マルクスの『1857-58年草稿』を読んでいると、有料道路の話が出てきます。たとえば、 a–b 間のある道路を前提する……と、この道路が含んでいるのは一定分量の労働、つまり価値だけである。それは、道路を建設… 続きを読む マルクスと有料道路
月: 2009年11月
荒川さん あっぱれ!!
葛飾区のマンション・ビラ配り事件で、最高裁が有罪判決を下しました。 お昼のニュースを見ていたら、被告の荒川さんは、「ビラを配る権利と受け取る権利をなんとしても守っていきたい」と堂々と語っておられました。 ということで、荒… 続きを読む 荒川さん あっぱれ!!
『1857-58年草稿』 「固定資本と流動資本」を読む(7)
451ページ下段、第84段落から。 【第84段落】451ページ下段 「経済学に外面的に舞い込んできた、資本の様々な種類」? 「資本それ自体の本性から生じた運動の沈殿物」? よく分からない。(^^;)
民主党政権がいま「政治主導」の名ですすめようとしていることの本質を示している財界の「提言」はこれだ!!
民主党政権がいま「政治主導」の名ですすめようとしていることの本質は何か。そのことを端的に示している、経済同友会が2002年10月に発表した「提言」はこれだ!! 首相のリーダーシップの確立と政策本位の政治家の実現をめざして… 続きを読む 民主党政権がいま「政治主導」の名ですすめようとしていることの本質を示している財界の「提言」はこれだ!!
核密約 北岡伸一氏が座長で「検証」できるのか?
核密約の検証をするということで、「有識者委員会」が設置されましたが、座長は、北岡伸一氏だとか。 片岡氏は、自民党政権時代に国連大使をつとめたほか、小泉内閣では「対外関係タスクフォース」委員および「外交政策評価パネル」座長… 続きを読む 核密約 北岡伸一氏が座長で「検証」できるのか?
10月の失業率5.1% 0.2ポイント改善したというけれど
10月の失業者数・失業率が発表された。完全失業率は、季節調整値で5.1%、9月に比べて0.2ポイント改善した。 とはいえ、12カ月連続で、失業者は前年同月比増。しかも、失業者344万人のうち116万人が「勤め先都合」によ… 続きを読む 10月の失業率5.1% 0.2ポイント改善したというけれど
なんだかわくわく 『南極の科学』 (^_^;)
神沼克伊『地球環境を映す鏡 南極の科学』(講談社ブルーバックス、2009年11月刊) 小学校のとき、図書室にある南極観測や越冬隊、観測船ふじにかんする本を次々に読んだ記憶があります。ふじが氷に閉じ込められて身動きがとれな… 続きを読む なんだかわくわく 『南極の科学』 (^_^;)
こっちの方が実態に近いでしょう
「東京新聞」が日曜日(22日付)の1面トップで載せていた記事。 7月以来、完全失業率が改善していると言われているが、このブログでも繰り返し指摘してきたように、それはあくまで「季節調整」が生み出した見かけ上の推移。東京新聞… 続きを読む こっちの方が実態に近いでしょう
ああ天上の喜び インバル×都響×マーラー交響曲第4番
先週は2つコンサートに行ってきました。 1つめは、都響の定期演奏会。マーラーの交響曲第4番に、「大いなる喜びへの讃歌」という俗称があるというのを、プログラム・ノーツで初めて知りましたが、ほんとうに天井から音楽が降り注いで… 続きを読む ああ天上の喜び インバル×都響×マーラー交響曲第4番
ヘーゲル『小論理学』 概念論を読む
いきなり『小論理学』の概念論へ。第160節?第162節 【第160節】 概念は「向自的に存在する」、つまり自分自身の足で立っているわけであり、したがって、自分で自分を生み出していく「実体的な力」であり、「自由なもの」で… 続きを読む ヘーゲル『小論理学』 概念論を読む
核密約文書、外務省にあった!!
本日の「朝日新聞」1面トップの記事。「核持込」密約の文書が、日本の外務省の保管資料のなかにあったといいます。 1959年6月という日付の「討議記録」という形で、60年1月に藤山愛一郎外相とマッカーサー駐日大使がイニシャル… 続きを読む 核密約文書、外務省にあった!!
自民党は何を血迷ってるんでしょうかねぇ…
自民党が、あの田母神元航空幕僚長に、来年の参院選比例区の立候補を打診していたそうな。 本人が拒否したそうだが、よりによって、なんであんな人物に…。自民党は、田母神氏を立候補させて、それが国民の支持につながると本気で思って… 続きを読む 自民党は何を血迷ってるんでしょうかねぇ…
核密約 ライシャワー元駐日大使の特別補佐官が証言
核兵器の持ち込みにかんする密約について、1963年にライシャワー駐日大使(当時)が、その公開を働きかけていたことを、当時、同大使の特別補佐官が証言。 核密約 元大使が公開働きかけ : NHKニュース 米 核密約の履行を再… 続きを読む 核密約 ライシャワー元駐日大使の特別補佐官が証言
『1857-58年草稿』 「固定資本と流動資本」を読む(6)
第60段落から。また話は、循環と回転速度の問題に。 【第60段落】425ページ下段?427ページ上段 ラムジの引用。「固定資本の使用は、価値が労働の量に依存するという原理をかなりの程度まで修正する」。これが古典派経済学を… 続きを読む 『1857-58年草稿』 「固定資本と流動資本」を読む(6)
『1857-58年草稿』 「固定資本と流動資本」を読む(5)
第42段落から第54段落までは、回転時間の相違に関する数式計算。マルクスは一生懸命やってるが、あまり実りがないので、とりあえず省略。 【第55段落】419ページ上段?419ページ下段のお終いまで ここでは「競争の法則」と… 続きを読む 『1857-58年草稿』 「固定資本と流動資本」を読む(5)
『1857-58年草稿』 「固定資本と流動資本」を読む(4)
さて、391ページ上段、第26段落から。いよいよ経済学者の批判が始まります。 【第26段落】391ページ上段?392ページ まず、よく分からないのは、「流動資本との関連における剰余価値は、明らかに、利潤として現われるので… 続きを読む 『1857-58年草稿』 「固定資本と流動資本」を読む(4)
毎日新聞、外交における信頼を共産党・不破前議長に学ぶ
今日の「毎日新聞」朝刊2面の「風知草」で、毎日新聞の山田孝男・専門編集委員が、「外交における信頼とは」というタイトルで論説を書いています。主要なテーマは、民主党の、あるいは鳩山首相の外交の「危うさ」で、沖縄・普天間米軍基… 続きを読む 毎日新聞、外交における信頼を共産党・不破前議長に学ぶ
渋い、渋すぎる… 日フィル第615回東京定期演奏会
13日、冷たい雨が残るなか、日フィルの定期演奏会でサントリーホールへ行ってきました。プログラムが渋い、あまりに渋すぎます。(^^;) ベートーヴェン:序曲《コリオラン》 op.62 ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調… 続きを読む 渋い、渋すぎる… 日フィル第615回東京定期演奏会
『1857-58年草稿』 「固定資本と流動資本」を読む(3)
【第10段落】364ページ上段?367ページ上段までの長い段落 ここで出てくる問題は、まず第1に回転。回転が生産される剰余価値の量に与える影響について。 次が、「流通費用そのもの」「本来的な流通費用」について。
ディミトロフの日記
コミンテルンの実態を示す大事な資料だと言って教えてもらった『ディミトロフの日記 1933〜1949年』から。 日記だから、話の脈絡が分からん…。英訳版とはいえ、オイラの語学力ではパラパラ読むことさえ不可能。