実は貫通してました… IAEAへの政府報告書

「メルトダウン」(炉心溶融)が最悪の事態だと思っていたら、上には上(下には下?)がありました。核燃料は、溶けて圧力容器の底にたまっているのでなくて、圧力容器から外に漏れ出して格納容器内にたまっているのだそうだ。 核燃料、… 続きを読む 実は貫通してました… IAEAへの政府報告書

保安院、放出された放射性物質の量を上方修正

原子力安全・保安院が、東京電力福島第一原発事故で放出された放射性物質の量について、これまでの37万テラベクレルから77万テラベクレルに修正した。まあ、2カ月以上にたって「実は炉心がメルトダウンしてました」というぐらいだか… 続きを読む 保安院、放出された放射性物質の量を上方修正

日経新聞が報じる原発事故の「残る謎」

「日本経済新聞」は、6月2日付で、「検証その時」と題し、見開き2ページを使って東京電力福島原発事故の検証記事を載せている。 右ページでは、「福島原発事故 地震発生100時間」として、1号機から4号機まで、それぞれについて… 続きを読む 日経新聞が報じる原発事故の「残る謎」

原子炉建屋で4,000ミリシーベルト毎時の湯気

東京電力福島第一原発1号機の原子炉建屋内で、配管の周辺から湯気が立ち上り、放射線量が最高で4,000ミリシーベルト毎時に達していることが明らかに。これは、3分余りで作業員の被曝限度(250ミリシーベルト)を超え、15分間… 続きを読む 原子炉建屋で4,000ミリシーベルト毎時の湯気

いま話題の吉井英勝議員の最新著

いま話題の、京都大学工学部原子工学科卒、日本共産党衆議院議員の吉井英勝さんの最新著『原発抜き・地域再生の温暖化対策へ』(新日本出版社)です。 昨年10月に発行された本ですが、実は、吉井さんがこれまであちこちの雑誌などに書… 続きを読む いま話題の吉井英勝議員の最新著

「津波が原因」ではすまされない

IAEAの報告書が、福島第一原発の事故の原因を「巨大地震に伴う津波」だったとしたからといって、すべてを「想定外」の津波のせいにして片付けてもらっては困る。巨大津波が想定外でなかったこと、津波に対する備えがまったくなかった… 続きを読む 「津波が原因」ではすまされない

SPEEDIの5月28日以降の予測結果はこちらから

緊急時(!)迅速(!!)放射能(!!!)影響予測(!!!!!)ネットワークシステムの予測結果というのを探すと、原子力安全委員会のサイトへ飛ばされたかと思うと文部科学省のサイトへと飛ばされ、なかなかお目当てのものにたどり着… 続きを読む SPEEDIの5月28日以降の予測結果はこちらから

IAEA、津波の過小評価、規制機関の独立問題を指摘

IAEAの調査団の報告書案の内容が明らかになったとNHKが報道。概略だろうから、たとえば「事故直後に実際にとられた対応策以上のことが現実的に実行可能だったとは考えにくい」という評価はどういう意味なのか分かりにくいところも… 続きを読む IAEA、津波の過小評価、規制機関の独立問題を指摘

東電には原発の運転・管理の資格なし

東京電力の社員2人が250ミリシーベルトという、今回の福島原発事故で引き上げられた年間被曝線量の限度を超える放射線を被曝している可能性が高いことが明らかに。 原発事故収束のために働いているみなさんには、本当に心からの敬意… 続きを読む 東電には原発の運転・管理の資格なし

35年前の本ですが…

こんどの事故で、初めて原発に不安を持った、原発についてもっと知らなければと思った方にも、おすすめの1冊です。 原子炉で生まれる「死の灰」(放射性廃棄物)とはどんなものか、原子力発電のしくみ、放射線被曝の影響、核燃料再処理… 続きを読む 35年前の本ですが…

土壌の汚染除去―東京23区の2倍以上の面積で必要

東京電力の福島原発事故で、チェルノブイリ原発事故のさいに居住禁止になった区域と同レベルの土壌汚染地域が、福島県内600平方kmにわたっていることが分かったというニュース。 東日本大震災:福島第1原発事故 土壌汚染、県内6… 続きを読む 土壌の汚染除去―東京23区の2倍以上の面積で必要

注目される「日経」の論調

「いまさら、何を言う」という感じもしなくはないが、「日本経済新聞」におもしろい記事が載っていたので、貼り付けておこう。 1つは「大機小機」(5月24日付)。「東電問題を考える視点」と題して、金融機関に東電向け債権放棄を促… 続きを読む 注目される「日経」の論調

専門編集委員も不破講義「明快」と

先日、「毎日新聞」の岩見隆夫氏が「出色」と評価した不破さんの原発事故講義。こんどは、今朝の「毎日新聞」コラム「水説」で、専門編集委員の潮田道夫氏が、雑誌『世界』6月号の柳澤桂子さんの論文とともに不破さんの講義にふれ、「明… 続きを読む 専門編集委員も不破講義「明快」と

福島第一原発1号機はメルトダウンしていた!!

福島第一原発の1号機で、水位計を修理した結果、格納容器内の水が、正常であれば燃料棒が完全に水の外に出ているところまで下がっていたことが判明。しかし、燃料棒が完全に露出しているのであれば、もっと深刻な事態になっているはずで… 続きを読む 福島第一原発1号機はメルトダウンしていた!!

これは読むべし 『日本の科学者』6月号

日本科学者会議が編集・発行する『日本の科学者』6月号が届きました。 緊急特集として「東日本大震災における原子力災害」が取り上げられています。特集の論文は、次の4つ。 清水修二:福島第一原発事故の影響――被災地からの現状報… 続きを読む これは読むべし 『日本の科学者』6月号

政治家がこのようなことを発言してはならない

民主党の小沢一郎・元代表が、福島原発事故について、「決死隊を送り込むことを政治決断せよ」と発言したそうだ。 しかし、たとえ国家であっても、現場で作業にとりくむ人たちに向かって「死んでもいい」と強制する権利はない。安全な場… 続きを読む 政治家がこのようなことを発言してはならない

東電副社長が原発事故は「人災」と認める

東京電力の皷紀男副社長が、福島県飯舘村を訪問して、住民に直接謝罪。そのなかで、「個人的」と断りつつ、原発事故は「人災だ」と認めました。 東電副社長“事故は人災”:NHKニュース 【放射能漏れ】「結婚して子供産みたい」 東… 続きを読む 東電副社長が原発事故は「人災」と認める

内閣官房参与・小佐古氏が抗議の辞任

福島原発事故にたいおうするために内閣官房参与に任命された小佐古敏荘氏が、政府の対応は「場当たり的」として辞任。 政府の対応が実際どうなのかは、オイラに分かるわけもないが、校庭の放射線量の基準(年間20ミリシーベルト以下)… 続きを読む 内閣官房参与・小佐古氏が抗議の辞任

福島の農民ら東電本社に抗議

一昨日、マスメディアでも大きく取り上げられた、福島県の農家のみなさんによる東京電力への抗議行動。実は、農民連(農民運動全国連合会)が呼びかけたものだったんですね。 「原発を止めてほしい」「もとの土を返してほしい」――本当… 続きを読む 福島の農民ら東電本社に抗議