ビットコインについて呟きました

ビットコインの取引所マウント・ゴックスが取引を全面的に停止したというニュースで、そもそもビットコインとは何なのかについて、とりあえずの私の考えを呟きました。 なお、途中で「ビットコインと交換所に関する基礎知識」というサイ… 続きを読む ビットコインについて呟きました

資本主義に自浄能力は期待できるのか?

「日本経済新聞」の元旦社説は、清沢洌まで引っ張り出して、国家戦略による「資本主義の進化」を要求している。それに比べれば、同じ「日経」でも、大晦日のコラム「大機小機」の方がよほどまともなことを言っている。曰く―― 「先進国… 続きを読む 資本主義に自浄能力は期待できるのか?

世界の投機マネーはいったいいくらあるのか?

世界の投機マネーはいったいいくらあるのか? 以前、水野和夫氏の研究を紹介しましたが、あれから何年もたち、はたしていまはどうなっているのでしょうか? そもそも投機マネーについての公式統計など存在しない ((それは、ヘッジフ… 続きを読む 世界の投機マネーはいったいいくらあるのか?

イタリア新政権、富裕層への課税強化

イタリア新政権が富裕層にたいする課税を強化することに。 そのニュースの中に出てきたデータですが、イタリアでは、1%の富裕層が全資産の13%を保有しているそうです。それだけで資産は1兆ユーロほど。ここに0.5%課税するとい… 続きを読む イタリア新政権、富裕層への課税強化

IMFが1兆ドルの追加資金枠設定へ

ヨーロッパの信用不安について。今朝の「日本経済新聞」には、IMFが1兆ドル規模の追加資金枠を設定する案が浮上されている、という記事が出ていました。 1兆ドルといえば約77兆円、日本の政府予算の8割に相当する巨大な額。3年… 続きを読む IMFが1兆ドルの追加資金枠設定へ

ヨーロッパで信用不安が少しずつすすんでいるのか?

ユーロ・ドル建ての短期金融市場で、流動性リスクにたいする警戒感が強まっているらしい。要するに、ゆっくりした形だけれども、信用不安がすすんでいるということなのだろうか。これからどういうふうに展開していくのか、注目しておかな… 続きを読む ヨーロッパで信用不安が少しずつすすんでいるのか?

共産党・志位委員長、欧州財政危機から日本の政権交代、共産主義の未来まで大いに語る

今日の「朝日新聞」オピニオン欄に、共産党の志位和夫委員長が登場して、東大教授の宇野重規さん(政治思想史)のインタビューに答えています。 質問はヨーロッパの財政危機から「なぜ、いま、マルクスなのか」、中国をどうみるか、政権… 続きを読む 共産党・志位委員長、欧州財政危機から日本の政権交代、共産主義の未来まで大いに語る

ユーロ圏の将来はどうなるか?

ギリシャ危機に始まったユーロ圏の金融不安は、イタリア、スペインにとどまらずフランスにまで広がりそうな状況。 そんななかで、こんな論評も流れている。政治家たちはギリシャのユーロ圏離脱はありえないというし、実際、ギリシャがユ… 続きを読む ユーロ圏の将来はどうなるか?

「ウォール街を占拠せよ」運動はアメリカでどう見られているか

ニューヨークの「ウォール街を占拠せよ」運動について、「日本経済新聞」が昨日の夕刊、今朝の朝刊と続けて好意的?な論評を掲載しています。書き手は、どちらもニューヨークの西村博之記者。 なるほどと思ったのは、「過剰な収益追求が… 続きを読む 「ウォール街を占拠せよ」運動はアメリカでどう見られているか

フィナンシャル・タイムズ紙に論評「マルクスは銀行の未来について何を教えるか」

こっちは、11月6日付でフィナンシャル・タイムズ紙にのった論評「マルクスは銀行の未来について何を教えるか」。マルクスの言ったことは間違いだと言いつつも、マルクスの前提には示唆的なものもあるとして「資本主義は『生産様式の桎… 続きを読む フィナンシャル・タイムズ紙に論評「マルクスは銀行の未来について何を教えるか」

そろそろイタリアの番ですか…ね

ギリシャのパパンドレウ首相が辞任して一段落?したかと思えば、次はイタリアが危ないといわれだした。しかし、フィンランド首相が言っているみたいに、イタリアは公的資金で支援するにはでかすぎる(もちろん、デフォルトしたときにもで… 続きを読む そろそろイタリアの番ですか…ね

BBC “マルクスは資本主義については正しかった”

ちょいと古い話題ですが、イギリスのBBC放送のA Point of View(視点)という番組で、9月3日に、The revolution of capitalism(資本主義の革命)と題してマルクスの資本主義論が取り上… 続きを読む BBC “マルクスは資本主義については正しかった”

文字どおりの一喜一憂?

ギリシャ国債の50%減額などで合意して、これでとりあえずなんとかなる…と報道されたのが、わずか2日前。昨日は、ニューヨークで3ヵ月ぶりの株価回復と言われたのですが、早くもリスク回避の動きが始まっているというニュース。 米… 続きを読む 文字どおりの一喜一憂?

ギリシャ 反対デモ2日目

緊縮政策の押しつけに反対するギリシャの大抗議デモ。2日目も、引き続き大規模なストライキとともに国会周辺はデモ隊が埋め尽くしているらしい。 ところで、先ほどの日本テレビ ニュースZEROによれば、デモ隊のなかで、整然とした… 続きを読む ギリシャ 反対デモ2日目

マルクスに世界経済を救うチャンスを!

今日の綱領講座で、志位さんが紹介していたジョージ・マグナス氏(UBSインベスティメント・バンク上級経済顧問)の論文というのは、こちら↓。ブルームバーグというアメリカの経済誌に載った論評です。 Give Karl Marx… 続きを読む マルクスに世界経済を救うチャンスを!

現在の株価約48兆ドル – 半年で10兆ドル消える

今日の「読売新聞」に載っていたグラフ。今年に入ってからの世界の株式時価総額の推移を表わしたものですが、これによれば、現在の世界の株式時価総額は合計で約48兆ドル。円に直すと、約3600兆円ほど。……見当もつきませんねぇ〜… 続きを読む 現在の株価約48兆ドル – 半年で10兆ドル消える

10兆円の国民負担 だれが責任をとるのか?

少し前になるが、「読売新聞」9月21日付に載っていた「金融行政転換 代償10兆円」という記事。 古い話だけれども、バブル崩壊後の金融機関の破綻処理で48兆円近くの公的資金が投入されたが、これまでに返済・回収されたのは約2… 続きを読む 10兆円の国民負担 だれが責任をとるのか?

大銀行は破綻処理したほうが経済は回復する

昨日の「読売新聞」に、「アイスランド、金融危機克服」という記事が出ていた。 中身は、ヨーロッパ経済の先行き不安がいわれるなかで、2008年に深刻な金融危機に見舞われた「アイスランドが着実に経済回復を果たしつつある」という… 続きを読む 大銀行は破綻処理したほうが経済は回復する