古い本ですが… 四野宮三郎『J・S・ミル』

重田澄男氏が『マルクスの資本主義』のなかで、マルクスの「ロンドン・ノート」がJ・S・ミルの『経済学原理』の抜粋から始まっていることを知り、あらためてJ・S・ミルを勉強してみようかと思いました。 といっても、いきなり『経済… 続きを読む 古い本ですが… 四野宮三郎『J・S・ミル』

訃報2つ

1つめは、映画監督の黒木和雄さん。以前、このブログでも紹介しました(「9条変えたら憲法は死滅する」黒木和雄監督が講演)が、九条の会の呼びかけにこたえ、自ら「映画人九条の会」の呼びかけ人となって、憲法九条を守ることの大切さ… 続きを読む 訃報2つ

読み終えました。『マルクスの使いみち』

稲葉振一郎・松尾匡・吉原直毅『マルクスの使いみち』(太田出版)を、とりあえず読み終わりました。 いまでもマルクスは有効だと思っている僕の目から見ると、松尾匡>吉原直毅>稲葉振一郎 の順で、言われていることに納得。第2章で… 続きを読む 読み終えました。『マルクスの使いみち』

稲葉振一郎ほか『マルクスの使いみち』

先日、コンサートの帰りに本屋で見つけたのが、稲葉振一郎・松尾匡・吉原直毅『マルクスの使いみち』(太田出版、本体1800円)。「人文系ヘタレ中流インテリのためのマルクス再入門」というコピーが気になって、ついつい買ってしまい… 続きを読む 稲葉振一郎ほか『マルクスの使いみち』

またまたいろいろ買うてしもうたがな…

1カ月以上間が開いてしまいました。こうなると、自分でも何を買ったのか、さっぱりわかりません。ということで、山積みになった本をひっくり返しつつ…。 都留重人『市場には心がない』(岩波書店、2月刊) 藤原正範『少年事件に取り… 続きを読む またまたいろいろ買うてしもうたがな…

書庫拝見

本日、あるお方の新築された書庫を拝見する機会を得ました。 白木の香りも新しい書棚に整然と配列された本を見せていただきましたが、マルクス、エンゲルス、レーニンなどの著作や『資本論』草稿、新MEGAなどとともに、自然科学、小… 続きを読む 書庫拝見

欧州議会が東欧旧政権の人権侵害を非難する決議

欧州議会が、東欧の旧政権の人権侵害を非難する決議を賛成多数で採択。 マルクスは、自由で、各人の個性が全面的に発展させられる社会を社会主義・共産主義の未来社会として展望していたのだから、専制支配を特徴とした旧ソ連・東欧社会… 続きを読む 欧州議会が東欧旧政権の人権侵害を非難する決議

懐かしい本 山崎隆三『地主制成立期の農業構造』

古本で、山崎隆三著『地主制成立期の農業構造』(青木書店、1961年刊)を入手。学部のゼミで、佐々木潤之介先生に報告するように言われた本です。 僕が苦労して報告したあと、佐々木先生は、この本で大事なのは、第5章「近世後期に… 続きを読む 懐かしい本 山崎隆三『地主制成立期の農業構造』

中村政則『戦後史』(岩波新書)

日本経済史の中村政則先生の最新著です。新書1冊で、激動の戦後60年を総まくりしようという、およそ類書のない大胆な著作です。 本書の構成は、以下の通り。 序 章 「戦後史」をどのように描くか 第1章 「戦後」の成立(194… 続きを読む 中村政則『戦後史』(岩波新書)

青年向けの講義はちょっと難しい

青年向けに、「科学的社会主義の世界観」についての講義をするということで、金曜日夜から伊東に出張。講義は土曜日午前中から約5時間。 実を言うと、せっかく伊東まで出かけるのだからと、講義が終わったあと一泊して温泉につかって、… 続きを読む 青年向けの講義はちょっと難しい

今日も

今日も印刷工場で仕事。順調にすすみ、夕方には無事終了。外へ出てみたらまだ明るい。あんまり久しぶりすぎて、こんな時間に仕事が終わっても、いったいどうしていいのかわからん…。う〜む (^_^;) で、久しぶりに吉祥寺の南口駅… 続きを読む 今日も

あっちこっち

今日は、印刷工場で最後の作業。午後、ものすごい勢いで雨が降ったけれど、そのあとは蒸すばかり…。 夕方からは、週末の講義準備のため、職場に戻ってちょこっと作業。今回は、いままでの項目だけのレジュメをやめて、講義要綱をプリン… 続きを読む あっちこっち

英BBCラジオ4の投票でマルクスが「最も偉大な哲学者」に

イギリスBBC放送のラジオ4の「In Our Time」という番組で、20人の哲学者のなかからリスナーの投票でマルクスが「最も偉大な哲学者」に選ばれた、とのことです。 BBC – Radio 4 &#8211… 続きを読む 英BBCラジオ4の投票でマルクスが「最も偉大な哲学者」に

永原慶二氏の歴史学をどう受け継ぐか

昨日、明治大学で開かれたシンポジウム「永原慶二氏の歴史学をどう受け継ぐか」に参加してきました。プログラムは以下の通り。司会は、池享氏。 中村政則「趣旨説明」 保立道久「永原慶二氏の歴史学」 井原今朝男「永原慶二氏の荘園制… 続きを読む 永原慶二氏の歴史学をどう受け継ぐか