    『バッド・エデュケーション』
     
    公式サイト
     
    監督:ペドロ・アルモドバル出演:ガエル・ガルシア・ベルナル フェレ・マルティネス …

  24. 綺麗なおニイさんは好きですか?

    『バッド・エデュケーション』(2004/スペイン/ペドロ・アルモドバル) 『阿修羅城の瞳』(2005/日本/滝田洋二郎) Text By 鮫島 サメ子 鈴木清順…

  25. バッドエデュケーション

     「アールアバウトマイマザー」、「トークトゥハー」のスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル最新作。 ペドロならではの登場人物の錯綜する感情と欲望が入り乱れた濃厚な人…

  26. 「バッド・エデュケーション」 〜トマログ的映画レビュー〜

    丁度1年前のカンヌ国際映画祭でオープニング上映を飾った作品。 監督は「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」でアカデミー賞を受賞したスペインの映…

  27. 妖しいのか、安いのかギリギリ

    「バッド・エデュケーション」★★★☆
    ガエル・ガルシア・ベルナル主演

    主演のガエル・ガルシア・ベルナルは
    器用な役者だ。

    暴力的な映画から
    今…

  28. バッド・エデュケーション(新映画日記転用)

    この映画面白かったんですよ!だけど私には感想を書くのが難しい部類の作品でして。
    悪い頭をなんとか回して書いてみたいと思います。感想にはならないかも。

    主…

  29. バッド・エデュケーション

    【映画的カリスマ指数】★★★★☆

     美しい謎めきと妖艶な男たち

  30. バッド・エデュケーション(DVD)

    もうひとつの究極の愛。
    CAST:ガエル・ガルシア・ベルナル/フェレ・マルチネス/ハビエル・カマラ/レオノール・ワトリング 他
    ■スペイン産 105分

  31. 映画「バッド・エデュケーション」と迷信。

    バッド・エデュケーション

    「バッド・エデュケーション」を観ました。監督はペドロ・アルモドバル監督、主演ガエル・ガルシア・ベルナルです。映画監督の…

  32. バッド・エデュケーション

    「バッド・エデュケーション」 2005年 西(スペイン)

    ★★★★

    オープニングの音楽が中々いい。
    バッド・エデュケーション=悪い教育課程

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