今村仁司『マルクス入門』

筑摩書房のマルクス・コレクションを読んでいる手前、仕方なく購読。 結論からいうと、あれこれ今村流マルクスを描いていますが、マルクスの全体像が見えてこないだけでなく、今村氏がいまマルクスを通して何を主張したいのかさえよく分… 続きを読む 今村仁司『マルクス入門』

日本中世史研究をふり返る

雑記@史華堂: 史学史を学ぶで、『歴史評論』6月号「特集 日本中世史研究の現代史」を知り、さっそく購入しました。特集は以下の論文。 鈴木靖民、保立道久「対談 石母田正の古代・中世史論をめぐって」 池 享「永原慶二 荘園制… 続きを読む 日本中世史研究をふり返る

とりあえず昨日今日買ったもの、読んだもの

この間買った本。 関志雄『共存共栄の日中経済』(東洋経済、新刊) 八代尚宏・鈴木玲子『家計の改革と日本経済』(日本経済新聞社、新刊) 山之内靖『受苦者のまなざし 初期マルクス再興』(青土社、2004年11月刊) 今村仁司… 続きを読む とりあえず昨日今日買ったもの、読んだもの

『現代思想』マルクス特集号

いまさらとは思うが、『現代思想』2004年4月臨時増刊「総特集 マルクス」を読み始めました。筑摩の「マルクス・コレクション」といい、マルクスが出版ジャーナリズムでいろいろ取沙汰されるのはよいのですが、問題はその中身です。… 続きを読む 『現代思想』マルクス特集号

またヤケ買い

今月は、コンサートに3回も行ってしまったし、オケの春シーズンの定期にも申し込んでしまったし…で、倹約しなきゃと思っているのに、ついついまたいろいろ買い込んでしまいました。 P・W・シンガー著『戦争請負会社』(山崎淳訳、N… 続きを読む またヤケ買い

あっちとこっち

今日は、午前中と午後とそれぞれ用事があって、都心と埼玉と、あっちこっちと行ってまわり、前から風邪気味ということもあって、いささかお疲れ気味の1日でした。

学習会の感想

過日、若者相手に「『科学の目』と古典学習」をテーマに喋ったものの感想文をどっさりといただきました。準備不足で、レジュメの「一」の(一)だけで1時間もかかってしまうというとんでもない講義だったのに、「よかった」「学習の意義… 続きを読む 学習会の感想

ぼやいていても仕方がないので…

分からん、分からんとぼやいていても仕方がないので、一昨日から、リカードウ『経済学および課税の原理』(羽島卓也・吉澤芳樹訳、岩波文庫)を読み始める。 読んでみて初めて、この本が、「経済学の原理」と「課税の原理」を別次元のも… 続きを読む ぼやいていても仕方がないので…

置塩信雄『蓄積論』(第1版)

置塩信雄『蓄積論』(第一版)を読み終えました。感想を一言でいうなどと言うことはできませんが、マルクス経済学が、資本主義経済の体制的な特徴、基本的性格を明らかにするだけでなく、景気変動の局面を動態的に分析できるんだというこ… 続きを読む 置塩信雄『蓄積論』(第1版)