マルクス『1857-58年草稿』を読む(10)

『資本論草稿集』第1分冊、438ページ。「絶対的剰余価値と相対的剰余価値」の第8段落から。 【第8段落(438ページ?443ページ)】 富そのものの発生は、その富が地代から生じるのではなく、すなわち彼〔リカードウ〕によれ… 続きを読む マルクス『1857-58年草稿』を読む(10)

マルクス『1857-58年草稿』を読む(9)

大月書店『資本論草稿集』第1分冊の続き。425ページ「絶対的剰余価値と相対的剰余価値」から。この見出しは新MEGA編集部によるもの。マルクス自身の論の流れとは合っていない。 マルクスは、「私自身のノートにかんする摘録」(… 続きを読む マルクス『1857-58年草稿』を読む(9)

マルクス『1857-58年草稿』を読む(7)

「資本と労働のあいだの交換」の続きです。(ページ数は、大月書店『資本論草稿集』第1分冊) ●第11段落(335ページ下段)?第12段落(338ページ)  「市場」と書かれて始まっていて、{}で囲まれた部分。これも、プラン… 続きを読む マルクス『1857-58年草稿』を読む(7)

使用価値か、効用価値か(続き)

すでに書いたように、『哲学の貧困』での「使用価値」の使用例をもって、「使用価値」の初出とすることができるかどうかについては、もう少し検討が必要なようです。 以下、大月全集版『哲学の貧困』で「使用価値」となっているところを… 続きを読む 使用価値か、効用価値か(続き)

マルクス『1857-58年草稿』を読む(その4)

『1857-58年草稿』で、「使用価値」はどこに登場するか。大月版『資本論草稿集』第2分冊の事項索引で調べてみた。 マルクスが『57-58年草稿』で、使用価値について詳しく論じたのは、第1分冊314?315ページ。「資本… 続きを読む マルクス『1857-58年草稿』を読む(その4)

マルクス『1857-58年草稿』を読む(その3)

さて、大月版『資本論草稿集』第1分冊には、『57-58年草稿』以外に、3つの文献が収められている。 バスティアとケアリ 序説 ダリモン『銀行の改革について』 経済学草稿といえる部分が始まるは、p.112から。ただし、マル… 続きを読む マルクス『1857-58年草稿』を読む(その3)

マルクス『1857-58年草稿』を読み始めてみる

マルクスの『1857-58年草稿』を読み始めてみることにします。もちろん、以前にも読んだことはありますが、今回は少しずつでもノートをとりながら読んでゆくことにします。テキストは、大月書店の『資本論草稿集』の<1&g… 続きを読む マルクス『1857-58年草稿』を読み始めてみる