筑摩書房のマルクス・コレクションを読んでいる手前、仕方なく購読。 結論からいうと、あれこれ今村流マルクスを描いていますが、マルクスの全体像が見えてこないだけでなく、今村氏がいまマルクスを通して何を主張したいのかさえよく分… 続きを読む 今村仁司『マルクス入門』
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日本中世史研究をふり返る
雑記@史華堂: 史学史を学ぶで、『歴史評論』6月号「特集 日本中世史研究の現代史」を知り、さっそく購入しました。特集は以下の論文。 鈴木靖民、保立道久「対談 石母田正の古代・中世史論をめぐって」 池 享「永原慶二 荘園制… 続きを読む 日本中世史研究をふり返る
いろいろ買い込んだもの
えっと、備忘録です…。 まず憲法関係。3冊目のは去年出たものだけど、買い忘れていたのを発見! 全国憲法研究会編『法律時報増刊・憲法改正問題』 『ジュリスト』2005年5月1・15日合併号「特集・憲法改正論議の現在」 『法… 続きを読む いろいろ買い込んだもの
筑摩版『資本論』続き
その後も、筑摩版『資本論』をたらたらと読んでいます。また、いろいろ疑問な箇所を見つけました。 上246ページ終わりから2行目「資本家のサナギ」 原語はKapitalistenraupe。Raupeは辞書をひく限り、「幼虫… 続きを読む 筑摩版『資本論』続き
的場昭弘『マルクスを再読する』
最近読み終わったのは、的場昭弘『マルクスを再読する 〈帝国〉とどう闘うか』(五月書房、2004年6月刊)。的場氏は、もともと一橋大学社会科学古典資料センターのアーカイビストで、現在は神奈川大学教授。最近、『マルクスだった… 続きを読む 的場昭弘『マルクスを再読する』
とりあえず昨日今日買ったもの、読んだもの
この間買った本。 関志雄『共存共栄の日中経済』(東洋経済、新刊) 八代尚宏・鈴木玲子『家計の改革と日本経済』(日本経済新聞社、新刊) 山之内靖『受苦者のまなざし 初期マルクス再興』(青土社、2004年11月刊) 今村仁司… 続きを読む とりあえず昨日今日買ったもの、読んだもの
『現代思想』マルクス特集号
いまさらとは思うが、『現代思想』2004年4月臨時増刊「総特集 マルクス」を読み始めました。筑摩の「マルクス・コレクション」といい、マルクスが出版ジャーナリズムでいろいろ取沙汰されるのはよいのですが、問題はその中身です。… 続きを読む 『現代思想』マルクス特集号
またヤケ買い
今月は、コンサートに3回も行ってしまったし、オケの春シーズンの定期にも申し込んでしまったし…で、倹約しなきゃと思っているのに、ついついまたいろいろ買い込んでしまいました。 P・W・シンガー著『戦争請負会社』(山崎淳訳、N… 続きを読む またヤケ買い
筑摩版『資本論』
筑摩書房から新しく出た『資本論 第1巻』を読み始めました。 とりあえずぱらぱら読み始めた印象では、細かい訳注などがいっさいない(簡単なものは割り注で入っているが)ので、意外と読みやすいというのが一番。あと、強調(ゴチック… 続きを読む 筑摩版『資本論』
ジョン・ベラミー・フォスター『マルクスのエコロジー』
この本は、最初は「マルクスとエコロジー」という題名で書かれる予定だったが、執筆の過程で「マルクスのエコロジー」に変わったという。
あっちとこっち
今日は、午前中と午後とそれぞれ用事があって、都心と埼玉と、あっちこっちと行ってまわり、前から風邪気味ということもあって、いささかお疲れ気味の1日でした。
今日のお買い物
今日は、いろいろと本を買い込んでしまいました。 鹿野政直『兵士であること 動員と従軍の精神史』(朝日選書、2005年1月刊、定価1300円+税) 大澤真幸『現実の向こう』(春秋社、2005年2月刊、定価1800円+税) … 続きを読む 今日のお買い物
学習会の感想
過日、若者相手に「『科学の目』と古典学習」をテーマに喋ったものの感想文をどっさりといただきました。準備不足で、レジュメの「一」の(一)だけで1時間もかかってしまうというとんでもない講義だったのに、「よかった」「学習の意義… 続きを読む 学習会の感想
今年をふり返る
今年の記念すべき出来事の1つは、ブログを始めたこと。去年7月にホームページを立ち上げて、もっぱら日記的なことを中心に書き進めていましたが、Movable Typeというものを知り、僕にピッタリということで、半年ほどの間に… 続きを読む 今年をふり返る
溪内謙『上からの革命』
昨日、コンサートの帰りに、新宿に新しくオープンしたジュンク堂書店に行ってみました。 三越の7階と8階の2フロアーぶちぬきで90万冊の書籍を並べたと言うだけあって、実際、ヘーゲル、マルクス、現代思想、経済学などのコーナーを… 続きを読む 溪内謙『上からの革命』
ぼやいていても仕方がないので…
分からん、分からんとぼやいていても仕方がないので、一昨日から、リカードウ『経済学および課税の原理』(羽島卓也・吉澤芳樹訳、岩波文庫)を読み始める。 読んでみて初めて、この本が、「経済学の原理」と「課税の原理」を別次元のも… 続きを読む ぼやいていても仕方がないので…
リカード研究の必要性
最近、菱山泉氏(京都大学名誉教授)の入門書的な本を2冊ばかり読みました。 『近代経済学の歴史――マーシャルからケインズまで』(講談社学術文庫、1997年。親本は有信堂、1965年) 経済学者と現代2『リカード』(日本経済… 続きを読む リカード研究の必要性
置塩信雄『蓄積論』(第1版)
置塩信雄『蓄積論』(第一版)を読み終えました。感想を一言でいうなどと言うことはできませんが、マルクス経済学が、資本主義経済の体制的な特徴、基本的性格を明らかにするだけでなく、景気変動の局面を動態的に分析できるんだというこ… 続きを読む 置塩信雄『蓄積論』(第1版)
今日の買い物
今日(正確にはすでに昨日ですが)買った本です。 石川康宏『現代を探求する経済学 「構造改革」、ジェンダー』(新日本出版社) 高崎真規子『少女たちはなぜHを急ぐのか』(NHK出版、生活人新書) 小松美彦『自己決定権は幻想で… 続きを読む 今日の買い物
置塩信雄『蓄積論』(6)
第1章 資本制経済の基礎構造 4、実質賃金率と資本蓄積 b、実質賃金率の一時的決定 ii)商品にたいする需要(82ページ?) 諸商品にたいする需要は、諸部門における生産活動に基本的には依存する。