アラ還のオッサンがマルクスの勉強やらコンサートの感想やらを書き込んでいます

アイデアは最高 「メリンダとメリンダ」

2005年7月9日 at 23:59:41

メリンダとメリンダ

少し前に、恵比寿ガーデンシネマで見てきた映画です。(今年16本目)

こっちのメリンダ(ラダ・ミッチェル)は、裕福な医者と結婚して子どもも2人いて、幸せだったはずなのに、カメラマンと浮気した挙げ句に捨てられ、自殺未遂をして精神病院に収容されていたというボロボロな状態。他方、もう一人のミランダ(やっぱりラダ・ミッチェル)も、裕福な医師と離婚したけれど、こっちはさっさと次の恋を探しに行くという感じで、どちらも友人宅のパーティーに突然転がり込み、ピアニストと出会うというところは同じ。それなのに、不幸なメリンダと幸福なメリンダでは、こんなに結末が違ってしまう…という作品です。しかも、それを一人の女優に二役で演じさせるというところも、映画の作り方として興味あります。

個人的な好みからいえば、不幸な方のメリンダのストーリーの方が見ていて面白いですね。ちょっと崩れた感じで、感情の起伏を押さえきれないあたりも危なっかしい。いわゆる破滅型なんでしょう。実際の恋人がこんなのだったら迷惑きわまりない話ですが、見てる分にはハラハラ、ドキドキ、飽きさせてくれません。

ただし、(このあと、ややネタばれ、興ざめ的コメントあり)

そのストーリーの前後に、額縁ショーよろしく、余計な話がくっついてます。普通に、ラダ・ミッチェルに二役をやらせながら、2つのストーリーを同時並行的に進めりゃ、そこそこにオシャレな作品になったんでしょう。

ウッディ・アレンもこの程度ということなのか、それともたんに歳を食って発想が月並みになったのか、はたまたウッディ・アレンの説教臭さが出ただけなのか…。いずれにしても、せっかくのアイデアの良さを、脚本がダメにしてしまったという感じです。残念!

→公式ホームページ メリンダとメリンダ

【映画情報】監督・脚本:ウディ・アレン/出演:ラダ・ミッチェル(メリンダ)、クロエ・セヴィニー(ローレル役)、キウェテル・イジョフォー(ピアニスト)、ウィル・フェレル(ホビー)、アマンダ・ピート(スーザン)/2004年 アメリカ

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4 Responses to “アイデアは最高 「メリンダとメリンダ」”

  1. こんにちは。
    トラックバックありがとうございました。

    > 額縁ショー・・・
    僕はこれはこれで良いか、と思いました。人生が悲劇的だとか喜劇的だとか言っても、所詮、与太話に過ぎない、ってことで。

    > ウッディ・アレンもこの程度ということなのか・・・
    うん。僕も、今回、ウディやってくれた!ありがとう!と思う程の出来じゃなかったと思います。どこが?って言うと、答えられないんですが。

    次作に期待…

  2. メリンダとメリンダ Melinda and Melinda

    前略、元気ですか?今日は、朝から雨が降っているし、昨日からやっている模様替えの続きをしようかな、と思っていたんだけど、思い直して、映画を見て来ました。
    そう、ウ…

  3. メリンダとメリンダ

    近作「さよなら、さよならハリウッド」も、映画を作る過程の物語
    でしたが、今回はストーリーを創作する発想についての映画
    になってます。
    もう70歳に…

  4. TBありがとうございます。

    僕は久しぶりのW・アレン作品と言う事で、
    結構楽しめました。
    このメリンダという女性。
    周りにかなり影響を与えますね。
    周りの状況を一変させた彼女に脱帽です。

    もうW・アレンも70歳。
    そろそろきついですかね?

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