横浜方面をうろうろしている間に読んだ本の2冊目は、「満鉄」研究でも次々と成果を上げている早稲田大学の小林英夫氏の新著。 小林氏は、多くの日本人が「満洲」について「大いなる錯覚」を抱いていたとして、次のような5つの時期区分… 続きを読む 横浜方面うろうろ中に読んだ本(2)
カテゴリー: 読書
横浜方面うろうろ中に読んだ本(1)
横浜方面うろうろ中に、いろいろ本を読みましたが、その中の1冊。サブタイトル「気候変動の謎に迫る」とあるとおり、地球的規模での気候変動を取り扱った本ですが、いま問題になっている「地球温暖化」問題を直接取り扱ったものではあり… 続きを読む 横浜方面うろうろ中に読んだ本(1)
ということで買ってみました
数日前、たまたま書店に立ち寄ったら、タルト・リース『フルトヴェングラー 音楽と政治』(みすず書房)が復刊されていました。その場で買い求め、横浜方面からの帰り道(行きは新聞3〜4紙に目を通すので、本を読む暇なし)で読み終え… 続きを読む ということで買ってみました
ガス円盤から微惑星、原始惑星、そして惑星へ
岩波現代文庫の10月新刊で、松井孝典氏の『新版 地球進化論』(左)が出ていたので、さっそく買って読んでみました。もともと1988年に出た本ですが、それに「その後の進展が著しい部分」が書き足してあります。だから、1970年… 続きを読む ガス円盤から微惑星、原始惑星、そして惑星へ
やっぱり外国語が簡単に身につく学習法はないらしい…
白井恭弘『外国語学習の科学――第2言語習得論とは何か』(岩波新書) オイラは、英語にせよドイツ語にせよ、もっぱら和訳するのみで、さっぱり喋れないという、最近ではすっかり流行遅れのスタイル。 しかし、『資本論』などの論文を… 続きを読む やっぱり外国語が簡単に身につく学習法はないらしい…
幕末には佐賀が一番の先進藩だった?!
毛利敏彦氏の『幕末維新と佐賀藩』(中公新書)を読み終わりました。 帯にもあるとおり、明治維新をもたらした「薩長土肥」の雄藩のなかで、一番マイナーな佐賀藩。しかし、実は幕末・維新期には、佐賀藩が一番の先進藩だったという、ち… 続きを読む 幕末には佐賀が一番の先進藩だった?!
だが、しかし、それゆえ、つまり… 『文章は接続詞で決まる』
文章術については、これまでいろいろな本が出されていますが、ありそうでなかったのが接続詞について書かれた本。そんなポイントを突いた石黒圭『文章は接続詞で決まる』(光文社新書)を読んでいます。 そもそも接続詞とは何か?
最近読んだ本
左から、戸谷由麻『東京裁判』(みすず書房)、坪井善明『ヴェトナム新時代』(岩波新書)、荒井信一『空爆の歴史』(岩波新書)。しばらく読み終わった本の感想を書き込むのをサボっていたので、3冊まとめて投稿します。(^_^;)
最近読み終わった本
左から、山中速人『ハワイ』(岩波新書)、武村雅之『地震と防災』(中公新書)、松本仁一『アフリカ・レポート』(岩波新書) 最近読み終わった本。といっても、新書ばっかりですが。
ユダヤ人絶滅の専門部隊としての武装SS
芝健介『武装親衛隊とジェノサイド』(有志舎) 少し前に、『ホロコースト』(中公新書)の感想を書きましたが、同じ著者のさらに新しい本です。 テーマは、ヒトラー・ナチスの武装親衛隊(武装SS)。親衛隊(SS)といえば、ナチス… 続きを読む ユダヤ人絶滅の専門部隊としての武装SS
これは必読文献! 豊下楢彦『昭和天皇・マッカーサー会見』
1945年9月27日、昭和天皇が初めてマッカーサーを訪問する。このとき、天皇が「私は、国民が戦争遂行にあたって政治、軍事両面で行なったすべての決定と行動に対する全責任を負う者として、私自身をあなたの代表する諸国の採決にゆ… 続きを読む これは必読文献! 豊下楢彦『昭和天皇・マッカーサー会見』
歴史的な世界をとらえるのは難しい
左=大橋幸泰『検証 島原天草一揆』(吉川弘文館)、右=日下力『いくさ物語の世界』(岩波新書) 最近、読んだ歴史に関する本2冊。 1冊目は、吉川弘文館歴史文化ライブラリーの『検証 島原天草一揆』(大橋幸泰著)。寛永14年(… 続きを読む 歴史的な世界をとらえるのは難しい
利根川東遷は後から作られた伝説だった?!
“利根川や関東平野がどんなふうにでき上がったのか知りたいので、なにかいい本ない?” といって元地質屋さんのM川さんに教えてもらった本です。地質年代的なものを探していたのですが、読んでみたら、古代以来の利根川、淀川の変遷や… 続きを読む 利根川東遷は後から作られた伝説だった?!
やっぱり生命はタンパク質の存在様式だ!!
「生命とは、タンパク質の存在様式である」とはエンゲルスの言葉 ((正確には、「生命とは蛋白体〔Eiweißkörper〕 の存在の仕方である。そして、この存在の仕方で本質的に重要なところは、この蛋白… 続きを読む やっぱり生命はタンパク質の存在様式だ!!
イネは株分けで増やしたらしい
池橋宏『稲作の起源』(講談社選書メチエ)。「照葉樹林文化」論批判。 イネの栽培は、焼き畑・陸稲から始まって、その後、水田・直播きが広がり、最後に今のように苗代を作って田植えをするという方法になったと、漠然と考えられている… 続きを読む イネは株分けで増やしたらしい
鉄っちゃん、垂涎の書?! 宇田賢吉『電車の運転』
いや〜、こんな本が読んでみたかったんですよ。(^_^;) 元JR運転士が、電車を運転するというのはどういうことか、運転士が何を考えながら電車を運転しているかを、分かりやすく、しかも詳しく解説しています。途中には、山陽本線… 続きを読む 鉄っちゃん、垂涎の書?! 宇田賢吉『電車の運転』
最近読んだもの
左上から、山本紀夫『ジャガイモのきた道』(岩波新書)、伊藤章治『ジャガイモの世界史』(中公新書)、大庭健『いま、働くということ』(ちくま新書)、長島誠一『独占資本主義の景気循環』(新評論、古本)。 まずジャガイモ本が2冊… 続きを読む 最近読んだもの
買ってみました…
delta16vさんの日々雑感IIで紹介されていた『今日の早川さん』。さっそく1と2を買ってきました。(^_^;) これって、やっぱMacか何かで描いてるのかな。 SFマニアに、ホラー好き、ライト・ノベルズ・ファン、そし… 続きを読む 買ってみました…
芝健介『ホロコースト』
ヒトラー・ドイツでナチスによっておこなわれたユダヤ人の大量殺戮。映画「シンドラーのリスト」や「戦場のピアニスト」で、大きく、重いテーマとなった問題ですが、600万人にものぼるユダヤ人の殺害は、なぜ、どのようにしておこなわ… 続きを読む 芝健介『ホロコースト』
長島誠一『現代マルクス経済学』
書店でパラパラとめくってみたときにちょっと面白そうと思って買ってきた本。どこが面白いかというと、『資本論』にそった経済原論的な本のようでありながら、随所に、現代の日本および世界の資本主義経済、資本主義企業がどうなっている… 続きを読む 長島誠一『現代マルクス経済学』