今度はワシントンポストが社説「歴史を直視できない安倍晋三」

2013年4月27日 (土) at 18:20:59 Posted in アメリカ, 外交, 靖国問題

ニューヨークタイムズ紙に続いて、ワシントンポスト紙(電子版)が4/27付で「歴史を直視できない安倍晋三」という社説を掲載しました。

Shinzo Abe’s inability to face history – The Washington Post

同社説は、安倍政権が防衛費を増やし、憲法改正をしようとしていることには「正当な理由」があるという立場からのものです。そういう立場からみても、安倍政権の靖国参拝や歴史認識問題は許されないということでしょう。

「歴史は絶えず再解釈されるものだ」と言いながら、それでも「事実というものがある」として、日本が朝鮮、満州およびその他の中国地域を占領したこと、マレー半島に侵略したことを指摘し、「日本は侵略の罪を犯した」と指摘しています。

Shinzo Abe’s inability to face history

The Washington Post By Editorial Board, Saturday, April 27, 9:34 AM

FROM THE MOMENT last fall when Shinzo Abe reclaimed the office of Japanese prime minister that he had bungled away five years earlier, one question has stood out: Would he restrain his nationalist impulses – and especially his historical revisionism – to make progress for Japan?

Until this week, the answer to that question was looking positive. Mr. Abe has taken brave steps toward reforming Japan’s moribund economy. He defied powerful interest groups within his party, such as rice farmers, to join free-trade talks with the United States and other Pacific nations that have the potential to spur growth in Japan. He spoke in measured terms of his justifiable desire to increase defense spending.

This week he seemed willing to put all the progress at risk. Asked in parliament whether he would reconsider an official apology that Japan issued in 1995 for its colonization of Korea in the past century, Mr. Abe replied: “The definition of what constitutes aggression has yet to be established in academia or in the international community. Things that happened between nations will look differently depending on which side you view them from.”

Officials in South Korea and China responded with fury, and understandably so. Yes, history is always being reinterpreted. But there are such things as facts. Japan occupied Korea. It occupied Manchuria and then the rest of China. It invaded Malaya. It committed aggression. Why, decades after Germany solidified its place in Europe by facing history honestly, are facts so difficult for some in Japan to acknowledge?

We understand that South Korea and, to an even greater extent, China at times stoke anti-Japan sentiment for domestic political purposes. China distorts its own history and, unlike Japan, in many cases does not allow conflicting interpretations to be debated or studied. But none of that excuses the kind of self-destructive revisionism into which Mr. Abe lapsed this week.

An inability to face history will prejudice the more reasonable goals to which South Korea and China also object. Mr. Abe has valid reasons, given the defense spending and assertive behavior of China and North Korea, to favor modernization of Japan’s defense forces. He has good reason to question whether Japan’s “self-defense” constitution, imposed by U.S. occupiers after World War II, allows the nation to come to the aid of its allies in sufficient strength. But his ability to promote reform at home, where many voters remain skeptical, and to reassure suspicious neighbors plummets when he appears to entertain nostalgia for prewar empire.

ということで、へっぽこ訳です。へっぽこなので、引用・転載はご容赦ください。どうしても紹介したいという場合は、ご自分の責任で英文から翻訳をお願いします。もし、とんでもない勘違いをしていたら、こっそりと教えてください。小さなミスは見逃してください。よろしくお願いします。

歴史を直視できない安倍晋三

[ワシントンポスト 2013/4/27 社説]

 昨年秋に安倍晋三氏が、5年前に立ち去らざるを得なかった首相官邸に返り咲いた時から、1つの疑問が持ち上がっていた。彼は、日本に発展をもたらすために、自らの国粋主義的な衝動を、特にその歴史修正主義を抑えるだろうか?
 先週まで、この疑問に対する答えは肯定的であるように見えていた。安倍氏は、瀕死の日本経済の改革に向かって勇敢な歩みを進めてきた。彼は、アメリカや日本の成長軌道への潜在力をもつ環太平洋諸国との自由貿易協議に参加するために、コメ農家など、自民党内の利益集団を力強く無視した。彼は、防衛予算を増やしたいという彼の正当と認められうる要求を正確な言葉で語った。
 今週、彼はすすんで、すべての発展を危険にさらそうとしているように思われた。日本が1995年に表明した公式の謝罪を再考するつもりかどうかと国会で質問されて、安倍首相はこう答えた。「侵略を構成するものの定義は、学界でも国際社会でも、いまだに確立されていない。国家間に生じた事柄は、どちらの側からあなたがそれを見るかによって違って見えるだろう」。
 韓国および中国当局者は、怒りをもって反応したが、それはもっともなことだ。確かに、歴史は常に再解釈されるものだ。しかし、事実というものが存在する。日本は朝鮮を占領した。日本は満州を占領し、そのあと中国の他の地域も占領した。日本はマラヤを侵略した。日本は侵略の罪を犯した。ドイツが歴史に誠実に向き合うことによってヨーロッパにおけるその地位を確かにした何十年もあとで、どうして日本には事実を認めることができない人がいるのか?
 韓国が、そしてより大きな程度で中国が、自国内の政治的目的で、ときおり反日感情を掻き立てることははわかっている。中国は自国の歴史を歪曲し、日本と違って、多くの場合に論争あるいは研究されるべき解釈をめぐる争いを許していない。しかし、そのことは、今週、安倍首相が転落したような自己破壊的な修正主義の言い訳にはならない。
 歴史を直視できないことは、韓国および中国が反対している、より合理的な目標を損なうだろう。中国および北朝鮮の軍事支出と独断的行動のもとでは、安倍首相には、自衛隊を近代化を進めようとする正当な理由がある。彼には、第二次大戦後の米占領下で制定された日本の「自衛」憲法のもとで、日本国が同盟国を十分な強さをもって助けに行くことが許されるかどうかを問題にする十分な理由がある。しかし、国内では依然として多くの有権者が懐疑的であるが、そこで改革を促進し、疑り深い近隣諸国を安心させる彼の能力は、彼が戦前の帝国にノスタルジアを抱いているように見える時には、急落するのである。

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